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専業主婦(夫)の話

私の肩書

私の現在の主な肩書は「専業主婦(夫)」です。
家の雑用をこなし子供の衣食住を整える、それが専業主婦(夫)。
雑用と一口に言ってもやることは多岐に渡ります。

掃除に洗濯、料理に買い物
クリーニングに出す物、出した物の管理
子供の幼稚園や習い事の送迎
衣類の繕い物、ゼッケンやワッペン付け
幼稚園や小学校の行事や懇談への出席
たまに近所に住む高齢のおばあちゃんのお手伝い

上記以外にも、名もなき家事がまだまだたくさんあります。
でも専業主婦(夫)って一般的に職業のうちには入りませんよね。
これらの雑用は仕事としては認められていないのです。あくまで一般的には。

仕事とは

では仕事の定義とは何なのでしょう?
インターネットで調べると、以下のように書いてあります(一部抜粋)。

し‐ごと【仕事】 の解説
[名](スル)《「し」はサ変動詞「す」の連用形。「仕」は当て字》
1 何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。「やりかけの―」「―が手につかない」

2 生計を立てる手段として従事する事柄。職業。「将来性のある―を探す」「金融関係の―に就く」「週の半分は自宅で―する」

goo国語辞書

1の「何かを作り出す、成し遂げる」という意味では、専業主婦(夫)も仕事に当てはまるのかもしれません。
専業主婦(夫)の役割である、子供を育て立派に成人させることや働いているパートナーをサポートをして家計を支えることは、「何かを成し遂げること」にはなりそうです。

しかし2の「生計を立てる手段として従事する」ことにはなりませんね。
なぜなら専業主婦(夫)をしていてもお金を稼ぐことはできないからです。
つまり世間で「専業主婦(夫)は仕事ではない」というイメージが存在するのは、このお金を生み出すことはできないという点が大きな理由なのでしょう。

私の考え

さてここで実際に7年間専業主婦(夫)をしている私のしがない考えを。
私もどちらかと言うと専業主婦(夫)は仕事ではないと思っています。
仕事ではないですが、家庭によっては無くてはならない役割だとも思っています。
もちろん、共働きで上手くやっているご家庭もあることでしょう。
私は共働きの家庭と専業主婦(夫)のいる家庭とでは、仕事と家事育児との分担のパーセンテージが違うだけだと思うのです。
(※ここでは私の現状と同じ、親2人で子供を育てている家庭についてのお話をしています。)

一方が100%仕事、もう一方が100%家事育児なのか
仕事も家事育児も1人50%ずつ、2人で分けて分担しているのか
あるいは一方が70%仕事30%家事育児、もう一方が30%仕事70%家事育児なのかもしれません。
パーセンテージは家庭によって様々だとは思いますが、ただそれだけの話のように思うのです。

仕事と家事と育児の3つは、子供がいる家庭であればどの家でも必ず発生するタスクです。
親が2人いれば全部で200%分のそれらのタスクをどちらがどのように分担するのか?
それを考えた時に、我が家の場合は私が100%家事育児を担うことになったというだけのことです。
つまり専業主婦(夫)が仕事であろうがなかろうが、無くてはならない大切な役割であることに変わりはないのです。

専業主婦(夫)が秘める可能性

現在私は専業主婦(夫)ではありますが、在宅でWebライティングのお仕事も受けており、子供が学校と幼稚園へ行っている間にコツコツ文章を書いています。
つまり「専業主婦(夫)」という役割を保ちながら、お金が発生する「仕事」をしているのです。
もちろん家庭が最優先になるので稼げる金額はそれほど大きいものではありません。
しかしどのジャンルでも多様性が認められ始めている今、調べれば調べるほどやり方次第で可能性は無限大のように思うのです。

子供は成長します。常に同じ状況ではありません。
私も子供と共に成長します。「専業主婦(夫)」と一口に言ってもその状況は刻一刻と変わっていきます。
そうした変化に比例して、できる事もどんどん広がっていきます。
可能性は無限大なのです。
私はこれからも可能性に満ち溢れた専業主婦(夫)でありたいと思っています。

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