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アジアの最貧国

 アジアの最貧国と呼ばれているバングラデシュにビジネスビザで滞在していたことがあります。バングラデシュの中で最も高級な地域のグルシャンに住んでいました。
 バングラデシュに着いて一人で住むつもりでいたのですが、マンションに着いてみると何故か複数のバングラ人が住みついていました。知人の仕事仲間達だったりするのだけど、なんで勝手に住んでるんだ?と思いつつ、「一人で住むには無駄に部屋が広いし、まっいっか」と彼らと一緒に住んでいました。お風呂場は3つあったしトイレも3つある家でした。と贅沢に聞こえるかもしれないがお風呂はまともにお湯は出ないし、水道水には土が混ざっているので茶色い。台所にはたくさん黒いテカテカしたやつが出てくるし落ち着ける家ではありませんでした。 
 バングラデシュはたいへん蚊が多いので蚊帳は必須です。「アミ モシャ マルボ」と言いながら毎日蚊を退治していました。
アミは「私は」モシャは「蚊」マルボは「殺す」という意味です。
アミ トマケ バロバシは 「私は あなたを 愛してます」 という意味。
「これ 食べる?」はエタ キー?
エタはこれ、キーは食べますか?の意味。
バングラデシュの公用語であるベンガル語は日本語と語順が同じなので簡単です。
単語を覚えるだけですんなり話せます。
アミ ヘテ バシャ ジャボ
私は 歩いて 家に 帰ります
 路上で知らない人に声をかけられることが多いし、ベンガル語で返事をすると喜ばれます。
 ある程度お金のある家庭はお手伝いさんを雇っています。それが地方の村出身の貧しい人にとって、住み込みで食べ物を食べられるしお互いにWinWinなのです。
 勝手に家に住み着いていた地方の村出身の青年は毎朝ご飯を作ってくれました。
毎日同じ味の旨味のないカレーでしたが。
 
 ビジネスビザの滞在期間が切れるので一度別の国に出てまた戻ってこようとシンガポールへ行きました。日本から考えるシンガポールまでの距離感と異なり近いので気軽に行けます。
 シンガポールではタイから旅行に来ている女性と隣のベッドになりました。話を聞くとタイのカオで働いてるそうです。「カオ?」よくよく話を聞くと日本の花王のことでした。日本の会社が海外に事業所を作って雇用を生み出し貢献しているのが何だか素晴らしいなとおもいました。
 タイからシンガポールは近いので、頻繁に旅行に来ているそうです。海外旅行という観点で考えると日本はなんて僻地なんだと思います。海に囲まれているから海の幸が豊富ですがね。
 一緒にサイクリングをしようと彼女がいうのでシンガポールを自転車で周りました。
シンガポールはとても小さな国なので自転車で一周できます。
シンガポールの夜景はとても綺麗です。
 
話をまとめるにはもう少し書かないと終わりそうにないですが、今日はここまで。
半強制的にイスラム教徒にさせられた話、億万長者の武器商人に会った話など他にもあるんですが書くには時間がかかるのでまたいつか。
 
 あっそうそう、バングラデシュに行くことがあったらミスティというお菓子を食べてみてください。甘さを超越した甘さで脳天にショックを感じます(笑)
 


 
 

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