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人間の心の成長には「安全基地」が必要

今日はアダルトチルドレンについて、少しお話しようと思います。
私自身、機能不全家族で育ったので、どうやら長年アダルトチルドレンだったようです。

自分はなんか周りと感覚が違う。
生きづらい、人生しんどい。

と感じてきました。

ただそれは過去の話です。
ここ2~3年でようやくその感覚から脱することができました。

アダルトチルドレンは病気ではありません。
凝り固まった考え方のクセ、のようなものです。

気質、とも言えますかね。

現在は親とも和解し、旦那からも愛されているので、生きづらさを克服することができました。

アダルトチルドレンについては、自分なりにたくさん勉強しました。

(アダルトチルドレンに関するkindle本を来月出版予定なので、もし興味のある方は手に取ってみてくださいね!また告知させていただきます)


今日はアダルトチルドレンになってしまう原因のひとつ
「心の安全基地がない」についてテーマを絞ってお話していきます。

参考までに、どうぞ(^^)


※アダルトチルドレンって長いので「AC」で表記しますね。



心の安全基地とは


ACの心理を理解するためには、幼少期に目をむけることが重要です。

ACの生きづらさには、さまざまな要因があります。

  • 遺伝

  • 親の教育方針

  • 生来の性格

  • 育った国や文化

  • 受けてきた言葉

など、さまざまな要因も生きづらさの引き金となります。

ただ、その中でも「幼少期の育った環境」というのはかなり大きな影響を与えていることが多いです。

幼少期の家庭環境を深く理解するためには、安全基地という概念を理解する必要があります。

安全基地は、発達心理学や臨床心理学で用いられている用語です。

安全基地とは、子供が何か嫌なことがあったり、辛いことがあった際にいつでも戻れる安心できる場所のことを言います。

例えば、子供が外でいじめられて家に帰ってきた状況を想像してみましょう。

多くの子供は家に帰ってきたのち、「つらかったね」と慰めてもらった経験を持ちます。

安全基地に逃げ込むことができるので、安心感や愛情を感じることができます。

子供が飛行機だとしたら
飛行機の燃料が無くなったり、機体にダメージが出てきたら空港に帰ってきて整備を受けるようなイメージです。

この例で言うと、「空港」が安全基地ということになります。

ではこの安全基地が無くなると、どうなるのでしょうか・・?

これが無くなると、子供は「この世界に自分を受け入れてくれる人はいない」という考えを強めることになります。

子供にとっての世界とは

  • 安全基地(自分の家庭等)

  • 外の世界(保育園、幼稚園、学校)

のほぼ二択です。

ということは、安全基地がなくなると
「安心できる場所がこの世界に存在しない」ということになります。


なので必然的に

「自分を認めてくれる人なんていない」
「自分の味方をしてくれる人なんていない」

という考えが強まっていくのです。

そしてその考え方は大人になってからも継続します。
これがアダルトチルドレンと言われる大人たちです。

大人になったままこの考えを持っていると、いくつかの影響が出てきます。

特に問題が出てきてしまうのは、人間関係ですね。


安全基地の役割を親以外の他者(恋人や友人)に求めて、強い依存をしてしまったり、他者からの賞賛を過剰に求めてしまうようなことになりがちです。

そのため、大人になるとAC特有の生きづらさを感じてしまうのです。

この根本原因はやはり
「この世界に安心できる場所がない」という考えです。

周りへの警戒心が強いため、自分の身を守る行動を取るようになります。
嫌われないように他者へ気を使いすぎたり、そもそも人と深く関わることをやめてしまったり。

どうせ自分は認めてもらえない。
除け者にされるんじゃないか。

このように考えてしまいがちです。
(まさしく私自身がずっとそうでした)

このようにACが生きていくには、様々な障壁があります。

もちろん自己肯定感も低いので、いつも自分に自信もありません。

ネガティブ思考が強くなる傾向にあります。


しかし・・!
実はACにもたくさんのメリットがあることも事実です。

それについてはまた、次回お話していこうと思います。
長くなっちゃうのでね!笑


ではでは今日はこのへんで(^_-)-☆
最後まで読んでいただきありがとうございました。

また明日執筆しますね。

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