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妊活、育児、保活を考えた求人検索のコツ

ついに臨月を迎えました、求人広告ライターのいおりです。仕事はまさかの妊娠中期から休職してしまい、現場を一時離脱し、そのまま産休へ突入しまいましたが、皆様はお元気でしょうか?

今回は私が出産する前に自分の知恵を振り絞ろうと思い、自分も妊婦になったからこその目線で求人検索や見方のコツをまとめてみようと思いました!子育てを控えた皆様にとって参考になれば幸いです🌸

求人検索で押さえておきたいキーワード集

とりあえず求人検索サイト、エンジンを何かしら知っているけど、自分に合う求人がヒットしてないかも?と思った方は以下のキーワードを入れて検索し直してみましょう!

①託児所あり、企業型保育園との契約あり

保育園や幼稚園を探す活動を保活と呼ぶのですが、保育園がどこも空いていないリスクを想定して、子どもの保育先をまず確保したい!と思う方もいらっしゃるかと思います。
そうであれば、子どもとほぼ毎日、車や自転車、電車で通勤して、勤務先の託児所や企業型保育園に登園してから出社する生活でも良いかどうか検討してみましょう。

②完全在宅、在宅OK、リモートワーク可、フルリモート可

子どもが産まれたらオフィス通勤より、自宅で働きたい!といったご希望があれば、必ず在宅ワーク(リモートワーク、テレワーク、フルリモート、リモート)のキーワードで検索はいろいろかけてみましょう。

「在宅ワークで前職より給与上げる方法」も実はあります。それは都会や街にある在宅ワーク求人に応募してみることです。

家が田舎で会社自体、少なくて選択肢がほとんどない…という方はぜひ関東や関西の大都市や街にある「働き方を自由に選択できる企業の求人」に思い切って応募してみてください!時給も田舎より良い可能性もありますし、パソコンが1台あったら、どの都道府県の企業とも交流ができるので、きっと刺激のある仕事にありつけるかと思います。

③産休育休取得実績あり、復職率

産休育休は法律上、必ず存在するものなので、これらを取得した社員がいるかどうか、復職率が何%なのかを確認しましょう。男女比も分かるとさらに参考になるかと思います。

取得実績あり、とはいえ1人しか取ったことがない企業と100人取った企業とでは全然、雰囲気が違いますよね?
育休は取った人は多いけど復職する人が0人もしくは少なかったら、マタハラにでもあったのか?それとも育児と両立するには厳しいのか?何か事情でもあったのかなぁ?たまたまかなぁ?など気になってきますよね?

この点で何かしら自信や事例がある企業は大半、数字を自らからPRしているはずなので、検討中の求人が山ほどある方は、この数字があるかどうかで判断しても良いかなぁと思います。

④子育て中の主婦(主夫)

子育て、育児と仕事の両立、といったワードもぜひ検索してみましょう。子育て世代が多数活躍中!といったフレーズがある求人がヒットするはずです。

⑤子ども、体調不良、学校行事

小さいお子様の急な体調不良や学校行事で急な欠勤があっても大丈夫!的な求人がヒットします。慣らし保育や急な発熱による保育園からのお呼び出し、PTAの役員任命が怖い方は必ず検索してみましょう。

⑥時短勤務、残業なし

時短勤務でも正社員で働ける企業も最近増えてきたので、検索してみて損はないと思います。が、中には期限が異なる(子どもが小学生以上になっても時短ができる、できない)可能性もあるので、事前に問い合わせてみると良いでしょう。

マザーズハローワークに行こう

ハローワークもしくは子育て支援センターなどと併設されていたりするのですが、育児中の方向けのハロワがあるので、実際に人と話をして仕事を決めたい人はマザーズハローワークへ行きましょう。ちなみに就職率は90%を超えているので割と早く決めたい、受けるなら内定が出やすい会社の面接だけに絞りたいなどの事情があれば、ぜひ早めにいきましょう!

