Interactor

株式会社Interactor 代表取締役 コンピューターのシステム開発をしています。

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最近の記事

文学フリマ東京

 寺井さんに誘われ羽田空港近くの流通センターまで文学に関するフリーマーケット「文学フリマ東京」に行ってきました。寺井さんは「まずい棒」などを企画しビジネス化している尊敬する企画者兼実現者です。「やりたいな」と思ってるのにやらないとか、やる前から「無理でしょ」と決めつけずに、周りの人を巻き込んで収益化するところまで実践するから凄い。 周りの人を巻き込める寺井さんの人柄だから出来るんだと思います。いつも低姿勢でお坊さんみたいです。  今回のこのイベントに誘われて初めて文学のフリ

    • 視点、視座、観点

       人が物事を観察するとき、何を「基準」として観察するかということが新しい知見、新しい打開策を見つけるヒントになると思っている。ビジネスにおいて様々な戦略論があるけれども、その戦略論はビジネスを行っていくうえでの視点、観点、視座を与えてくれるものに過ぎないと思う。全ての人が世の中の全ての戦略論を熟知していたとする、そうしたとき全ての人がビジネスにおいて勝利するかといったらそうではないと思う。 サッカーのルールを知っている人が必ず勝つとは限らないのと同様に。  目の前にひとつ卵が

      • アジアの最貧国2 大金持ちに会う 

         舗装されていない赤茶色の土を歩く人や、リキシャに乗って移動する人などを私は道の端っこに座って眺めていた。休日でやることもないなとイスラム教のお祈りの響く街でボーっとしていた。 ふと、一人の男性が話しかけてきた。「どっから来たのか」とか特に内容のない話をしていた気がする。何気なく「Do you know Prince Moosa?」と聞いてみた。そしたらなんと「Sure. He is my boss.」と驚きの返事。 プリンス・ムーサはバングラデシュの億万長者です。現在は人

        • アジアの最貧国

           アジアの最貧国と呼ばれているバングラデシュにビジネスビザで滞在していたことがあります。バングラデシュの中で最も高級な地域のグルシャンに住んでいました。  バングラデシュに着いて一人で住むつもりでいたのですが、マンションに着いてみると何故か複数のバングラ人が住みついていました。知人の仕事仲間達だったりするのだけど、なんで勝手に住んでるんだ?と思いつつ、「一人で住むには無駄に部屋が広いし、まっいっか」と彼らと一緒に住んでいました。お風呂場は3つあったしトイレも3つある家でした。

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          サングラスの危なく黄色いやつ

           電車の時刻までまだ30分あったので、駅構内のコンビニでサンドイッチとお茶でお腹を満たしていた。店内で飲食するなら消費税は10%で、お店から一歩でも外に出て飲食するなら8%というルールに、この2%の違いはなんだろうか?と考えながら「まぁ、座席台ということにしておこう」と自分自身を納得させていた。  軽くお腹を満たしたので、一服しようと喫煙所へ向かった。コンビニで新しく買った煙草の包みを開け、カチッカチッと煙草に火をつけた。スーッと立ち上がる煙の向こうに山々の緑を見ていた。  

          サングラスの危なく黄色いやつ

          インドの落ち武者

           数年前、中古の真空蒸着機をインドに輸出した会社の社長から相談され、インドのムンバイへ行った。真空蒸着機は真空にした釜の中で材料をレーザーで蒸発させて、釜の内部に設置した物にコーティングをする機械である。メガネのレンズのコーティングなどに使われている。その機械を駆動、監視する中古のソフトウェアを動かせるようにするのが目的だった。GE製で既に販売もメンテナンスもされていないソフトウェアで、ライセンスキーもなかったので動かすことは不可能に見えた。VBで作られていること、データベー

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          洗い場に行ったら手ぶらで戻るな

           お昼、焼きそばと豚キムチ炒飯を作った。 いかに段取り良く、料理をして片付けるか考えながら体を動かすのは気持ちがいい。  昔、チェーン店のとんかつ屋でアルバイトをしていたことがあるのだが、アルバイトを始めた頃に店長に言われた「お皿を洗い場に持っていったら手ぶらで戻るな」という言葉を思い出した。  調理中に使ったものを業務用の洗浄機に放り込むのだが、洗い終わっているお皿や調理器具を次に使えるように持ち帰らなかったため注意されたのである。 注文が入ってから10分以内に提供するよ

          洗い場に行ったら手ぶらで戻るな

          霧しな蕎麦とVR

          9月ですが暑い日がまだまだ続いています。 お蕎麦を食べたくて近所の商店に自転車に乗ってお蕎麦を買いに行きました。 店内に入りお蕎麦を探していると店主のお爺さんが「何かお探しですか?」と声をかけてきました。「お蕎麦ありますか?」と聞くと「ありますよ。奥の棚です。」「信州の蕎麦があるでしょ。それはね、ここら辺ではうちしか仕入れてなくて美味しいよ!」「蕎麦好きの人に在庫取っておいてと言われるんだよ」と霧しな蕎麦をオススメされました。それではと、その麺を取りお会計へ。 「焼酎をクイ

          霧しな蕎麦とVR

          ブロックチェーンとお漬物

           ブロックチェーンを使ったNFTの興奮が冷めてきているように感じます。ハイプサイクルでいうと天辺にあった期待値が下降のフェーズに入った幻滅期のところでしょうか。  NFTが何かというと、ブロックチェーンにコンテンツのデータの所在地であるURLが記録されているだけのものです。サーバーにあるコンテンツの画像は改変できるし、他のデータに変更することも可能です。ブロックチェーンに記録されているURLを改変することは不可能ですがね。 そんなNFTを使ったゲームを開発して売り出そうと

          ブロックチェーンとお漬物

          境界面

          システム設計するときには、統治すべき領域や、領域間で情報をやりとりする方法をよく検討することが重要です。ある領域でやるべきことを他の領域でもやってしまったり、やり取りする方法を無視してしまったりするとうまく統治できなくなります。  ある山村で狼煙を使って、山村の人々に残りの魚の量を伝えていました。漁村の人は山村の狼煙を見て魚を売りに行っていたところ無駄なく山村に魚を売ることができていました。ある日、漁村の人が狼煙を見て魚を売りに行ったところ、多すぎる魚を持っていったため、魚

          強化学習

           人工知能の1つの手法として強化学習というものがある。ある目的のために行動するとき、選択肢の中で最も良さそうな行動を基本的には繰り返すが、確率的に、例えば5%の割合で他の行動も試して、より良さそうな選択肢を探索していくアルゴリズムが基本的な強化学習のε‐greedy法と呼ばれている。(かなり説明を端折っているが) 例えば100%の割合で前回とは異なる行動を選択したら、より良い選択肢を見つけられる可能性は減るだろうし、1%の割合でもより良い選択肢を見つけられる可能性は減るであろ

          強化学習

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          コロナに罹患したからだろうか、それとも年を取ったからだろうか。物覚えが悪くなったように思う。物覚えというよりも記憶を引き出す力が衰えているように感じている。 頭の中の奥底でうごめいているであろうゴミのような情報を書き出すことで頭の掃除をすることにした。というのもfacebookに毎日のように誰宛というわけでもなく文章を書いていたときには、頭が整理され様々なアイデアが次から次へと湧いてきていたからだ。外に出て色んな人に会っていたからかもしれないが。 コロナで「テレワーク」が多く

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