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インサイド・アウト ひっくり返す視点が大切

今月からインサイトでは生徒向けの新聞としてNEWS PICKS for Kidsの購読をスタートしました。教室の自習スペースに置いてあり、生徒のみなさんが自由に読めるようになっています。

今月の見出し記事は「インサイド・アウト ひっくり返して考えよう」というタイトルです。ざっくり言ってしまうと、物事を見る時にA面B面、2つの側面から考えると楽しいよ!ということです。

記事内では、コロンブスを取り上げています。
A:英雄として
B:侵略者として
大航海時代に「ヨーロッパ人として」初めてアメリカ大陸を発見した人物という捉え方、これは同時に、もともとそこにいた人々に奴隷的な苦役を追わせた侵略者であったことも意味します。

事実は1つであっても、とらえ方は1つでないと知ることは、物事を深く、論理的に考えていく上で大切な視点です。

記事の中では他にも様々な事柄に対してのA面、B面の考え方を紹介しています。

栃木県の県立高校入試、作文の問題では2つの案に対して、どちらが優れているかを記述させる問題がよく出題されます。こういった問題は、どちらを選ぶかが問題ではなく、「なぜ選んだのか」を論理的に説明できるかが大切です。どの意見、アイディアにも正負両面が存在する時に、何を理由に自分の意見を主張しているかを説明できるようにする。そのためには、日常的にインサイド・アウト、ひっくり返す視点を持って考えることが必要です。

新聞では、『「ひっくり返す」のは、楽しい!』と記事が締めくくられています。多角的な視点から物事を見ることは、視野を広げ、自分自身をより広い世界に連れて行ってくれます。その「楽しい!」を子どもたちが体感してくれることを願います。

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