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売れる本、売れない本はタイトルで決まるそう。

確かに、何かしらインパクトがあるタイトルは、人の心を惹きつけ、購買意欲を駆り立てます。

 村上春樹 氏のデビュー作で群像新人賞を受賞した 「風の歌を聴け」 の応募時の題名は、 「ハッピー・バースデイ アンド ホワイト・クリスマス」 で、井伏鱒二 氏の 「黒い雨」 は、 「姪の結婚」 であったそう。

タイトルだけで中身が全てわかるわけではありませんが、タイトルが何かを読む動機になることもまたある。

英語には、
Don’t judge the book by its cover.
という表現がありますが、大量の情報と時間に余裕がない中で生きている私たち現代人にとって、「その一瞬のインパクト」がマーケティングには大切なのかもしれません。

『9歳までにほぼ決まってしまう…受験家庭5000組を見た教育のプロが考える「頭のいい子」の育て方』

というタイトルの記事を見つけました。

教育業界にとっては、ある意味ではcontorvertial(議論を巻き起こすよう)なタイトル。

頭のいい子って、その定義は何?
9歳までで決まるって、子どもの可能性を信じ続けるのが教育の本質じゃないの?
受験する人しか関係ないじゃない?

ですが、内容は非常にシンプルです。子どもたちのペースで、彼らがやりたいことを支援することが大切。臨界期を大切に、子どもたちを「見守る」ことの重要性が書かれています。

当たり前のことを当たり前に書くと印象が薄くなる一方、パワーがある言葉を使うと何かこう自分の感覚とずれる気がする。

この塩梅が非常に難しい。

私は『Don’t judge the book by its cover.』の支持者。それは教育でも同じこと。人の見た目や記号(Cover)が、その人の全てを表すわけではありません。その内容(Content)を理解し味わうことが大切です。

なかなか社会に適合することはできません笑

それでも、「自分が自分らしくあるために」、そうあるのです。

記事の中にもあるように

きっと誰かが見守ってくれているはず

だから。

PS.
何の変哲もないタイトルですが、私も書籍を1冊出版しております。ご一読していただければ幸いです。


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