新宮城
週末の台風が、私の楽しみな予定をもぎ取ったので、丹鶴城に行ってきた。最近、長距離運転をしてなかったし、運転もストレス発散になるだろうと思って和歌山の新宮まで走った。
和歌山県って広〜い。高速降りてからの山道がとにかく長かった。犬のよもぎも連れて行ったので、途中、トイレ休憩を一回挟んで4時間半。結構な距離だ。予定が狂って夜更かし、ふて寝をしていたせいで家を出る時間が遅かった。晴れ出した空を見ているうちに外に出たくなった。昼ごはんもそこそこに家を飛び出した。頑張って走り続けたおかげで、到着したとき、まだ日は傾いていなかった。日差しが強く、まだ夏は終わっていないと思った。
丹鶴城(新宮城)は、平山城である続百名城だ。
小高い丘の上を利用して建てられていて裏手には熊野川が流れている。関ヶ原以降の城だから、ここから荷を積み上げたりおろしたり、していたのかな。
よもぎは石段を駆け上がり、開放感を全身で愉しんでいた。13歳、まだまだ元気。
天気が良く台風のことなんてすっかり忘れていた。
崩れたのか?…崩れたんだろうなぁ
自然石と交わっているのかな?なんだか不思議な作り。
よもぎと旦那、雰囲気が良い
ここまでがオールドレンズ35mm
↑広角のiPhone、記録だけならこっちの方がいいね
城址を堪能した後、近くの熊野速玉大社に詣でた。鳥居を潜った瞬間、なんだか空気が違った。行きし、山道を走っている時に景色をみていた旦那がぽつり、「神様ってこういう所に住んでるんだろうな」って言ったのを思い出した。
帰路の運転は旦那にバトンタッチ。十津川温泉を通りかかる頃にはもう日は暮れて真っ暗になっていた。何も用意してこなかったけど、看板に釣られて十津川の町営温泉に浸かることにした。道路のすぐ脇に町営の駐車場があって、階段を下りていくと無料の足湯や温泉を飲める場所がある。その奥に男湯女湯があり、清潔でこじんまりとした湯船に浸かった。湯船から温泉のいい匂いがして、大量の汗を流した身体がスッキリした。
近くて遠い和歌山県の新宮。
高い山並み、雄大な熊野川、あちこちで名前のないだろう滝を見た。はじめての新宮はとても心に刺さった。
速玉大社で娘の為に戴いた良縁のお守り、御利益ありますように。