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BEAU LABOの活動は、自分たちで作っていく BEAU LABO 3期 座談会 part2 - Inside BEAU Op.54

今回も、Inside BEAUをご覧いただきありがとうございます!

BEAU LABO3期のアーカイブ第二弾は、「医療福祉ラボ」「農業ラボ」「メディアラボ」「国際問題ラボ」の4つのラボに参加した高校生の座談会をお届けします。

前回は地域との連携がとても強いラボでしたが、今回はまた少し違った問題意識、領域に取り組むラボ、ラボ生たちです。

参加してくれたラボ生
≪はな≫ 中村さん 医療福祉ラボ
≪まこ≫ 宗近さん 農業ラボ
≪つむ≫ 津村さん メディアラボ
≪はるか≫ 遠藤さん 国際問題ラボ

インタビュアー
わん (戦略パートナー)

Q.まず初めに、普段は何をしていますか?

>わん
普段の部活動や、課外活動について教えてほしいです!

>はな
医療福祉ラボに所属しています。中学生のころからサックスを吹いていて、今も部活は吹奏楽部に所属しています。

>まこ
農業ラボ所属です!小学校二年生からバレーボールをやっていて、大学でも継続してプレイする予定です。

>つむ
メディアラボ所属です。普段は、子ども食堂や僧侶、街のお酒屋さんといった、石川県で活躍する社会人を取材し、インスタグラムで発信しています。この活動は、身近な高校生に、自分が課外活動で感じた”ワクワク”を届けたくて、始めました。

>はるか
国際問題ラボAに所属しています。中学校の頃はいろいろなダンスをしていましたが、今は特にジャズダンスに取り組んでいます。

同じ興味を持った人と話したくて、参加しました。

>わん
BEAU LABO以外にも学校や部活動、課外活動に取り組んでいる中で、なぜBEAU LABOに参加を決めたのでしょうか?

>まこ
オンライン説明会に参加した時に、自然栽培法に興味を持ちました。実際に自然栽培法の畑を訪れてより深く知りたいと思いましたし、高校生と意見交換するということも、自分に必要だと思い、参加しました。

>つむ
将来メディアの仕事に関わりたいと思い、メディアラボに入りました。特に紙媒体・雑誌の編集者を目指しています。

>はるか
通信制高校ということもあって、自らこういったコミュニティに入らないと、同世代と関われないんですよね。なので、イベントを探しているうちにBEAU LABOに出会い、参加してみたいと思いました。
学校主催のイベントやプログラムなどもあるのですが、全員が参加できるものではなかったり。同じ興味を持った人たちと話したいと思い、参加を決めました。

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国際問題ラボAに参加してくれたはるかさん

>はな
友達からBEAU LABOのことを知りました。将来、看護師になりたいと思っていて、医療福祉ラボに入っていろんな人と意見交換したり、自分のしたいことが深められたらいいなと思い、参加しました。
BEAU LABOのほかにも学校で、高齢者の健康を維持するための動画を制作しているのですが、そちらにも、BEAU LABOでの経験が活かしたいと思っていました。

自分事化しにくいけど、サポートがないと解決しない問題。だからこそ、取り組みたい。

>わん
皆さん、夢や目標、興味関心を持ってBEAU LABOに入られたと思います。実際にはどんな活動をしているんですか?

>つむ
石川県の高校生に向けて、インスタグラムでイベント情報を発信しています。例えば、この前は映像制作のワークショップについて、投稿を作成してシェアしました。

街に国際交流の場所、子ども食堂といった有益な場所があるにも関わらず、そういった情報が必要な人に届いていないということに、ラボのメンバーで課題意識を持っていました。

気軽にそういったイベント情報を得ることができるSNSがあれば、その問題が解決するのではないか、と仮説を立てて、行動しています。

国際問題ラボA.001

>はるか
国際問題ラボの中でも、いくつかのグループに分かれて活動していて、私たちはジェンダーの問題を扱っています。ジェンダーについては知らないことも多いので、例えば「宗教とジェンダー」というテーマにフォーカスを当てて、アンケートやインタビューを行っています。ディレクターさんの紹介で海外の方にもお話を伺うことができ、言語を翻訳しながら活動しています。

