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なぜXRPに投資するのか?

2017年12月バブル経験後、中々跳ねないXRPに対して、なぜ、XRPに投資しているのか、複合的な理由があるのでまとめておきます。2017年6月頃から参入し、注視し続けてきました。

結論は、(基本的には自己紹介で書いた)様な、自分が好きで盤石だと思っているビジネスモデルをRipple社が作り上げているからです。

1:国際送金×Tech市場、マジでかい

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金融ビジネスは資本効率が良く、多くの大企業が進出したい事業。その金融事業の中で、「国際送金市場」も規模としては大きい。グローバル社会なので国際送金や外貨交換が必須という前提がある。

補足:金融は(金→グッズ→金など)交換しないから効率良い。ソニー、アップル、Amazonなど大企業の新事業で金融事業にシフトしたがるのは、お金を物や人に変えた商売の非効率を知っているため。(ソニー:保険、アップル:カード事業(ほぼGoldman Sachs)、Amazonなら金貸しとか始めるのノリ) 

以上、脱線しました。話を国際送金に戻して、

これだけ世界中で人が移動し、複雑に絡まら世中では、国際的な送金市場も比例して大きくなる。

金融という市場規模がデカイマーケットで、数%のシェア獲得でもビッグビジネス。スタートアップが参入する際の鉄則。

万一、立ち行かずピボットしても金融市場・国際送金市場には大きなパイがある。(プロダクトマーケットフィット:PMFの期間は早々に終了しており、リップルネット(現:ODL)が、銀行やFX企業導入しており、ピボットはなさそう)

他にも、「金融×テクノロジービジネス」は、PER(期待値)も高く、ファイナンスし易い。高利益、高効率だから儲けが出やすい。I Love this。

2:課題解決型で高効率のビジネスモデル

課題解決型のスタートアップというのも好感。課題ある所に、法人のペインポイントがある。

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法人の痛みは其々ですが、Rippleの注力領域はコスト起因なのが良い。

コストが痛い!と思っている企業へ、課題解決型サービスを提供すれば、法人に痛みがある以上、課金対象になりうる。

Rippleが解決したい課題の1つが銀行のFixedコスト。

つまり海外のコルレスバンクに、不要な外貨一杯溜め込んで未使用のまま眠っている金は、(在庫じゃないから腐りこそしないが)資金効率悪い。本来運用すれば儲かってたのに!となり、結果的に銀行のコストになっている。

なので、この固定コスト課題を(幾らか払い)解決したら、今まで失っていたコスト分が「丸々利益」となる。(売上ではなく、コスト削減の良いところは、コスト削減分が丸々利益。売上は増やしても同時にCogsが上がるので、丸々利益に直結しない)。

「コスト削減分の利益」と、Rippleが提供するサービス(ODL他)の費用に、投資対効果があるならコスト削減に費用を払うはずだ。

これまた余談だけど、「リストラコンサルも同じ論理。景気が悪く、人が余っている状況下で年間払うコスト(年収×人材数)よりも、一時的にコンサルに払う毒饅頭(高額出費)は飲込み、「長期的な人件費コスト削減」が、毒饅頭(投資金額)より上回れば、リストラコンサルが人材流動性を高める様にHRコンサルティングを実施します。

要するに、費用をかけてでも、コスト削減分の利益が出るなら、ペインポイントに対して、企業は金を払う。これが真理。

3:「相対」サービスなのでネットワーク効果

「自分が利用すれば相手も利用せざる得ない」=1人が使えば、相手も利用。これが「相対」のサービス。

つまり、顧客が2倍・2倍・・となるのが、国際送金市場。当然ですが、送り手がいれば、受け手がいる。

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例えるなら、インターネット黎明期に、メールアドレスが有料だった時代があります。(マジかよ!!)

