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部下に期待するが問題解決は期待しない №917

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2023年7月8日 「DAYONE日記」No.917
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。
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おはようございます。

仕事をしていると、
部下に仕事を任すことがあります。

誰かの上司や先輩であれば
必ず経験があることではないでしょうか?

仕事を任すというのは、
自分の手元を空かせて、その浮いた時間で
新しい仕事であったり、企画したり
部下をマネジメントする。

つまり、自分の時間確保。

そして、もう1つは、
部下や後輩に仕事を任せることによって
期待できる部下の成長。

だからこそ、
仕事を通じて前向きに取り組みして
成長してほしいと、願うものです。

ただ、
ここで間違いをしてはいけないのが…

部下の成長には期待するけど、
問題解決までには期待しない

ということです。
これは、どういうことか?

例えば、
明日、役員へ大事なプレゼンする機会が
あったとします。

そのプレゼン自体を
部下へ任せたとします。

それは、
そのプレゼンを通じて部下が成長してほしいと
期待しているから任せたのです。

いざ、当日を迎え、プレゼン。
実際にプレゼンしていると、役員からの
厳しい指摘が多数入っている状況。

そして、それらの質問に対して
部下は全く答えも持ち合わせておらず
フリーズ状態に…

このままだと、
失敗に終わる可能性も…。

という状況の中で、
私はどうすべきか、ということです。

部下の成長のためにも
部下に仕事を任せたのだから、自分で解決しろ。
というスタンスもあります。

でも、
このスタンスでいると、
仕事が前に進まなくなる。
つまり、プレゼンが失敗に終わる。

というのと、
自分への成長機会も逃すことになるのです。

それは、どういうことか?

今、私たちには、
役員から問題提起がされている、という状態。

本来は部下が問題解決出来ればいいですが
できない場合もある。今がまさにそう。

その時に、
「部下に期待しない」という
スタンスが発動するのです。

それは、この状況を打破するためにも
部下に期待せずに、自分で巻きとる、という事。

ややこしいですが、
仕事を任せているから、部下には
期待していますが、
問題解決までは期待していない、という事。

つまり、
その問題解決は、
部下が解決できないかも知れないという事も
想定して、自分事として対応できるように
問題解決まで部下に期待せずに用意しておく。

先程のプレゼンでいえば、
プレゼンの中で問題が発生すれば
すぐに自分で巻取れるように考えておくという事。

そのスタンスだから
ある意味で、部下に期待していないのです。

でも、
このプレゼンを通して
部下には成長してほしい、と思ってるのは事実。

結局、
仕事に対して無責任しない、という事ですね。

そして、
この考え方は、部下にすべてを任せるので
「後はよろしく」ではなく、
何か問題が発生した時に対処できるように
問題解決まで部下に期待せずに
「自分ならどうするか?」という事を考え
自分に矢印を向けておくための考え方。

その自分への矢印によって
自問自答しながら準備もできる。

それが、
自分の成長を促すためにも
全てを任せきらない。

これは、
部下に仕事を任せるという事から
学べるひとつの形態ですが
自分の身の回りに起こること全てを
自分に矢印を向けて考えるというスタンスとも
いえます。

自分事として捉えるスタンス。
まさに、自分を成長させるための思考だと。

これが、我以外皆我師。

日々、目的意識を持っているから
考える量がとても多く、学びも多くなるのだと。

そう思うと、
成長思考というのは、
常に日常生活においても目的意識を持つ。
これが基本になるのだと。

だから、
部下には成長してほしい、と思ってる部分が
ある一方で、仕事の問題解決までは
期待していないのは、問題解決は自分事だと
捉えているから。

そうやって
常に自分に矢印を向けて取り組んで
いきたいものですね。

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