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土屋鞄製造所×note「#土屋鞄の絵本コンテスト 」結果発表

土屋鞄製造所とnoteで、「長く大切にしたいもの」をテーマに、絵本の投稿コンテストを開催いたしました。期間中に、155作品をご応募いただきました。素敵な作品のご投稿、ありがとうございました。noteでの応募作品一覧は、こちらをご覧ください。

審査員による選考の結果、下記のように受賞作品が決定いたしました。グランプリ作品は書籍化を進め、そのほか入賞者の方には賞金の贈呈、土屋鞄製造所のSNS等でのご紹介などを行なう予定です。

【グランプリ】

よるのひみつ(仮)/Kashikoiさん

【準グランプリ】

まじろうのかばん/石川ともこさん

【入賞】

#土屋鞄の絵本コンテスト /Bun Suzukiさん

むてきのかたな/中川 貴雄さん

まっくらよるの ほしづくり/スミノモニカさん

しましま/まつもとりょうたさん

きのみやのくんちゃん/kyoko

おさがり姫/yuya noguchiさん


【各審査員からの総評】

たくさんご応募いただき、ありがとうございました。私は、ストーリーはもちろん、絵本なので主に絵の魅力を重視させていただきました。また、土屋鞄との親和性の高さも鑑みています。『まっくらよるの ほしづくり』は、一目で絵の可愛らしさが伝わってきました。『しましま / 長く大切にしたいもの』は、絵の描き込みが密でストーリーも読み応えがありましたね。
まじろうのかばん』は、洗練された印象で、お話の中でカバンが重要な役割を果たすのが面白いなと思いました。
土屋鞄にはアトリエ®︎という内装に柄のあるランドセルのシリーズがありまして、『よるのひみつ』という作品のテーマは、その世界観に通じるものがあるかもしれないと感じました。絵も落ち着いていて素敵です。【土屋鞄製造所・箱田果歩】
私は、実際に絵本にしたときに多くの読者が獲得できそうなのはどれか、という視点で審査しました。ですので、現在の完成度よりも、ストーリーのおもしろさや、絵の雰囲気を重視しています。たとえば『むてきのかたな』は、剣術家に憧れている侍が主人公で、キャラクターが強くてストーリーもおもしろく、絵本の設定としても時代物というのが新しいと思いました。もう一作、とくに目を引いたのは『よるのひみつ』です。この作品はまだまだ未完成ですが、なんといっても絵が魅力的です。また内容も、怖いものを克服していく子供の話ということで、コンテストの趣旨にあったおもしろい作品にできるのではないかと思いました。【ピースオブケイク代表・加藤貞顕】
みなさんがあげていた作品、どれもすばらしいと思いました。それ以外で、『おさがり姫』という作品がとても気になりました。ぼくはアーティストという肩書ですが、以前はエディトリアのデザインをしていたことがあって、絵本てやっぱり開いていく楽しみが大事だなと思っています。『おさがり姫』は、キャラクターのキャッチーさとイラストの可愛らしさと、オリジナリティと、あと途中21ページめの右上にレイアウト変更を考えているような形跡が書いてあったんですよ。それを見つけて、絵コンテで開いた時のバランスをこだわっていらっしゃるんだなと。そういうのってすごく大切だなと思っていて、そういう意味でも、興味がありました。
きのみやのくんちゃん』は、横長を意識した絵の構図もですし、カラフルにしたら、すっごく楽しい絵本になるんだろうなとわくわくしました。【キャラクターアーティスト・tarout (タロアウト)】
ぼくは仕事柄、毎月多くの絵本の新刊を見ているのですが、今回は市販の絵本としてという視点に加えて、土屋鞄さんのコンテストということで読後感に思いっきりこだわって選んでみました。カバンの思い出と、絵本を読んだあとの心地よさみたいなものをつなげて感じられるような、記憶に残る作品がいいんじゃないかなと思ったんです。
そういう意味で、『まっくらよるの ほしづくり』はとても良かったと思います。これは、お話もいいんですけど、最後の方に雲の上から星を降らせるシーンがあって、それがたぶん、めちゃめちゃきれいな感じになるんだろうなあと印象深くて心地よさを感じました。
もう一つがみなさん挙げている『まじろうのかばん』は、とにかく完成度が高くて、展開も多彩で読み物として楽しくて、子どもにとっても安心感を与える作品なんじゃないかなと思いました。
#土屋鞄の絵本コンテスト』は、作家さんとして今後の可能性を感じて、次の作品を読んでみたいなと思いました。【絵本ナビ代表・金柿秀幸】

最後に、このコンテストを見届けてくださった、土屋鞄の社長・土屋成範さんからもコメントをいただいたのでご紹介させていただきます。

過去に自社でも絵本コンテストを開催したことがあるのですが、今回の応募作品は今までに見たことのない新しい表現や才能を感じて、noteさんらしいなと思いました。土屋鞄では、こどものイラストを公募してキーホルダーに製品化する「ちびっこリフレクター」なんていうグッズもありまして、会社全体としてもこどもたちの感性を育んでいけるような取り組みを大事にしています。絵本はランドセルと対象年齢が近いですし、今後もこのコンテスト自体をもっと広げていけたらなと考えています。そこから新しい作家さんが生まれ、ベストセラーが出たら嬉しいですね。【土屋鞄製造所・土屋成範】

noteはこれからもクリエイターの才能を見つけて、広げていく支援をしていきます。

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