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【セミナー要約】株式会社トレタ主催 配膳ロボット・モバイルオーダー・モバイルチェックシートを知りたい

8月22日火曜日 14:00~15:00
株式会社トレタ主催
【飲食店向け無料セミナー】最強の店作りメソッド! 圧倒的利益を生み出す店舗運営DXの勝ちパターン

アーカイブ視聴が可能だったので、申し込みました。
タイトルに「圧倒的利益を生み出す」と書くのって、強気だな。
というのが第一印象。
セミナー内容の要約と、感想などつづります。
約1時間のセミナーを理解するお手伝いになれば幸いです。

登壇3社のご紹介

まずは、登壇する3社と今回セミナーで紹介する商品サービスの説明。
この商品サービスによって、「圧倒的利益がどう生み出されるのか」を見ていきます。
今回、導入サービスの事例紹介としては複数店舗運営の中規模店舗以上が対象のイメージ。
ですが、使い方・費用によっては小規模店舗、1店舗からでも活用できるのかな。という例もありましたので、ご参考に。

(以下、敬称略)

・山本 雄士
株式会社DFA Robotics 執行役員 CRO / セールスディレクター

某チェーンファミレスでよく見かける、猫型配膳ロボットを提供する会社。

・石塚 賢吾
株式会社インフォマート フードマーケティング部 部長
串カツ田中と共同開発したツール「V-manage」サービス紹介。

・中村 仁
株式会社トレタ 代表取締役CEO
モバイルオーダー“トレタO/X”。

猫型配膳ロボットは、ファミレスくらいしか活用できない?

事例紹介で、30席程度の居酒屋での導入実績の説明があり、イメージが変わった。
ファミレスなみのスペースや席数がないと、効果がなさそうなイメージがあったが、料理提供だけではなく、下げ善、バッシングを大量に運べるのでホール人員2人くらいの替えになるそうな。
確かに、人間の腕2本で運ぶ量と、ロボットに積める量では、人<ロボット。
動きのスピードは確かに人に軍配が上がるが、一度に大量の物を運ぶ利点を活かせると効果バツグンのよう。

説明の途中にトレタの中村さんが言っていた「ディシャップの延長」。(ロボットがいる)隣までディシャップが延長してきてる。という一言が分かりやすい、と思った。

費用とそのお店の営業スタイルによりけりだが、人手不足で将来的な人員確保の一要素として検討してもいいかもしれない。

あと、意外とあのネコ、人気がある。


「おもてなし」は対人でしかできない?

次は、トレタのモバイルオーダー“トレタO/X”。
このサービスは、ダイナミックプライシングの事例で紹介したことがありました。(まだ焼き鳥、食べてない。。。)

今回は、『塚田農場』の導入事例をあげながら説明。
モバイルオーダー以前・以後でオーダー数や客単価の変化がある。

特に客単価が上がっている事実は、今まで、人がオーダーを取っていたときには、見えない「オーダー取りこぼし」があった、ということ。
欲しいタイミングで近くにスタッフがいない。スタッフを呼んでも来ない。
また、どこかのアンケートで飲食店のわずらわしさは、「スタッフを呼ばないといけない」というのも見たことがある。
オーダー取りたいな、キョロキョロ。のタイミングで、スタッフが近くにいないと、そのご注文は後回し、もしくは諦められてしまっていたということか。

もちろん、お連れ様同士での気を遣う中で、「自分の飲み物、空いちゃったけど他の人はまだだよな~、どうしようかな~、もうちょっと待つか」のようなオーダーパスもあるだろう、なので一概には言えませんが。

少なくとも、「お客様の注文したいタイミングで、オーダーを受けられる」のがモバイルオーダーの魅力の一つ。

もしかしたら、今までの店舗では、お客様的に"満足のいくオーダー体験"ではなかったのかもしれない。
なんとなく今までの飲食のDXでは、人に代替することは人員不足のためやむなくで、お客様のことを考えると、人が関わった方が満足度はもちろん高いよね。
という思い込みを持っていたけど、実はそんなことなかったのでは。

さらに、“トレタO/X”が他のモバイルオーダーと差別化する点は、「導入する店舗に最適化する」=「導入する店舗のおもてなしをモバイルオーダー上で実現する」

導入事例の、料理の動画の作りこみなんかを見ても、確かにしょぼいテキストオンリーのモバイルオーダーとは一目見て違う。飲食店に来て「なに食べようかな~」のわくわくを、そのまま維持、さらに加速させてくれる。

話を聞くと、確かにいいなぁ。と思うが、でもお高いんでしょう?


店舗運営管理は店長でしかできない?

お次は、インフォマートが串カツ田中と共同開発したツール「V-manage」サービス紹介。

とっても簡単・単純に言うと、紙のマニュアルやチェックシートを電子化したアプリケーション。
人(主に店長)に依存する日々の業務を明文化し、共有。業務を属人化させず、業務効率をアップさせる。
また電子上でチェックを行うことで、店舗にいないSVやマネージャーも進捗を遠隔で確認できる、という代物。

利点の一つとして挙げられていたのが、「業務の棚卸し」

業務を明文化する過程で、「この作業ってこの時間にやるものなの?」「これって本当に必要な作業?」と、無駄・非効率を洗い出せる。

人手不足の中で、業務をそぎ落とし、必要なことだけをまとめたシャープな業務項目が、店舗に行きわたれば、確かに生産性があがり利益を生み出す、と言えるかもしれない。

しかし、ただのチェックシートって形骸化するよね。

経験がそう警告してきます。

セミナーの中でもそういう側面に触れる時間があって、道具(=DX化)は、なにか「達成したい目標」のために導入し役に立たせるもの。
「明確な目標」なしでツールを使い始めてもやっぱり形骸化するんだな、と改めて思った次第です。