メルアド作成が有料時代の文脈で、Hotmailが「無料」メールアドレスを作れるようにし、皆が次々使い始めたのと同じで、倍々ゲームでユーザーが増えていく。

これが続くと、指数関数で利用者増加し、結果的に「ネットワーク効果」が効き始める。つまり、ユーザー自体がマーケティングの媒体になり新規顧客を自動で刈り取ってきてくれる。皆がZoom使ってるから自分もZoom使おう。のノリだ。

自動増殖ほどおいしいマーケティングはない。便利は最強。インターネットの「ネットワーク効果」の破壊力は大発明。利用しない手は無い。

4:天才Geekベンチャー

Ripple創業の一人にがいる。天才感すごいっすよね。あれだけで博士感ある、信じちゃいますよ。

2019、XRPコミュニティ主催によるMeet upにもきていて人柄も良好。優れた人間って、こういう人なんだなという感じ。

そういうリーダーシップがある人材がいると、米系のサンフランシスコベンチャーの頭脳たちにも魅力的に移り、天才たちがどんどんRipple社にジョインしていく。

入れ替わりが早いのがスタートアップで、さらにシリコンバレーと言う競争環境が激しい場所にあるため人、材獲得は、一番重要なトピック。テックカンパニーで在庫がある様な商売ではないため、コードが一番重要。つまり、コードを書くエンジニア人材獲得が一番コストが高い。

金があるだけでは集まらず、ビジョンやミッションがイケテないと優秀な人は集まらない中、テックリーダーがいるのは頼もしい。(もちろん創業者や魅力的な投資家たちも)

シンプルに、プログラミングコードを母国語(英語)で書く有利さは最強。日本語で動けーとか書いているのと同じだもんね。

5:米国系(英語可=最初から国際市場)

英語がグローバルスタンダードな以上、アメリカ在住で、英語でビジネスを始め、イケると腹を決めたら、世界中に出動出きる体勢なのはスケールする上で重要。

当たり前だが、英語を全員が話せるので、外国参入の障壁が比較的低い。英国、豪州・・他、現地人のパートナーと組むとしても、対話が早く、意図も伝わりやすい。この辺羨ましい。。。

英語が通じにくい日本やアジア諸国では、強力な現地パートナーと提携する他ない。言語って大事ですね。日本人としては、Emi さんがRipple本社にいるのも魅力的で、心強い。ハーバードMBAのパッキパキのエリートですね。

6:資金調達

上記の様な企業だからこそ、資金調達も順調。Crunch Baseによれば、スタートアップにもかかわらずスタートアップに投資可能な現金がありマネーグラムという国際送金市場で著名な企業の株式取得で経営権を入手したりが可能。

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さらに、Xpringというスタートアップに投資する様なアクセラレーター兼VCの様な活動で、XRP利用するWEB アプリケーションスタートアップに投資をしている。

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もはや何がなんだかわからないほどこんなスタートアップを見たことがない。メガユニコーンとはこのことだ。投資中のWeb スタートアップの、どこかしら当たれば XRP利用が増え、Rippleにとっても都合が良い.これぞエコシステム。

7:W3C:ルールを制する物が強い(WEB=ブラウザ的な世界

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W3Cとは、World Wide Web Consortiumは、World Wide Webで使用される各種技術の標準化を推進する為に設立された標準化団体、非営利団体。略称はW3C。 ティム・バーナーズ=リーが創設し、率いている。

 インターネット業界の超大物、ティムさんは、確かRippleの大型イベントSWELLにも登壇していましたね。

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www(world wide web)への接続入口はブラウザーです。(Chrome, Edge, Safari, Firefox etc)。ブラウザが全てと言っても過言ではない。

で、そのブラウザーの「規格」を決める業界団体がW3C。Apple, Google, MS,だけじゃなく周辺開発企業もW3Cに参画していて、Rippleも連携している。

詰まるところ、要するに未来のインターネット会議をしている。各企業のR&D天才たちが、次のネットではこうしたい、えぇー!まじホットだぜ!スゲェー、やろうぜー!みんなの利益になるしー!、と話合い、規格を決める(こんな単純じゃないですよwわかりやすくしました。)

