今日も娘と鼻歌がかぶる
長い時間一緒にいると話し方・仕草・性格や表情まで似てくると言われます。
私の娘は、集中すると口がタコのようになります。
工作をしているとき、スーパーでお菓子を選んでいるときもタコになっています。
私も仕事の資料作成など集中している時は口が、タコになっているみたいです。
こんなイメージ
奥さんに「真剣な時、一緒の顔してるよ。」と言われると恥ずかしい気持ちになりますが、少し幸せな気持ちにもなります。
職場でも信頼関係を持って長期間一緒に過ごしていると、本人が意識せずとも所作・口調・考え方まで似てくることがあります。
これは「ミラーリング」といって目の前の人に好意や興味をもったりすると鏡写しのようにその人の真似を意識的に意図的に行なうそうです。
ペットの顔や体型まで飼い主にそっくりなんてこともよくありますよね。優しそうな飼い主のワンちゃんは優しそうな表情をしていることが多いし不思議ですよね。
ぜひこちらをご覧ください。
ドイツ人フォトグラファーのInes Opifanti の作品。犬とその飼い主を撮影するというシリーズ。
作品としてめちゃくちゃ面白いですよね。右下の少年はもう舌まで出ちゃってます。
ワンちゃんは猟犬、盲導犬、警察犬などパートナーとして活躍できるくらい人に対して従順で、人間の感情にも敏感です。
感受性が豊かで、喜びや悲しみを共有出来たり同じような生活リズムを送ることで表情や仕草まで似てくるのかもしれません。
このように双方の依存性や共感力によって必然の行動一致が生まれ、自分との共通点があることでより親しみや愛情が芽生えます。
赤ちゃんや子犬が得に可愛いのは、このミラーリングによるものです。
しかし子どもが思春期になったりすると今まで、似通っていた行動が、突如一致しなくなります。親にとっては、寂しいことですが、自立の為に子どもの考えや行動を尊重して、これまでと違う関係性を作っていきたいものです。
それでは必然の行動一致の先に何があるのか?
こんな経験ありませんか?
家族・友人などと同じ時間を過ごす中で、
同じものを買い物して帰ったり…
同じタイミングでメールをしたり…
同じような色の服を着てたり…
心のつながりを感じる不思議な出来事があります。
このような偶然の行動一致をシンクロニシティ(共時性)というそうです。
先日もこんなことがありました。
私の頭の中で、鬼滅の刃のオープニングソングが流れていて
”強くぅーなれるぅー理由を知ったぁー。ぼーくををーつーれてーすーすめぇーーーーっ"
一番いいところで、娘が突如カットイン。
” どうしたってっー! 消せない夢もっ!止まれない今もっ!
誰かのために強くなれるならぁ~~”
と突如、熱唱し出すのです。たんじろうの動きまで見えてきそうです(笑)
この何分か前にきっと二人とも同じ音楽を無意識で聞いていたとしても私は声さえも発していないのです。
驚きやサビを奪われた悔しさ(笑)は、もちろんありますが、お互い無意識に過ごしていても何かを共有・共感できていることに幸せを感じます。
嫌いな人や距離の遠い人とは、このような奇跡のシンクロが生まれることはそう多くはないはずです。
お互いの好意や興味といった意識レベルではなく、無意識レベルで存在を認めあって共生している証拠だと思います。
子どもの成長や夫婦関係を振り返ってみると
”必然の行動一致(ミラーリング)”から始まり、信頼関係を重ねて無意識レベルの安心感を互いに得る事が出来て”偶然の行動一致(シンクロニシティ)”に繋がっていることが良く分かります。
意識? 必然? 無意識? 偶然?
もうどうでもよくなってきましたね。
全て必然でいいと思います。その方が幸せを感じるから。
今日も娘と鼻唄のコラボレーションが始まり、何気ない日常に小さな幸せが溢れていると感じる今日この頃でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。 いただいたサポートは他のクリエイターさんのサポートと奥さん子どもにあずきバーを買ってあげたいです。