育児中の人向けの求人検索サイトも見よう

基本はindeedで求人をさっくり検索するのが一番手っ取り早いのですが、最初から育児中の人向けの求人だけ見せてください!という希望もあるかと思います。その場合はいくつかサイトを知っておきましょう。

①ママワークス

スキルが高い、経験豊富なママさん方を在宅ワークOKという条件の元、採用します!といった意欲が高い企業の求人が割とたくさんあるということで評判があるようです。

②女の転職type

派遣の求人も混じっていますが、女性が好きそうな条件と求人は比較的多い印象です。各求人のアピールポイントを見れば副業OKなのか、経験者限定採用なのかなども確認できるので分かりやすいのも良いですね。

③はたらこママ派遣

はたらこネットのママ&派遣求人特化型サイトです。派遣でも良いから時給を上げたい、会社独自の福利厚生でいろんなサービスをお得に利用したい、派遣会社の正社員登用を目指したいなどの希望があれば、何かヒントが得られるのではないかと思います。

④wantedly

もうwantedlyは、いおりが大好きなサイトです(笑)

スタートアップ企業も多々ありますが、働き方などの希望に柔軟に対応している企業もあります。何よりも写真や動画、コンテンツが盛りだくさんで社内で働く人の声がしっかり見えるのが良いなぁと思います。いわゆる採用広報が強めに出たサイトです。

難点は求人票として見れる情報(例:給与、待遇など)は最初少ないので雰囲気が自分に合うかが肝になってしまう点です。が、求人情報は必ずどこかのタイミングで見せてもらえるか、他の求人検索サイトに出ている可能性があるので、まず検索してみましょう。

転職エージェントの面談に行く

これは私の実体験を元にした話なのですが、転職回数が多いと転職エージェントからの紹介案件はほぼ仕事が決まりません😨(転勤族のパートナーがいて職を変えまくったといった方はどうなるか不明です)

なので、初めての転職または訳あって2回くらい転職した人は転職エージェントに探してもらうのもアリです。
とにかく給与を上げたい、役職に就きたい、推薦してもらって転職活動を有利に進めたい、非公開&大手企業などレア求人を探したいなどの事情がある方は、時間はかかりますが転職エージェントに頼み込むのも良いでしょう。

社長、社員のSNSもチェック

また、求人検索サイトやエンジン以外にもTwitterなどのSNSで裏福利厚生を知れることもあります(いい意味で)

・生理休暇(有給休暇)がある
・不妊治療でも使える特別休暇がある
・子どもの体調不良に備えた看護休暇がある
・ご家族の介護休暇もある
・妊婦健診用の特別休暇がある(かなり稀)

こういった情報も流れてきたりもするんで、企業情報はよく見ておきましょう!

思わぬ落とし穴も想定しておく

とはいえ就活では予期せぬ出来事もあるので、いくつかフラグを先に見つけておきましょう。

①パートナーが引っ越しを伴う転勤異動を命じられる可能性があるかどうか

下手したらパートナーを単身赴任で出稼ぎに行かせて、自分はワンオペ育児ワークライフになるリスクもあります。育児サポートや病児保育のときにどうしたら良いか想定し、準備しましょう。
※あとは予期せぬタイミングで親の介護も追加されないかも要検討です。

②コロナが5類になっても在宅勤務できるかどうか

新型コロナが5類になったらオフィス出社を命じます!といった企業もあるかもしれません。自宅なり、契約したコワーキングスペースで働きたかったのに…と思うかもしれない方は事前に面接や電話で出社スタイルの変更の可能性があるか確認しましょう。

③職場ならではのトラブルがないか

これは入社しないと分からない可能性が高いのですが、よくある失敗談を挙げると

・女性が多い職場で、産休育休を取るタイミングや順番がなぜか暗黙の了解で決まっていたらしく、それを知らなかった自分が予期せず妊娠してしまい、おめでたいことなのに職場の雰囲気が悪くなってしまった。
・すぐ体調不良になりやすい子どもがいる社員に対して、欠勤多すぎない?と言う人がいたり、欠勤した人のフォローが大変で他の人のワークライフバランスが崩れて転職離職が相次ぎ、さらなる人手不足に陥ってしまった。
・独身組、既婚組、子持ち組の派閥があり、職場での助け合いや思いやりを大事にしたくても理解してもらえなかった。
・産休育休後は昇格がほぼ絶望的で管理職やリーダーになれない可能性が極めて高く、自身の努力や成果があまり評価されないことが発覚してモチベーションダウン…。

などがあります。本当に難しい課題が企業にはたくさんあるとはいえ、こういうトラブルがあったら嫌ですよね…。

企業によってはハラスメント対策の研修があったり、きちんと対応してくれるハラスメント相談窓口が設置されていたり、産休育休実績だけでなく社員数やマニュアル整備数が多くてトラブルがほぼないケースもあります。子育て世代も働きやすいかどうかはよ~~~くチェックしましょう。

④保活で点数を下げられる要素がないか

各自治体によってルールが異なるので要確認事項ですが、フルタイム勤務であっても書類上、在宅ワークだと「自宅で自力で保育できる可能性がある」と判定されて点数が下げられることもあるようです。やっと仕事が決まったのに結局、保活で不利になった😨ということがないようにしましょう。

また週5フルタイム出勤だったとしても土日祝出勤で平日休みの方は保活で点数が下がる自治体もあります(平日で週5フルタイム共働きが最高点数になったりする可能性があります)。いつが休みなのか、週休2日制なのか完全週休二日制なのかも要確認です。ここでミスらないようにしましょう!

