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#214 意思ある取捨選択と、その後

人生にはいくつもの「選択」があります。

私たちは生まれた瞬間から死ぬ瞬間まで、習い事、志望校、就職、パートナー、医療など様々なものを「取捨選択」をすることになります。

中高生の皆さんは、特に自分の「進路」に対する取捨選択に迷いが生じることが多いのではないでしょうか。

無数の選択肢の中から常に最適解を選ぶことは事実上不可能ですし、その瞬間は良いと思っていたものが時が経つにつれて、不正解になることもあります(逆もまたしかり)。

大切なのは「自分の意思」を持って何かを決定すること。

そして自分が選んだ選択肢をその場その場で「正解」にするよう努力することだと思います。

バスケットボール男子日本代表の渡邊雄太(フェニックス・サンズ)が1高校生を対象にしたバスケットボールクリニックを開催しました。

彼はクリニックの最後に高校生に向けてこう語っています。

「日本に残っていたらもっと楽できたかもしれんし、もしかしたら別の人生を歩んでいたかもしれない。その瞬間に何が正解かというのはない。いろんな選択をしていかなきゃいけない中で、選んだ時に正解になるか不正解になるかじゃなくて、選んだ後が大事になるから」

何かを続けること、やめること
その場に残ること、去ること
踏ん張ること、逃げること

その場その場の選択自体が人生を決めるのではなく、その選択をした「後」自分がどうできるかの大切さを渡邉選手は語っています。

学校教育においては未だ、児童・生徒の選択に対して否定をする傾向にあります。

適切な助言をしつつも、彼らの心の赴くままに、その決定を尊重しつつ

選択した「後」を支えることが大切です。


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