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彼が赤道を超えた

ヒマさえあれば、

「私のなかに『虚無』という宇宙が居座ってゐる。
『虚無』とは一見『無』であるかのやうだが、
それまでの苦悩、それによる苦痛が混在する小宇宙なのだ。」
(胃もたれのこと)

とか、

「Pythonのオブジェクト概念の図式説明、一番初心者にわかりやすい説明できる気がする!『初心者が初心者に教えるPythonのコンポン』とか!」

などと脳が勝手に思考してしまう私だが、
一緒に住みたいなんて思ってしまう彼が
遠く赤道を越えた国に出張に行ってしまった今日、
考えるのはただひとつ。

「『りょうちゃん、〇〇くんとほんとはどうなの?』って聞かれたら、『あはは、何もありませんよ。(ニコッ)』って答えるんだ…。」

と、いつ聞かれるかもわからないような質問への模範解答。

今日までこれを軽く一億回は繰り返したが、今日ほど脳を占拠された日はない。



今、Aikoを聴きながらこれを書いている。

生まれてはじめて、Aikoのことばに共感している。


あゝ、一緒に月を観ることができたら。
…なんて。


お仕事、頑張ってね。
おやすみ。