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サングラスの危なく黄色いやつ

 電車の時刻までまだ30分あったので、駅構内のコンビニでサンドイッチとお茶でお腹を満たしていた。店内で飲食するなら消費税は10%で、お店から一歩でも外に出て飲食するなら8%というルールに、この2%の違いはなんだろうか?と考えながら「まぁ、座席台ということにしておこう」と自分自身を納得させていた。
 軽くお腹を満たしたので、一服しようと喫煙所へ向かった。コンビニで新しく買った煙草の包みを開け、カチッカチッと煙草に火をつけた。スーッと立ち上がる煙の向こうに山々の緑を見ていた。
 3分くらい経っただろうか、駅から電車到着の音楽が聞こえてきたので、さて行くかと決心し煙草を灰皿に捨てようとしたその時、目の前をサングラスをかけた危なく黄色いやつが横切った。
 「うわっ!」
とっさに頭を引っ込め喫煙所から飛び出した。5mほど離れても、まだそいつは蛇行しながらフラフラと近づいてくる。私は更に遠くに逃げるように離れ、そいつがいなくなるのを待っていた。
 駅から出てきた人や、バス停でバスを待っている人がこちらを不思議そうに見ていた。
人通りの少ない駅前で一人、酔拳をやっているように見えたかもしれない。
「うわーぁ恥ずかしい」と頬が温かくなるのを感じた。
 危ないやつが見えなくなって、手に持っていた吸い殻を喫煙所の灰皿に捨て早足で駅へ向かった。
 
 自宅の庭にもスズメバチが定期的にやってくるので、ペットボトルで作った罠を仕掛けています。昨晩、刺されて亡くなった人のニュースを見たので怖いなと思いました。防護服を着ていてもやられるなんて。その人は仕事に出かけるとき今日死ぬなんて思ってもいなかったんだろうなって。
 
 地球に生命が誕生してから途絶えることなく命を繋いできて自分自身が、そして周りの人達が同じ時を共有している奇跡。
洞窟で暮らしていた時代、狩猟をしていた時代、人々が争っていた戦国時代など絶えず命を繋いでることを想像するとなんて凄いことなんだとワクワクします。
 
 木星の周りを周っているエウロパには水や炭素があるそうです。もしかしたら意外と近くに地球外生命体はいるのかもしれません。
  

 

 
 

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