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美容師向けコーチングセミナー「グリードコーチング」に参加しました!

こんにちは。

「美容業界の離職問題」をご存知でしょうか?

現在美容業界では、人間関係のトラブルで離職が増えています。

せっかく採用した美容師が離職してしまうと、人件費と時間が無駄になります。

お金と時間をかけてスタッフを採用したからには、店舗で活躍するスタッフを育てたいと願う人も多いはず。

では「良い人間関係を築く」にはどうすれば良いのでしょうか?

離職問題や人間関係に悩む方向けに、これまでにたくさんの心理学と脳科学で解決してきた池田さとし氏がコーチングセミナーを開催しました。

全12回に分けて開催されている「グリードコーチング」。

本記事では、第11回目「グリードコーチング」のレポートをお届けします。


グリードコーチングセミナーの内容について

12:30〜13:50 コーチングセッション

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「相手が明日から行動したくなる声かけからはじめよう」がゴールではじまった「グリードコーチング」。

まず最初に、聞き手と話者に分かれ、実際にコーチングを行うワークショップが行われました。

2人1組の15分×2セットの傾聴タイム。

1人は自分の悩みをコーチに話し、もう1人はその悩みに対して、アドバイスを与えるのではなく、どうすれば問題解決できるかを考えます。

そして、自分の答えを質問し、話し手も自分の言葉で答えを見つけます。

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コーチングでは答えは話し手が、自分を出すことが鉄則。
そのため聞き手は、答えを出すための質問を繰り返す必要があるのです。

参加者の皆さんは答えを出さないように、工夫して質問を繰り返していました。

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コーチングのワークショップが終わったあとは、池田氏の解説と質疑応答タイム。

コーチングに必要な心得を解説後、質問タイムに入りました。

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たくさんの質問が飛び交い、その質問に対して、池田氏が答えるの繰り返し。


14:00~15:00 クエスチョンインタビュー

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聞き手と話し手の2人1組に分かれ、自身のお店の現状や自分が今お店で取り組んでいることを話し、聞き手はできている部分とできていない部分が「なぜそうなっているか」を深掘りするワークショップです。

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聞き手は話し手の話をメモしながら、自分の言葉で相手に質問を投げかけます。

そして、聞き手も自分の言葉で質問に答え、相手の現状を理解し、今後どうしていくかを聞き手と一緒に決めました。

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ワークショップが終わり、再度池田氏からの解説と質疑応答タイム。

「自分の課題を言語化し、相手に伝えるのが難しかった」などの感想がありました。


15:00~15:30 池田氏のレクチャー

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15時からは、欧米のようなディスカッションを交えた座学。ティーチングとコーチングの違いについて学びました。

メリットデメリット

ティーチングは、相手に一方的に教える方法のため、相手の答えが似てしまったり、考えようという思考を奪う、モチベーションが続きにくいなどのデメリットもあります。

一方コーチングは、相手に答えを教えるのではなく、質問を繰り返し、相手の答えを引き出す方法。

相手が答えを自分で導き出すことによって、自分の潜在能力や可能性を信じ、自らチャレンジするようになるのです。

つまり部下やアシスタントのやる気を引き出すためには、コーチングが不可欠だということです。


15:30 今日の振り返り

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同じテーブル内で、振り返りの方向性を決めました。
本日の内容をブラッシュアップするもしくは、コーチングとティーチングの違いについて深掘りするテーブルがありました。

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最後に振り返り用紙に自分の今日の振り返りを自己採点する作業をしました。
今日ワークショップで、聞き手と一緒に決めた目標を記載し、実店舗で活かす。

学んだことをきちんと実店舗で、活かせる仕組みがありました。

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そして、カードに今日印象に残った出来事や学びを与えてくれた方へメッセージを記入し、プレゼントも行い、前半のセミナーが終了しました。


