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【ちょっとした “つぶやき”】 ~プラスチック金型における心得~ #21.型設計者は設計して図面を描くだけではダメ!

◎どの様な業種の設計者も同じだと思うが、型設計者は設計して図面を描くだけではダメ!

設計者は設計する際、ただ図面を描くのではなく、
関連する様々な分野への知識・知見また経験等を持ち合わせて、総合的に判断をして設計をし、図面を描くべきだと思う。
それが本当のプロフェッショナルな設計者だと思う。

例えばプラスチック金型の設計者ならば、関連する様々な分野、
材料力学や成形技術、機構学、機械力学、工業力学、機械要素、機械工作法、基礎物理学、流体力学、電気工学、制御工学、化学、生産管理&品質管理、・・・・・等々、
材料や力学に、機械系、要素系、電気系、加工法等、金型を作るまた金型で成形する際の材料知識や機構構造知識、生産知識等、勉強し知見を深め、また更に経験値を高め、それをノウハウとし総合的に判断をし、設計しなければいけないと思う。
そうでなければ本当に優れた、精度の高い、耐久性&生産性ある金型や製品は出来ないと思う。

また製造現場へ幾度と足を運び、色々と見て、聞いて、触って等、五感をフルに使って感じる事は大変重要な事だとも思う。金型製造現場でも、成形製造現場でも。
製造現場に通い、機械加工や仕上げ組立調整等の仕方を見て、聞いて、触って等、現場の方から多くの助言や意見を頂く事は、本当に良い勉強になり知識や知見が増える。
またそれらが自身のノウハウに繋がり、今後の設計思想の幅となる。

製造現場から得られる、教えて貰う事は無限に沢山ある。経験をたくさん持った各々スペシャリストばかりなのだから。
製造現場はある意味学校だ、現場の人達は先生だ。
身近に良い学校や先生達がいる事を改めて認識しよう。
設計者は、製造現場に育てられると言っても過言ではないと思う。

型設計者は設計して図面を描くだけではダメ!


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