テーマに関しては、最初にラボでミーティングをしたときに一人一人が興味を持つテーマの記事を持ち寄って、グループに分かれました。ジェンダーの問題については、周囲にカミングアウトしている友達はいないので、あまり身近に感じないトピックでした。しかし、同性婚の問題など、日本はまだまだ遅れている部分が多いと感じています。

自分事化しにくい問題ですが、いろんな人がサポートしていかないと進まない問題だからこそ、取り扱いたいとこのテーマを探求しています。

国際問題ラボAは、特にLGBTQIA+をはじめとするマイノリティについて取り組みました。

>まこ
地産地消を広げていく活動をしています。
小学校のときは、給食などで「地産地消」について意識する機会がありました。しかし、高校生になってからはあまりそういう機会もなくなってしまって。そこに問題意識を持ち、このテーマに決めました。今は地産地消の専門店を作ったら、地産地消の取り組みが世の中により広まっていくと仮説を立てて、活動しています。

>はな
医療福祉ラボも、複数のグループに分かれて活動しています。
私たちは「健康しか勝たん」をテーマに、高齢化社会の進行を背景に、そういった人たちに元気に過ごしてほしい、とイベントを企画しています。

コロナの影響で、実地では開催できませんが、孤独死対策にもなって、運動もできる、といったイベントを考えています。

盛り上がりすぎて、ミーティングが予定通りの時間で終わらないです(笑)

>わん
これまでの活動で、面白い、学びになったと思う出来事はありますか?

>はるか
ジェンダーをテーマにチームでミーティングをしていた時に、ディレクターさんが、「今アメリカ人の友達とチャットしているから、話聞いてみる?」と提案してくれて。日本語がほぼしゃべれない方と話ができたのは、初めての経験でした。難しかったけれど、とても良い経験になりました。

>はな
他のテーマで活動している、医療福祉ラボの他のチームの発表を聞いて、そこで意見交換をするのがすごく楽しみです。

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>まこ
農業ラボでは、全員で話し合いをしてから、テーマごとにグループ分けをしました。その意見交換の場で、他人の視点・考えを知ることができたのは、とても良かったと思います。

特に、ジェスチャーしりとりをしたときに、ある人がしているジェスチャーに対して、私はこういう風に考えたけれど、他の人は違う考えを持っていて、考え方は一つではないんだなと改めて実感しました。良い経験になりました。

>つむ
ラボ全体として、成長していると感じています。
最初はディレクターさんが司会進行を務めていましたが、回数を重ねるうちにメンバーだけで回せるようになってきて。盛り上がりすぎて、ミーティングが予定通りの時間で終わらない、ということもありました。(笑)

今の活動・アクションを起こすまでの、話し合いの時間の価値を大切にしました。

4期もBEAU LABOに参加したいと思っています。

>わん
ラボの活動や、その後を見据えて、どんな活動をしていきたいですか?

>はな
BEAU LABOで取り扱っている高齢者というテーマに対して、ここで学んだことを学校での活動に持ち帰って、深められたらと思っています。

>まこ
地産地消を広めるため、専門店を作るべきだと考えています。
消費者も、生産者も、地元産の商品を買いたい、売りたいといったニーズはあるのに、これまで地域に地元産の商品を専門に扱う店はありませんでした。

それを改善するために、お店を作る仮説を立て、今は消費者、生産者に意見を聞くためのアンケートを作成したりしています。

>つむ
4期もBEAU LABOに参加したいと思っています。3期では、自分の気持ち・考えを言語化するということに、精一杯でした。
4期では、他の人の気持ちを汲み取ったり、他の人に働きかけたり、といったことを念頭に置いて、活動していきたいです。

>はるか
最終発表会まで二週間ぐらいしかありませんが、今はインタビューやアンケートなどで情報を集め、自分たちで消化している情報を、形に残して伝えられるようにしたいと思っています。

地元のことだけでなく、世界のことも知りたいと思えるようになった。

>わん
BEAU LABOを振り返って、全体について何かコメントはありますか?

