2023年に読んだ本 20

⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)

皆さんこんばんは
フリックフラックいっぽです。

いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。

さて今日はね、
2023年に入ってから
僕が読んだ本について
ただただ書く記事の
第20弾です。

記事数が多くなってきたので
今までの記事をマガジンに
まとめました。

去年と同じように今年も、
読んだ順番に書いていこうと
思います。

めちゃくちゃ話題になった本とか

そんなもん紹介されんでも
知ってるわ
みたいなやつは

僕みたいなもんが
どうこう書いても
しょうがないんで

タイトルだけ載せて
ある程度省きつつ
進めたいと思います。

あらすじとかは
ネットで検索すれば
すぐに出てくるので

なるべく内容の核心には触れずに
それ以外の部分、

僕が感じたことや
その本のテーマと深く関わった時の
出来事なんかを中心に
掘り下げていければなと
思います。

それではスタートです。
(一部、敬称略でいきます)








『おいしいごはんが食べられますように』 高瀬隼子


1冊目です。
これは、去年刊行された小説ですね。

第167回芥川賞受賞作ということで
非常に話題になってましたね。

書店でも大量に平積みされていましたし
電車の中吊り広告なんかでも
この作品が紹介されてました。

なので存在は知っていたんですが
なぜか読んでなくて
今回、周りの人たちに
すごくオススメされたので
読んでみました。

メインの舞台が職場で
3人の登場人物を中心に
食事を通して人間関係を描いていく
というような内容なんですけども

一言で表すと
食に違和感をもつ全ての人々に
贈られた物語

といった感じですね。

食に関する違和感って
沢山あると思うんですよ。

例えば
あんまり話した事がなくて
少人数で一緒にご飯を食べるのは
ちょっと気まづい人との
食事とか

先輩に連れて行ってもらった
飲食店で
自分の苦手な食べ物を
勧められて断りづらい瞬間とか

そういう大小様々な違和感って
みんな少しは覚えた事あると
思うんですよ。

そういう人なら
この小説を読んで
何かしら感じる部分があると
思いますね。

すごく読みやすいですけど
所々端折られている部分があって
油断すると
あれ?これどういう場面?
ってなるので
気をつけてください。

あと、余談なんですが
著者の方の出身大学が
僕と同じでした。

こういうの何か嬉しいですよね。




『失恋の準備をお願いします』 浅倉秋成


2冊目です。
これは数年前に刊行された小説ですね。

去年、同じ著者の方の
『六人の嘘つきな大学生』という本を読んで
衝撃を受けたんですね。

これはね、ハイパー話題作なので
読んだ方も多いのでは無いでしょうか。

この作品を面白くなかった
って言うてる人
聞いた事ないですし

そんな人存在するわけないくらい
面白かったので
他の作品も読みたいな
って思ってたんですけども

表紙が非常に可愛らしくて
良いなと思ったので
この本を選びました。

恋愛に関するお話が
幾つか入っていて
それが少しずつ絡み合っていくという
連作短編集のような形ですね。

『六人の嘘つきな大学生』を読んで
こういうお話がまた読みたい!
と思った方は
この本を読むと
かなり裏切られると思います。

同じ作者とは思えない内容ですし
正直な話ね
かなり馬鹿馬鹿しいというか

僕はこの本を先に読んでいたら
他の作品も読んでみようとは
ならなかったと思います。

ここからは完全に僕の予想なんですけど

この作品を書いた頃はまだ
自分の書きたい内容とか
好きな物語を書いていて

『六人の嘘つきな大学生』あたりから
どうすれば
ヒットするのか考えて書いたんじゃないか
ってね

そう感じるくらい
違うんですよね作風が

これは僕の個人的な意見なので
実際のところは全くわからないですけどね




『人間の顔は食べづらい 』 白井智之


3冊目です。
これはね、ヤバいですよ

前回もね、同じ作者の方の
『エレファントヘッド』という作品を
読んでヤバいと書いたと思うんですけど

どういう種類のヤバさかってね
それはネタバレになるので
詳しく説明できないんですけど

この作品が好きだって
公言できない
ヤバさですよね。

例えば、僕は好きな子に
この作品をオススメできないと思います。

どういう内容なのか
軽く説明しますね。

まず、この物語の世界が
食用のクローン人間が
育てられている時代の日本なんですね。

自分のクローンを作って
それを食べる時代になっているんですよ。

主人公は
そのクローンを作る施設で働いてまして

育てたクローンの首を
切り落としてそれを発送する仕事を
しているんですね。

そんな仕事をしながら過ごしてましたら
首を切って出荷したはずの
クローン人間の
商品を入れたケースから
生首が発見される事件が起きるんですよ。

もうここまでで
めちゃくちゃヤバいでしょ

白井智之さんの作品
短いスパンで2本読みましたけど

しばらくはええかな
って思いますね。

正直、お腹いっぱいです。



はい、今日はここまでです。

ここまで読んでくださった皆様
ありがとうございました。

ではまた明日

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