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「部下と上司」は期待役割の擦り合わせが大事 No.667

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2022年10月31日 「DAYONE日記」No.667
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。
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おはようございます。

最近、
部下との1on1ミーティングをして
気づいたことがあります。

それは、ミーティングによって
部下の人間性や自分の自己開示による
心理的距離を縮めるという効用とありますが
もう一つの効用に気づけたのです。

当たり前だと言われるかも知れませんが…
ようやく言語化できたものです。

それは、
部下と上司との関係性の中で
それぞれがそれぞれに対する期待役割を
擦り合わせする場だという事です。

むしろ、
それが本来の目的ではないかとすら思えます。

これは、
上司が部下に対して「A」という役割を
期待しているとします。

一方で、
部下は上司に対して「B」という役割を
期待していると、何が起こるのか?

それぞれが
お互いに期待している役割が
違ってくるのです。

つまり、ズレが生じるのです。

ズレた場面を
見たことはないでしょうか?
私はよくあります。
そして、自分もやらかしています(笑)

上司の期待していた事と
部下の行動が食い違う場面がまさにそうです。

そして、上司から
「そうじゃないんだけどな…」
という一言。

だから、
それぞれ期待している役割について
認識を合わせていく。

これが
とても大事なことだという事。

「何となく感じ取れるだろ?」
では難しく、相手に対して正しく言葉で伝える。
それが大事になるのです。

だから、部下と1on1ミーティングは
敢えて時間をとって話をする。
その時間にも活用できるという事です。

そして、期待役割を擦り合わせる上で
気をつけなければならないことが一つあります。

それは、
それぞれの期待役割が時間の経過とともに
変化をするという事です。

その典型例が
部下の成長によって上司の期待役割が
変化することです。

でも、上司は部下の成長に合わせて
期待役割が変化していることを定期的に
伝えなければ、ズレが生じます。

元々、
上司は部下に対して「C」という役割を
期待していました。

それに対して、
部下は見事に応えてくれるようになった。
当然、部下も上司への期待役割は「C」。

でも、
上司は、部下が成長してくれたことを機に
期待役割を知らず知らずのうちに
「D」へ変更したとします。

でも、それを部下に伝えずにいると
どうなるのか?

部下は、上司に対しての期待役割が
「C」のままであれば、ズレが生じてしまう。

つまり、期待役割は
双方の関係が長くなれば変化するし
その都度、擦り合わせが必要だという事です。

一度決めて終わりではなく、
定期的に実施していく事が求められるのです。

そうやっていく事で
双方の期待役割が合意出来ているからこそ
双方にとってのコミュニケーションも
図りやすくなるのです。

そして、
このコミュニケーションは
上司から部下に対して行うもの。

部下の期待役割を
汲み取ってあげることが上司の仕事。

それは、ある意味で
相手の本音を聞き出すという事にも近しい。

そう思うのと
1on1ミーティングというのは
部下との人間関係構築や
期待役割の擦り合わせ以外にも
効用があるのです。

それは、
自分自身のコミュニケーションの質や
レベルを高めてくれる修行の場として
捉えることもできます。

部下との良好なコミュニケーションを
図りながら、仕事の生産性を上げていく。
さらに、自分の胃袋も大きくする。

まさに、
一石二鳥の取り組みと思えるのです。
そう思うと、やらない手はないのです。

いずれにしても
部下とのコミュニケーションにおいて
期待役割をすり合わせる。

これを意識しながら
これからも取り組んでいくことが
仕事を前に進める上で大切だと。

そして、自分が上司との間でも
この期待役割を意識しながら取り組んで
いきたいものです。

こうやって
コミュニケーションを意識するから
考える機会も増えていく。

有難いことだと思い、
これからも前向きに取り組んでいきたいです。

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