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DX推進における2つの課題とたった1つの解決策~目的の欠如と人材の不足

こんにちは、「Python学院」の政田です!
(Python学院については以下の記事をご覧ください)

「突然DX推進担当を任せられたけど、何からやればいいのか全く分からない」
「DXをスムーズに進めていくために、前もって課題を知っておきたい」

こんなお悩み、考えをお持ちではないですか?

この記事では、DX推進における主な課題2つを提示し、それを解決することができる1つの手段をご紹介いたします。DX推進担当になった方や、企業の経営者、人事担当者の方はぜひご一読ください!

DX推進に向けて日本企業が抱える課題2つ

DXを進めていく必要性については冒頭に述べましたが、それでも日本で明確な動きを取れている組織はあまり多くありません。その背景には、大きく2つの課題があります。

DX推進をスムーズに行うためには、まずこれらの課題を抱えていることを認識する必要があります。

DX推進の課題① 戦略・ビジョン・目的の欠如

DX推進に関する課題1つ目が、戦略やビジョンの欠如です。組織というのは、トップが組織全体の戦略を描いて、それを実現するために各社員が自らの役割を果たすことで成り立っています。そのため、DXを推進していくには当然ですが、経営トップ層の戦略やビジョンが必要となります。戦略がないまま社員1人1人がなんとなく行動した結果、組織全体でみると何も進んでいなかったというのは、DX以外にも言えることかと思います。

DX推進の課題② 推進を担うことができる人材の不足

DX推進に関する課題2つ目が、推進を担うことができる人材の不足です。当然ですが、これまでとは違ったことに取り組んでいくことになるので、「現状の何が問題なのか」「その問題をどう改善するのか」といったことに気が付くことができる人材、そして実際に変えていくことができる人材が必要となります。

ただ現状のビジネスを維持するのが精いっぱいという組織であれば、すぐに成果が出るわけではないDXという取り組みに対して、人員を割くことは容易ではありません。

「戦略・ビジョンの欠如」「人材不足」という大きな2つの課題によって、DX推進が難しいという組織はかなり多いのではないでしょうか。

DX推進における課題を打ち破ることができるたった1つの解決策とは?

では、これらの課題を乗り越え、組織のDXを推進していくためには、どんな方法を取るべきなのでしょうか。弊社は2つの課題を一気に解消することができる解決策として、「既存社員へのプログラミング教育、RPA教育」を提案しています。

既存社員へのプログラミング教育とRPA教育がなぜ有効なのかについては、以下2つの理由が挙げられます。

理由1.DX推進には現場業務を効率化できる手段が必要となるから

DX化を推進していくとなっても、最初に取り組むのは既存業務の効率化から、という組織は多いと思います。となると、現場業務の効率化に向いた手段を、社内でいくつか保有しておく必要があります。PythonやVBAなどのプログラミング言語であったり、RPAツールだったりがそれに該当します。

ただし現場業務の効率化を行うためには現場業務を知っておく必要があります。それに最適なのが、すでに現場業務に精通している既存社員です。

現場業務を効率化するために、外部からコンサルタントなどを入れるとかなりコストがかかってしまいますが、既存社員であれば職場の良い面も悪い面もすべて知っているため、成果の出る可能性は非常に高いかと思います。

理由2.既存社員に対して、トップが本気であることを示すことができるから

そして、既存社員にプログラミング教育やRPA教育をすることで、トップが本気であることを示すことができます。DX推進がなかなかうまくいかない理由として「戦略・ビジョンの欠如」を挙げました。逆に言えばトップがDXに本気で取り組む気があることを伝えれば、DX化は推進されていきます。

これらの理由から、DX推進に課題を感じている会社が取り組むべきは、「既存社員へのプログラミング教育・RPA教育」だと言えます。

ちなみに初心者が少し学ぶだけで業務に使えるプログラミング言語であれば、PythonかVBA(マイクロソフトのOffice製品用のプログラミング言語)をおすすめします。難易度的にもそこまで高くない割には、現場業務に密接にかかわっているExcel操作の自動化などを実現できます。Office製品の効率化だけできれば十分であれば、VBAを選択するほうが導入コストが低く抑えられる(インストールが不要のため)ので、おすすめです。一方、Office製品以外にもブラウザ操作などの効率化・自動化まで取り組みたい場合であれば、Pythonをおすすめします。Pythonであれば最初にインストールなどがいるというデメリットはありますが、その分できることの範囲がかなり幅広く、社内のいろんな業務効率化を実現することができます。

まとめ

DX推進における課題「戦略・ビジョンの欠如」「人材不足」を一気に解消する手段として、社内業務を知っている人へのシステム教育はとても有効です。

社内でも優秀な人にRPAやPythonなどを学習させることで、経営トップとしてのビジョンを見せることができ、さらに社内業務効率化を進めることができるようになります。

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当社では、過去に膨大な数のIT 研修を実施してきました。Python 学院は、それら研修でのお客さまの声が反映された教育機関です。そのため、システム部門・非システム部門また文系理系を問わず、プログラミング未経験者でも挫折することなくゼロから基礎を学び、実用的なレベルまで習得することができます。

DX化や、IT人材確保のための社内教育に興味をお持ちの方は、ぜひPython学院にご相談ください!

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