店舗運営DXとは
DXで生み出される利益とは

タイトルに即して、それぞれのサービスで考えてみました。

1.猫型配膳ロボット

これは、分かりやすく「ロボット」という物理的なものを導入するので、検討するポイントも明快かもしれない。
・物理的に、ロボットが動けるお店の広さがあるか。
・ロボットには何を期待するか。(配膳量、人員の穴埋め、子供たちが喜ぶetc…)
・費用

これがマッチングすれば、いっちょやってみよう!!
と踏み出してもいいかもしれません。

特に「利益を生み出す」部分では、単純に人員(人件費)に代替えして、損しないか?
と考えて結論出してもいいかもしれない。それ以外の負の側面はない気がする。
(シフトに穴もあけないし、体調不良にもならない。いっぱい乗せても怒らないし……まぁ壊れちゃうことはあるかもしれない)

2.モバイルオーダー"トレタO/X"

これは、現在の店舗力が問われるよね。

単純にモバイルオーダーとして、「注文を取る」という領域だけ考えても、人がオーダー取るよりも顧客体験として良かったんじゃない?という、
人<モバイルオーダー
という図式が浮かび上がってしまった。私の中では。

まず、そこまで到達するには、モバイルオーダー内の作りこみが大事で、事例として出ていた塚田農場のモバイルオーダー、特に”動画”の絵力は迫力あり。
そしてそれを作りこむ店舗の方々の、素晴らしい力の入れようがある。
SNSなどでも、シズル感ある料理動画を見慣れてきている時代に、お店が求められる"魅せ方"、エンターテインメント的な能力のレベルがどんどん上がっていく。

特に、塚田農場では、元々の接客対応が他の居酒屋業態との差別化をはかっていたので、対応力も定評ありでモバイルオーダーとハマったんだと思う。

そして料理。
紙のメニューよりも、モバイルオーダーの方が閲覧時間が長いそうな。

そこまで見せられるメニュー、ありますか?

見た目もよく、もちろん味も美味しく。

あ、味で言うと興味深い話があった。
モバイルオーダーになると、注文の入り方も変わるそうで、ファーストオーダーで一気に複数の注文、ではなく、1皿2皿がポツンポツン、と定期的に入る。
その為、状態のいい料理が、アツアツ(冷え冷え)のまま提供できるそうな。

今までは、一気に複数の料理がでるとどうしても放置された料理が出てきてしまい、それがお客様の口にするものになり、それがお店の味になってしまう。
それが、1皿ずつオーダーが入ると、状態の良いままお客様の口に入り、キッチンも一気に調理する数の負荷が少なく、良い状態の料理が提供し続けられるそうな。

ちゃんと美味しいメニュー、ありますか?

接客にはエンターテインメント。
調理は、当たり前に美味しいもの。

モバイルオーダーの話から、店舗力問われるな~、と思った次第です。

費用感が分からないが、
この顧客体験にいち早くベットできる店舗は、頭一つ先に抜きんでるかもしれない。

3.「V-manage」

これは、セミナー動画内で説明がなかったと思うので、こういう機能があったらもっと良いんじゃないかな~、と考えたことを書きます。
こういう機能があったらごめんなさいね。

そもそもの話で、店舗DXとはなんでしょう。
いままでなんとなくやってきたもの、人の感覚頼りやどんぶり勘定、測定できなかったことが、数値化・見える化できることで、振り返り・改善・PDCAを回すことが可能になる世界。

これが、店舗をDX化することだと考えています。
(デジタル化、DX化って言葉が先走っている感もあるので定義しました)

この「V-manage」でも、作業の棚卸しのきっかけになるかもしれないが、作業の評価につながる機能があったらもっと手助けになるツールかもしれない。

例えば、チェックされない・放置されやすい作業(タスク)のランキングを見ることができる。
→なぜ作業されないか?本当に必要か?(検証)→スタッフに作業の理由を理解してもらう研修を行おう!(改善行動)
→なぜチェックされないか?本当に必要か?(検証)→スタッフにヒアリング(改善行動)→店舗ではこんなボトルネックがあった(発見)

など、マネジメント側の働きかけ方を手助けする数字が取れたら、よりDXで生み出される利益、と言える。

やっぱりこれも、この「V-manage」が解決するのではなく、「達成したい目標」のためにあるもの。
目標が明確であり、その改善行動をいとわないことが、DX化の第一歩なのかもしれない。

おおもとは、効率化を促進するツールなので、やはり複数店舗・遠隔運営している業態をお持ちなら、効果的なツール。
もしくは、SV・マネージャー層が疲弊している、薄いなどの課題を抱えている店舗にはお助けツール。

まとめ(リクエスト募集)

自分はアルバイト時代から、感覚的な動きが苦手で、効率的・戦略的に働く方が好きだった。

この3つのツールでは、一番効果が分かりにくそう(?)な、「V-manage」みたいなツールが一番面白いな、と思うタイプ。

しかし、実際に飲食店舗を運営している側から見ると、どうなんでしょう。
そもそも導入費用が分からない以上、検討もなんもねぇよ!
って感じなのか。。。

自店の課題感は、ぜんぜんそういうものじゃない。
って感じなのか。。。

これからも、セミナー要約していこうと思っております。
取り上げるセミナーの内容は、自分の興味関心に寄っていくので、もし、「こんなテーマの話を知りたい!」というリクエストがありましたら、コメント、もしくはXやっているのでDMいただけると嬉しいです。

できるかぎり情報収集&セミナー受講します。

やっぱり時間が一番の高価なリソースだな。と思うので、1時間のセミナーで得られる情報を、ポイント絞って伝えられたら、それがこのnoteの価値だと思っております。

では、また!

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