見出し画像

ジム日記

⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)

今日はいつもとは趣向を変えて
日記のような感じで
書いていきたいと思う。

この2、3ヶ月
自粛期間ということもあり
家と幾つかの場所の往復しかせず
運動も全くしていなかったため
少し太ってしまった。


僕はダイエットをすることを決意した。

単純に体重を減らすのではなく
むしろ体を鍛え大きくしたいと考えた僕は
スポーツジムについて調べることにした。

インターネットで検索をかけると
有名チェーンの
スポーツジムが幾つか出てくる。

僕はその中でも
誰もが知っている
ある1つのジムに通うことに決めた。

6月のある日
僕は意気揚々と家を飛び出し
スポーツジムへと向かった。

入会をするためだ。

僕が行こうとしていた
スポーツジムは世間的にも
よく名前が知られており

そこは都会のど真ん中にあり
ビルの高層階から
人々が行き交う道路を
見下ろしながらトレーニングができる。

あの高さから
景色を見ながら
運動ができる

きっと壮観だろう

僕の心は高鳴っていた。

電車を使って移動をし
僕はまず激安の殿堂へと向かった。
タオルとスポーツドリンクを買うためだ。

あらかじめタオルと着替えは
持ってきていたが

僕が持ってきた
このタオルはハンドタオルほどの大きさで
小さい
少し心許ない

そう考え
新しく購入することにしたのだ。

売り場に行く

ラインナップを見る

EXILEが使っていそうなタオル

女子中学生が使っていそうなタオル
しかなかった。

究極の二択だ。
ここから選ぶしかない。

僕は頭を悩ませた。

どっちだろう。

僕はその二つの選択基準を
どちらが自分により近いかで
考えることにした。

JCかEXILE

さすがにEXILEだろう
(EXILEファンの方々すいません)

そして次にドリンクコーナーへと向かった。

スポーツドリンクを物色する。

あった!
僕の好きなドリンクが!

視線の先には
水色のポカリスエットがあった。

僕はこの水色のポカリが好きだ。

詳しい成分などは全く知らないが
こっちの方がなんか体に合いそう

完全にイメージだけで
ドリンクとタオルを購入し

僕はスポーツジムが
入っているビルに向かった。


1階のエレベーターホールに着く。

階数を確認する。

ん?

僕は愕然とした。

そこは僕が思っていた
スポーツジムではなかった。

僕は全く違う場所に来ていたのだ。

もう一度場所を調べ直そう
僕はスマホを取り出した。

いや
どうしよう

むしろ
ここにするか?

あらかじめ調べておいた場所とは
確かに違った。

でもこの場所の方がいいのではないか。
自分の運命に委ねてみてもいいのではないか

僕は自身の検索能力の低さを呪った

僕の中の天使と悪魔が会話する。

(財布拾った時以外でも出てくることあるんや!)

結局僕はその場所を離れ
あらかじめ調べておいた
スポーツジムに行くことに決めた。

こんな段階で迷っていてはいけない

固い意志を持つべきだ。

目当てのジムに着く。

そこはそこで
ビルというほどではないが
この大都会のど真ん中に
そびえ立っていた。

中に入る

受付のような場所に行くと
マッチョなお兄さんが対応してくれる。

「入会で来ました」

「なるほど。じゃあ担当の者呼んできますね」

担当じゃなかった。
めちゃくちゃジムの番人っぽい人が
まさかの担当じゃなかった。

奥から綺麗なお姉さんが出てきた。

担当だ

確かにこっちの人の方が
担当っぽい
というか受付感がハンパない。
百貨店の受付と言われても疑わないだろう。

用紙に必要事項を書込み
お姉さんに渡した。

しばらく待ち時間がある。

僕はふと
隣のトレーニングスペースに目を向けた。



マッチョじゃない人が1人もいない
1億総マッチョ社会

僕は1人のおじいさんに
釘付けになった。

なんだあのおじいさんは
ゴリゴリすぎるだろ


あまりにもゴリゴリすぎて
角田伸晃の生まれ変わりかと思った。

(角田伸晃は生きている)

ロッカールームに行き
着替える

これはなんの匂いなんだろうか。


筋トレをしている人独特の匂いが
あたりに立ち込めている。

準備が終わると
トレーニングスペースへと向かった。


(ここからやっとトレーニングの話)


まずは20分ほど走って体を温める。

窓が開いているせいか
夕方の心地よい風が
体に当たる。

やっぱり筋トレというのは
いいものだ。

続いて
器具を物色する。

ジムに来るのが久しぶりだからだろうか。

どの器具もやり方がわからない

説明が英語なのだ。

しかも全ての器具で
同じ色の金属が使われており
鉄のかたまりにしか見えない。

僕はコンクリートジャングルの中を
彷徨った。

わざと首を傾げたりして
初心者の感じを出していると

ゴリゴリ浅黒インストラクターが
話しかけてきた。

話を聞いてみるとどうやら
初心者講習会というものがあるらしい。

今から一時間後だという。

待ってられない。

どうしよう

僕は作戦を考えた。

素晴らしい作戦を思いついた。

名付けて

先に器具
使ってたやつの
やり方
バリ、ガン見する作戦

僕はすぐにこの
通称STYBに取り掛かった。

順調に
色んな器具を回っていく。

途中何度も連続で
同じ人の後になってしまい
軽ストーカー状態になりかけたが
それでもなんとか
色々な器具を体験することができた。

少し休憩をする。
もちろん飲むのは水色ポカリ

はじめて来る場所だからだろうか
なにか気持ちが落ち着かない
フワフワしている。

ふとジムの端っこへと
目を向けた。

水飲み器の横に
ベンチプレスの
ベンチの部分を斜めにしたような
なんの工夫もない
板がある。

滑り台のような形だ。

近づいてみる

なるほど
これは腹筋をする機械か。

非常にシンプルな器具だ。

そこで腹筋をしてみる

すごく落ち着いた。

温かみを感じた。

よく考えてみれば
他の器具は頑張りすぎている。

僕自身がもっと頑張らないといけないのに。

器具自身が積極的に動きすぎているのだ。

大きな器具や
趣向を凝らしたシステムなど
僕には必要ないのだ。

僕は商店街の肉屋で60円ほどで
売っているコロッケのように
素朴で美しいその器具が
すごく愛おしく思えた。

時計を見る

気がつけばここへ来てから
4時間も経過していた。

お家へ帰ろう。

僕は
筋トレの匂いが
先ほどよりも増して強くなった
ロッカールームへと向かった。

今後もどんどん楽しく面白い記事書けるよう頑張ります! よければサポートお願いします😊