結局は、ルールを決める奴が一番強い。これが真理。ルールを作ることが勝利の第一条。

8:Pay IDプラットフォーム

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2020年6月突如公表されたPay IDという、送金アドレスをシンプルにするための団体が設立されRippleが推進している。

上記W3C同様、PayIDも、新しく破壊的技術が登場する際には、業界団体を牽引し、ゲームのルールを作成者が最強。

自動車産業・インターネット産業でも「業界自体の規格」を団体で設立し、その中で決めた規格を団体メンバーやそのサプライヤー達が一気にフォローするようになっていく。

例えば、欧州自動車会社は、欧州の「規格開発」が旨く、ベンツや BMW が、コンソーシアムで規格制定し、部品・サプライヤーは「その規格に従わなければいけない」強烈なルールがある。

ディーゼルエンジンの排ガス規制などが良い事例。

自然や環境保護の大義名分で規格制定し、海外メーカー、部品会社は、排ガスの規格に強制的に従う必要あり。

規格団体は規格を満足する際に必要な計測器・分析メーカーなどが参加し、規格制定するるため、自社に都合が良いよう規格を作る。

6と重複するが、同じことがインターネット業界でも起こり、ブラウザを開発しているChrome, Edge, Safari,Firefox(つまりGoogle, Microsoft, Apple etc)は、ブラウザ上のルールをW3Cで決定する。

アプリケーション企業は、規格フォローが必須となる。日本のW3C団体に顔を出したりしたことがあるが、NTTの様な通信・インフラ企業、アプリ企業、ブラウザ企業など様々な会社からエンジニアたちが出席していた。
規格が公表される頃、団体内のエンジニア達は自分達の知り得るルールで開発を猛スピードで実施している。一歩も二歩も先んじられる訳だ。

決済や送金市場で「送金アドレス簡易化・統一」規格開発をする団体がPayIDになるのであれば、大いに期待したい。

それほどまでに、コンソーシアムでのルール作りは重要。今回は金融というデリケートな領域なので、決済法やマネロンなど、SECやら取締る機関が多く、ややこしい所ではあるのが悩ましい。

9:Rippleの日本市場

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上記あたりを考慮し、日本市場ではSBI HDのような大企業でがJVでSBI Ripple Asiaを運営しているのが心強い。SBI HDはもはやフィンテックコングロマリッドで、出資企業も数知れず。

つまり、大資本でパワープレーが可能。

金にものを言わせてユーザー獲得や、企業買収ができる。弱小ベンチャーでは太刀打ち不可能で、他業界の大企業をDisruptする可能性がある(Rippleの場合、NTT dataの様な決済インフラを提供していた企業、メガバンクetc が喰われる可能性)

SBI HDは上場企業のため、投資家の圧力があるためコミットが必須。つまり、ベンチャーとは違い、腹の決め方が違う。やっぱやめますぅと言い出し難いので、力づくでも成功させる気概がある。(はず。)

(早いか遅いかは諸所あるが)LINEやPaypayなどの提携や、メガバンク構想の事業開発進展状況も皆見えるため。投資するに値する。


10:コミュニティが真当

自分は2017年春参入で、それ以前・以降のTwitterの先人の発言、ブログ、解説を読みあさり、有り難く解説記事を受領。あーなるほどこりゃスケール(倍々ゲーム)するわと納得し、社内同僚たちとDiscussionを繰広げ、確信を革新。主にウォッチさせて頂いているのは下記の方々です。

まとめ

なぜ XRP に投資しているかを総合的にまとめました。他にもこれは!と思うような投資の理由が見つかったら、ここにエキスを追加し、まとめて記述していきたいと思います。

職業病なのですが、スタートアップやベンチャー投資をしたり、自分たちで新規事業開発をしている手前、新し企業が出てきても「これは!お、面白いスタートアップだ!」と感じなくなったが、Rippleは興味が継続中。

あくまで自分の考えであり、XRP投資を推薦もオススメする訳では無いので御留意ください。自分の頭で考えることをお勧めします。




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