>はな
オンラインだと、最初はコミュニケーションをとることが難しかったです。顔は見えるけど、会うのとは全然違って、言いたいことが言えなかったり。人数が多くて、緊張もしました。

>まこ
初対面の人と話すことが苦手でしたが、活動を通して、初対面でも自分の意見を言えるようになったと思います。また、学校も学年も違うメンバーとコミュニケーションをたくさん交わすことで、自分だけでは気づけなかったことを発見することができたり、新たな視点から物事を見ることができたりしました。

>つむ
最初は、メディアについて学ぶためにBEAU LABOに入りました。しかし、全く違う環境の高校生と話すことで、メディアだけではなく、自分が見ている世界だけが世界ではないのだなという発見がありました。地元のことだけでなく、世界のことも、知りたいと思えるようになりました。

>はるか
国際問題ラボは、探求するテーマを決めるまでに時間がかかりすぎてしまいました。国際問題という大きな枠組みから、具体的なアクションをし始めたのが中間プレゼンの後ぐらいで。もう少しだけ、興味のテーマを決めた状態で、チームに分かれたほうが良かったのではないかなと思います。

話さない、と始まらない

>わん
これから、BEAU LABOに参加するであろう人たちに向けて、どんな人に参加してほしいですか?どんな人におすすめですか?

>はるか
自分で興味を持ったら行動に移せるとか、そういう気持ちの人のほうが、向いている気がします。言われなくても、興味を持った分野の本を読んだり、人に聞いてみたり。
例え行動にすぐに移せなくても、好奇心がある人のほうが向いているかもしれません。BEAU LABOの活動は、自分たちで作っていくので。楽しむのであれば、自分の意見を言ったほうが楽しめるし。そうすると、相手の意見を聞いたときに、例えば考え方の違いに出会って、その違いや出会いも、楽しめると思います。

>つむ
やりたいこと、学びたいことがすでにある人はもちろん参加するべきです!ただ、やりたいことがない人でも、BEAU LABOに少しでも興味が湧いたら、参加するべきだと思っています。
最初はやりたいことがなくても、話し合ったり、活動しているうちにやりたいことはおのずと出てくると思います。
話さないと、始まらないと思います。やりたいことが見つかっていない人こそ、こういった場に身を置いてみるべきだと思います。

>まこ
これに参加するまでは、将来の夢などは決まっていませんでした。BEAU LABOに参加して、少しずつ見えてきていると感じています。少しでも、興味があることにチャレンジしてみては、どうでしょうか。

>はな
この活動は、たくさんの企業の方が協力してくれています。そして、自分のやりたいことをみんなと共有してくれている、ということは、アクションが起こしやすいということだと思います。
積極性とかは、あってもなくても良いと思います。私は積極性があまりなかったけれどとても楽しいし、発見も多くありました。結局は、誰でも大丈夫だと思います。

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3期に参加した高校生の座談会、いかがでしたでしょうか。

課題活動に参加するとき、なにか「やりたいこと」や「目標」みたいなものがないとだめなんじゃないか、それを見つけてから、参加したほうが良いんじゃないか、と思い悩むこともあるかもしれません。

しかし、BEAU LABOでは、3か月の活動を通じて、他のラボ生や大学生のディレクター・スタッフと、ともに目標や仮説を作り、試し、より精度を高めていく、ということを繰り返していきます。

その中で、自分が得意な事、面白いと思うことを探していき、結果的に自分の将来についての展望が、少し明確に見えるようになってくれたらな、と考えています。

大学生パートナーとして、全体の設計を担当している身としては、BEAU LABO、ちょっと面白そう、だけど、どうしようかな、、他にやることもできるかもしれないし、、どうしようかな、、と迷っているあなたにこそ、是非一度、参加してほしいです。

もしこのnoteを見つけたときが、次の期の募集期間でなかったら、以下のTwitterのDMから、是非どんなものか話を聞かせてくれ!と送ってみてください。

その一歩が、あなたのことを、必ず成長させるきっかけになるはずです。

BEAU LABOでお会いできることを、楽しみにしています。


あなたもBEAUのパートナーとして、地域の教育格差や日本の教育の未来に一緒に取り組んでいきませんか?