リアルゲームコース

前半のコーチングセミナーが終了し、小休憩を挟み、実践重視のリアルゲームコースが始まりました。

後半のテーマは「長く学び続ける価値とは?」です。それでは早速内容についてご紹介します。


17:00〜18:20 ワークショップ

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ワークショップの内容は、4〜6人のチームを作り、ブロックを机の上に積み上げ、チームごとに高さを競い合うゲーム。

ただ高さを積み上げるだけでは、盛り上がりに欠けるため、ゲーム時に机を揺らし、揺れに耐えることができた高さがチームの結果になるとのこと。

チームで試行錯誤を続けた結果優勝したのがこちらの作品。

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高さと揺れの両方を考え抜いたチームワークは、見事なものでした。

ワークショップが終わり、チームごとに、反省会のスタート。

「高さを考えた結果、無難な結果を取りに行ってしまった」「周りの良い戦略を見てから、行動につなげた」などの反省が出ていました。


18:30〜19:30 じぶんの成長を描いてみよう

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2人1組に分かれ、事前に受けていたストレングスファインダーの資質を確認します。

そして、メンターとじぶんの伸ばしたい資質について話し合い。

伸ばしたい資質をどうやって伸ばすかをメンターと一緒に考えます。そして、メンターと一緒に決めた資質を明日から実践に持っていく方法を考えました。


19:30〜20:20 ワークショップ

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ワークショップの内容は、指示者(経営者)、伝達者(幹部にあたる人)、作業者(部下にあたる人)の3役に分かれ、指示者が選んだ造形物を作るという内容でした。

指示者は選んだ造形物を伝達者に伝え、伝達者が作業者に伝え、造形物を作ると一見簡単なものに思えますが、そううまくいきません。

指示者はジェスチャーで伝達者に伝え、指示者は作業者に情報を伝えるのですが、作業者は手元にあるブロックを見てはいけません。

今回行ったワークショップのねらいは、経営者や幹部職の意図は、求めるレベルが高ければ高いほど、従業員には伝わりづらいということ。つまりレベルの高いことを要求するには、コミュニケーションの質を高める必要があります。

コミュニケーションの質を高めるために、コーチングがあり、正しいコーチングを身につけるためには、正しい学びが必要です。実際に、コミュニケーションの難しさを肌で感じることで、コーチングを学ぶ意識を高めることができたと感じるワークショップになりました。


実際にイベントに参加した感想

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グリードコーチングは、座学2割、実践8割の実践重視のセミナーでした。

受講者が実際にコーチングを積み重ねなければ、実店舗に学びを持ち帰ることはできません。

コーチングは答えを与えるのではなく、相手に気づきを自発的に見つけてもらうもの。

人から与えられたものは、受動的になりがちですが、自分で見つけたものに、人間は能動的になります。

そのためセミナー自体も、講師に教えを乞うのではなく、実践がほとんどでした。

また最後の振り返りタイムで、実店舗で実施することを記載する時間があったことも驚きでした。

インプットしたものをきちんとアウトプットする仕組みがきちんと設計されているため、少人数・かつ密度の濃い学び・振り返りの時間を過ごすことに適していると思いました。


まとめ

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「グリードコーチング」は実践重視のコーチングセミナーでした。

相手のやる気を引き出すために、自分が何をできるのか。
その答えは相手に答えを与えるのではなく、相手に気づきを与えること。

でも、実際に相手に気づきを与えるのは難しいものです。
相手の答えを自発的に引き出すには、時間と労力がかかるため、答えを与えてしまいがち。

頭でわかっていても美容師は休む間もないため、どうしても相手に時間を取れない場合が多い。

そこで、コーチングの知識を身につければ、どうすれば相手のやる気とやりたいことを引き出せるかを実践できるようになります。

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あなたもコーチングを身に付け、部下やアシスタントのやる気とやりたいことを引き出してみませんか?

そして、美容師の離職問題や人材育成に役立てていきましょう。

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皆さんの店舗運営やスタッフとのコミュニケーションがより良いものになりますよう心からお祈りしています。

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