⑤在宅ワークで子育てが楽になるとは限らない

家で小さい子どもと一緒に過ごしながら仕事ができる、というのは非常にメリットを感じる方もいますが、実際やってみたら大変すぎて仕事どころではない事故も結構あります。

・MTGや取材中に「ママ~パパ~見て」を2分に1回は言われる
・ベビーゲートを突破して仕事部屋に乱入される
・イヤイヤ期で親とパソコンの傍から離れてくれない
・とにかく常に泣いていて、仕事で放置していると罪悪感を感じる
・家で看病していたら手足口病などをもらってしまい、自分も体調不良でダウンし長期間休んだ

などなど、楽なようで物理的な距離が短いがために仕事と育児の両立が困難になるケースも余裕で想定できます。仕事に専念できる環境を整えたい人は保育園や幼稚園を活用するか、仕事中はお子さんをご家族に見てもらえるようにするなど検討しましょう。

⑥人事や労務が手続き慣れしているか

労働関係の法律は毎年なにかしら変更があるのですが、人事や総務、労務の方が法律改正やら産休育休関連の手続きやらに疎いと、何かとトラブルが増えます!育休給付金の申請が遅れたからか、いつまでたってもお金が振り込まれない😨母健カードを提出しているのに「これは診断書ではない!休職なんて許さん!」と突き返された😨など、嫌な思いをしたくない場合は面接時か内定承諾書類を書く面談の際に人事や労務の方によく質問をして、適切な回答がくるかどうか敢えて試しましょう。

勝手な思い込みは禁物!高望みして求人を探そう

自身が求人広告を取材した上で、企業の代理で作成する仕事をしているので身近な人によく仕事の相談をされることが多々あるのですが、最近よく思うのは「なんとなくとか、勝手な思い込みで職業選択や働き方の選択肢を狭めることはもったいない」ということです。

よくある思い込みとしては…

・完全在宅ワーク&副業の組み合わせの求人は怪しいのではないか?
・地元に在宅ワークOKの求人がない=家で働ける可能性がない
・自分には資格も経験も無いから事務か営業やればいいや、未経験OKの求人でも探そう
・SNSもやってないし、人脈もスキルもないけど、クラウドワークスやランサーズで稼いでいる人がいるから自分も隙間時間に働けば稼げるだろう
・とりあえず内職を探せばいいか
・今はやりのWEB制作、WEBデザイン、ライターとかやろうかな?やったことないし、勉強もしたことないけど、なんかできそう

などなど、一部の口コミや見よう見まねで仕事を探したり決めてしまって、結局稼げないケースがあるなぁと感じています。

私個人的には「せっかくお母さん、お父さんになったんであれば、もっといろんな仕事や働き方、稼げるようになるための戦略をよく調べてみたら良いのにな」と思います。

もしかしたら起業したり、フリーランスになった方が稼げたり、煩わしい人間関係で悩まずに済んで精神的に軽くなる人もいるかもしれません。逆に正社員採用が決まって安心する人もいるかもしれません。
在宅ワークが良いと思ってたら、1人で黙々と仕事をするスタイルには向いてなかったと後で分かることもあれば、都会企業の在宅ワークを地方でやっただけで給与が上がる人もいるでしょう。

とにかく、いろんな人の経験談や仕事の選び方、探し方、生き方を調べてみて欲しいです。世の中の相場を知って高望みしても良いと思います。

※ちなみに世の中の相場が知りたい人は「求人ボックスの全国のお仕事情報」もみてみましょう。サイトの中盤辺りに出てきます!

周りがこういう働き方、暮らし方をしているから自分も上手くいくだろう!というスタンスで上手くいくこともあるかとは思いますが、今一度、自分が子どもや家族とどう向き合って、仕事をしていきたいか、どんな雇用形態で働けばいいのか、世の中の相場と比較してどう思うかを再検討してみてはいかがかと思います。

一番大事なのは、自分にとっても、ご家族にとっても、企業にとっても良いマッチングが叶い、お互い成果を出し合えることです。皆様にとって最善の選択ができますことを日々祈っています☺

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