人の本質は不変ですね？！ №907

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2023年6月28日 「DAYONE日記」No.907
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。
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おはようございます。

会社の中で仕事をしていると
色々な事があります。

例えば、新しい仕事。
その仕事をどこの部署で取組するのか問題が
あった時に人の考えや思考が
見えたりするものです。

そこに、調整や交渉があるからです。

その時の調整や交渉のやり方や方法は、
本当に人それぞれあるのです。

それぞれのコミュニケーションを
使って取り組んでいきます。

そして、その時に人の思考が
見えたりするもの。

例えば、
論理的な思考の方は、合理的、効率的、
経済的な考えをベースに話を推し進めてきます。

確かに、
論理的で筋道は通っているのですが
理屈が強すぎるのです。

実際に、その仕事をするのは人です。
だから、そこには、当然、感情があるのです。

その感情に論理だけでは届かない、
ということです。

そうなると、
感情の振り幅が極めて少なく、
「じゃ、頑張ってやります。引き受けます」
という方向性にはなりにくい…。

でも、論理的な思考の方は、
それが自分の「善」とするコミュニケーションの
とり方、交渉方法なのです。

であれば、
感情を強く全面的に出せばいいのか？と言えば
それは、それだけでも足りないのです。

極端な例として、感情だけになると、
論理や筋道が全くない中で、
ひたすら、感情論、精神論、熱意を
訴えかけるのです。

確かに、
感情論、精神論、熱意は必要な要素ですが、
それだけになると、自分の都合や価値観を
相手に押し付けているだけになってしまう。

そこには、
その仕事が受ける側の論理や理屈、
筋道が通っていない。

だから、
納得できないこともあるのです。
納得感がないのです。

と言うことから言えば、
結局のところは、

論理と感情の両方が大事になる。

という事ですね。

むしろ、
両方のバランスが必要ではないか、と。

最終的には、
交渉や調整も人と人との関わりや行為。

である以上、
感情には、焦点が当たるのです。

ただ、感情だけに振り切るのではなく、
きちんとした論理もある事で、筋道がしっかりと
組み立てられ、納得感も生まれるのです。

そのバランスのチューニングこそ
相手に合わせながら取り組んでいくのだと
思います。

そして、もう一つ最後に
その交渉に対して、「誰が言うのか？」。

これもまた、
とても大切な要素なはずです。

同じ話をしても、
話をする人によって相手の受け止め方が
変化するという事はあるのではないでしょうか？

社長が話す事と上司が話す事。
同じことを話したとしても、受け手の方は
受けとめ方が違うはず。

まさにそれです。

と言うことを考えていると、
アリストテレスの…

ロゴス、エトス、パトス

を思い出したのです。
という同時に、見事当てはまっていると…。

ロゴスというのは、論理。
エトスというのは、信頼。
パトスというのは、情熱。

3つを組み合わせることで、
人は本当の意味で説得され心が動かされる
と言われています。

しかも昔からです…。

人というのは、
本質的には昔も今も変わっていない。
とすら、思えてきます。

そして、よく考えると、
ロゴス、エトス、パトスは、交渉や調整だけでなく
コミュニケーション全般にも言える話。

これらを意識することが大事になる、
という事ですね。

実際の交渉や調整でいえば、
自分ではこの3つのうち、エトスが足りないと
思えば、上司にお願いをしたりする。

また、交渉相手が、論理的な人であれば
そうに応じて対応する。

というように、
この3つの要素を組み合わせながら、
バランスを調整していく。

全ての要素が自分にあればいいのですが
それが無いので、困るのですが…（笑）

そして、これらの要素も
状況や場面、環境によって
それらも変化するのです。

例えば、今の会社の環境では満たしてしても
他の会社では通じない。
という事も起こるのです。

そう考えると、
一生かけて身につけるものだとも思えます。

でも、まずは、
これらの要素を意識する。
それがスタートになるのです。

そして、
忘れてならないのは、
これらは、相手を言いまかすのではなく、
双方のコミュニケーションを
円滑にするための手段です。

仕事でいえば、
勝ち負けではなく仕事を
いかに前に進めるか？、という事です。

そのための手段として考える。

その手段を活用出来るためにも
3つの要素を日々磨いていきたいものです。

それが、
人間関係の構築も良くするものに
なっていくはず。

それでは、皆さん。
本日も良い1日をお過ごし下さい。