退職直前の大失態!!から仕事への想いと熱量について考えた

退職直前の大失態

22年間勤めた会社を辞めて、起業をします。
最終出社日まであと1週間。
そんなタイミングで、私がリーダーをしているマーケティング施策で大失態をしてしまいました。
お客様向けに作った商品チラシに、ありえない数の誤植があったのです。
たくさんの方にご迷惑とリカバリのコストをかけさせてしまいました。
（関係者のみなさん、最後の最後に本当にごめんなさい。）
出社最終週に残業をして、詫び状を作成している状況です。何やってんだか…！

なぜ大失態は起きたのか

色々要因はあるけれど、総括すると「リーダーの私に、施策への想いと熱量が無かったから」起こったことです。
一緒にやっている品質担保するはずの部署が、全然機能してないじゃん！とか、色々思うところもありますが、総括すると「想いと熱量」に行き着きました。

一応やっておかなきゃ、程度の気持ちでメンバーに指示をして、企画が通るまでは関わっていたけれど、制作工程は任せっ放しでした。主担当は入社2年目で経験も浅かったし、もし施策への想いがあったら、チェック体制の確認や、完成版の確認をもっとしたと思います。
でも、しなかった。

リーダーの想いと熱量は全てに伝わる

定量化できないものですが「リーダーの想いと熱量は全てに伝わる」と、今回の失態で痛感しました。
そして、私はもうここで仕事をしてはいけないな、とも。
私に想いがあったら、私も周囲の対応も違っていたはず。その少しづつの緩みが大きなミスに繋がってしまった。

関係者が聞いたらぶっ飛ばされそうですが、このタイミングで退職をすることが、必然だったのだと確信する出来事でした。
義務感でやっていて成果が出るほど、今の事業環境は甘くない。
社風が大好きでやってきたけれど、不器用な私は想いがあるものを仕事にしなければ、自分も周りも不幸にしてしまうと思いました。

退職直前の今の気持ち

頭の中が、いつもぐるぐる動いていて、落ち着かない心境です。
何故今のタイミングでこんなことが起きたのだろう？と大失態の意味を考えたり、迷惑をかけた仲間たちの顔が浮かんだり、自分で始める事業のやるべき事を考えたり、ちゃんとできるかなと不安に思ったり、イライラして子どもに当たっちゃったなと後悔したり、、、
で、朝3時か4時に目覚めてしまう今日この頃です。

自分が望んで選択した道だし、全然後悔していないのに、やっぱりコンフォートゾーンを抜け出すのは怖いみたいです。
「あぁ、私不安に思ってるんだな、そりゃそうだよ22年間も勤めた会社辞めるんだもん。現状維持バイアス働くのは普通だよね。それでも決断して行動してるんだもん、偉いよー！
そもそも何が不安なの？無いものじゃなくて、あるものに注目してみたら？
あなたが散々言ってたじゃない笑」
大事な友人に言うように、自分に脳内声かけをしました。

　しなやかマインドセットを持つ仲間たち
　多様な繋がり
　一定の収入
　家族
　健康
　・
　・
   ・
「あるもの」に注目してみたら、こんなに恵まれているのに何が不安なわけ？！
と心がすーーっと落ち着きました。
変化を恐れたり、無いものに注目したりは、人間の生存本能だからしょうがない。
それを「おっと、いけない」と視点を切替えるのを忘れずにいきます。
うん、あるものに注目をして、感謝して、周囲の人たちの強みに注目をして、私らしく進んでいけばいいや！

まずは、最終出社日の夕礼で22年間の感謝の気持ちを素直に伝える、だけを考えて過ごします。

追記：最終出社日を終えて

今は、最終出社日を終えた翌朝です。
まだ脳内は興奮しているのか、今朝も早朝に目覚めました。
でもそれは昨日までと違って、こんなに温かく見送ってもらったんだから頑張ろう！！お別れはやっぱり切ないけれど、頑張ろう！！の気持ちです。

最終日のミッションだった「感謝の気持ちを伝えきる」を達成できて、心残りはありません。
22年間会社員として働いた後、自分で選択した新たな道へ進める幸せに感謝をして、頑張っていきます。

❤渋谷衣織の自己紹介です