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日記(2020/4/25):私家版怪味おつまみ『パーフェクトミックスナッツ』(2日目)


さて、昨日は、『パーフェクトミックスナッツ』というのを思いつき、少しずつ作ってみる、ということをしていきました。
具体的には、コストコのミックスナッツに、旨味三種を追加した訳です。

・旨味(グルタミン酸系)・微潮的しっとり感
ドライトマト
・旨味(イノシン酸系。グルタミン酸との相乗作用で旨味が強くなる)
ふつうの花削り鰹節
魚粉
・旨味(グアニル酸系。グルタミン酸との相乗作用で旨味が強くなる)
乾燥ポルチーニ茸
・甘味・酸味

・苦味

・塩味・脂味(第六の味覚の候補と呼ばれる)・脆脆的カリカリ感
コストコのミックスナッツ
・デンプン味(第六の味覚の候補と呼ばれる)

・カルシウム味(第六の味覚の候補と呼ばれる)

・コク味(第六の味覚の候補と呼ばれる。相乗作用で他の味を深くする)

・辛味(辣味系。舌がヒリヒリする)

・辛味(麻味系。舌がジンジン痺れる)

というところまで行ったのでした。

これを、さらに、やっていきましょう。

・旨味(グルタミン酸系)・微潮的しっとり感
ドライトマト(1袋80g)
・旨味(イノシン酸系。グルタミン酸との相乗作用で旨味が強くなる)
ふつうの花削り鰹節(小分けパック1袋2.5g)
魚粉(2.5g)
・旨味(グアニル酸系。グルタミン酸との相乗作用で旨味が強くなる)
乾燥ポルチーニ茸(10g)
・甘味・酸味
乾燥ミックスベリー(50g)
・苦味
ブラックココアパウダー(10g)
・塩味・脂味(第六の味覚の候補と呼ばれる)・脆脆的カリカリ感
コストコのミックスナッツ(1箱=1.13kg)
・デンプン味(第六の味覚の候補と呼ばれる)
さつまいもチップス(100g)
・カルシウム味(第六の味覚の候補と呼ばれる)
ふつうの粉チーズ(10振り)
・コク味(第六の味覚の候補と呼ばれる。相乗作用で他の味を深くする)
貝柱だし顆粒(2.5g)
・辛味(辣味系。舌がヒリヒリする)
ふつうの一味唐辛子(20振り)
・辛味(麻味系。舌がジンジン痺れる)
五香粉(40振り)
花椒(砕いて5振り)

これらの食材は、基本的には金沢市程度の地方都市デパ地下なら調達出来るでしょう。おそらくは業務スーパーとかでも概ねイケるはずです。

味? すごいよ!
主たる味わいはやはり塩味・旨味三種・脂味・コク味ですね。
そして、これを補う甘味・酸味・苦味。
うっすらと感じるデンプン味・カルシウム味・辣味。
後味に残る麻味。
たいてい、ミックスナッツを食うと、手が止まらないのですが、これは満足感があるので、ゆっくりゆっくり味わって食える。勢いよくポリポリ食うには向かなくなるという話でもあるが)

基本的には大成功です。90点あげちゃう。

あとはそれぞれの調味料や食材の量のバランスを考えます。多分今の配分は別にベストでも何でもないでしょう(個人差もあるだろうし、上の値は参考にしかならない)。また実験ですね。

あと、予想していなかったのですが、口感(食感)でも、いろいろ改善の余地はありそうです。
ミックスナッツの、主たる脆脆的カリカリ感を、さつまいもチップスが補強し、少しソフトアンドウェットなドライトマトやミックスベリー微潮的しっとり感が受け留めて、バランスがいい。

香りもそうですね。
本来は花椒分に期待して五香粉を入れたのですが、結局は麻味が足りないので、花椒自体を投入してしまったのです。
しかし、五香粉、乾燥ポルチーニ茸とブラックココアパウダーとも相まって、不思議ないい香りになっています。これそのものは偶然の発見で、予想外の成功だが、まだまだ改善の余地がある。

こっちは反省点ですが、視覚的要素ですね。
ブラックココアパウダーの黒はすさまじく、ビジュアルが、なんか、こう、えげつないことになってしまった。
あと、手が猛烈に黒く汚れるので、そこは本当に気を付けましょう。お手拭きが要りますね。困る…

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示唆に富む実験でした。結果には満足しています。

今後の目標は、「こうして出来た『パーフェクトミックスナッツ』を他の料理に応用する」ことです。
何かというと、以前『よくばり宮保腰果鶏丁』というものを作ったんですね。あれに応用できないかと思って。

たぶんものすごいものが出来るんじゃないかな。またいつかやっていきましょう。

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