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インド就活に挑戦してみた!3(面接・内定編)

みなさん、こんばんは!
佐藤です。
今回は、最終回です。実際の面接がどんなものだったか、
その後はどうだったのか、経験を共有していきます。


書類選考通過までの流れ

就活の流れは日本と同じで書類選考で通った企業から
面接を受けるというもので、一次のみなのか、二次や
三次もあるのかは企業ごとに異なります。

以前に提出した履歴書・職務経歴書で書類は十分で、他の書類(英文履歴書)を
提出することや筆記試験の受験を求められることはなかったので、
今までの経歴などが企業とマッチングするか否かが書類選考通過のポイントでした。

紹介会社の担当者の方に23社応募してチャレンジしたい旨を
伝えて、応募手続きをしてもらったなかで、
書類選考を通過した会社は合計で7社でした。
その内訳は、
・現地系会計コンサル 2社
・日系小売      1社
・日系物流      1社
・現地系不動産    2社
・日系メーカー    1社

書類選考でダメだった企業のなかには、

・私の入社希望時期を留学終了後の11月を希望する旨をあらかじめ
 担当者の方に伝えていたので、企業が欲しい時期とかみ合わなかった
・求人票は紹介会社に出しているけど、その時点で募集を現在していない
・他の候補者が見つかって新たに採用する必要がなくなった

みたいな理由があることもありました。(担当者の方から事情を教えてもらいました)

選考通過後について

書類選考が通過したか、それともだめだったかわかるタイミングはバラバラでした。
最初の面接は、紹介会社の担当者の方と面談日の次の週に2社書類選考通過と一次面接の案内が来て、その次の週に2つの企業の面接がありました。
それから、ぽつぽつと書類選考通過のお知らせが来て、1週間に1~2回面接をする
ような日々が1か月程度続きました。(面接がない週もありましたが)

書類選考通過の結果を私が知ってから実際の面接までの期間は
短くて2日後、長くて約1週間後となり、ちゃんと準備ができた場合とそうでなかった
場合どちらもありました。

面接日までの準備は
・紹介会社からもらった「想定される質問集」を見て質問に対する回答案を書く
・回答案を紹介会社の担当者に添削してもらう
・英語面接の場合、担当者の方からオンラインレッスンを受ける
・求人票記載の会社のウェブページに目を通す(ウェブページの情報から志望動機の回答案 作成)

面接内容

実際の面接は、こんな感じでした
・全てオンライン面接で開催
・私は無地のフォーマルなシャツを着用して臨んだ(ジャケット・ネクタイは 
 着用せず)
・面接時間は短くて30分弱、長くて40分程度
・面接の間に面接官から企業紹介の説明を聞くこともある

皆さんの気になる面接言語ですが、日本語か英語で行われました。
・書類選考通過企業の中で面接言語の内訳は、

 ー英語面接
    ・現地系会計コンサル 1社
    ・現地系不動産              1社(英語面接の予定だったが、諸事情により
              面接自体キャンセル)             
 ー日本語面接
 ・日系小売      1社
 ・日系物流      1社
 ・現地系会計コンサル 1社(面接官は日本人現地採用)

 ー日本語面接・英語面接両方
 ・日系メーカー    1社(1次面接の時点で日本人・インド人
              面接官双方から質問)
 ・現地系不動産              1社(1次面接は外国人による英語、二次面接は現   
              地採用の日本人による日本語の面接) 

質問内容は、前回の紹介会社の担当者との面談で聞かれたこととと、
志望動機はどの会社からも聞かれます。
ただ、英語面接のインド人面接官と日本語面接の日本人面接官では聞かれる
観点が異なります。

インド人面接官の場合だと重点的に聞かれることは、

・インドへの印象、インドの好きなところ、インドは快適か否か
 インドに何年滞在する気があるのか、インド留学の感想
・家族構成、家族の許可はあるのか
・会社にどのように貢献できるのか、佐藤を雇うと会社にどのようなメリッ 
    トがあるのか

以上のような質問が多く、プライベートな質問や使える戦力になるかどうかのダイレクトな質問が多かったです。
インド人面接官の求める人材像は、インドのカルチャーを尊重できて、
かつスキルがある人材であるような感じでした。

日本人面接官の場合に聞かれることは、

・性格的に職務内容がフィットするか
・5年後10年後の理想のキャリアと最終的なゴール
・頑張ったエピソード
・人間的な強みや弱みとそれを実感した(克服した)体験
・企業理念についてどう思うか・理念にそって仕事ができるか
・日本的な品質管理をする場合、インド人スタッフをどのように
 マネジメント・コミュニケーションをするのか

以上のような、遠まわしな質問で人間性を測るような
質問が多いような感じでした。特に日系企業の日本人面接官の場合は
日本の面接とあまりかわらない感じでした。
日本人面接官の求める人材像は、
インド人スタッフや日本人クライアント
と上手くコミュニケーションをとれて日本的なサービスや運営を
しっかりできる人材だと思いました。

ニュースで話題のジョブ型とメンバーシップ型の考え方の違いを
面接を通して実感することができたのが、本当に良い経験でした。

面接が終われば結果を待つだけなのですが、企業が求める人材では
なかった場合はすぐに不合格通知が紹介会社の担当者を通して来ました。
他方、私の採用にポジティブな会社は、他の候補者との面談を終わった後に
決定するといったプロセスのため、数週間以上待たされました。

内定通知・内定承諾

面接を通していきたいと思った会社は現地系会計コンサル2社と
現地系不動産1社の計3社ありました。1社、現地系の会計コンサル
企業の内定をもらいました。大学卒業時の就活に苦戦していた経験が
あるので、本当に内定をもらった時はとてもうれしかったです。
別の会社の内定を待っていましたが、結果通知がかなり
後になるそうで、1社目の内定承諾期限を大きくオーバーするのとの
ことでした。

最初に内定をもらった会社が、
・年収300万弱の求人が多かった中、300万を上回る年収であること
・週休2日で休日の制度もしっかりしていた(企業サイトや求人票の情報)こと
・資格等の教育システムが整っていること
・会計コンサルといっても自分のやってみたい
 法務のサービスも提供していること
・バンガロールにオフィスがあり、
 中長期的にバンガロールで働ける可能性が高いこと

これらの理由からその会社に就職することを決め、
契約書にサインしました。

契約書は、紹介会社の担当者からメールで受け取って、
それを印刷屋(xeroxとよばれる)にいって印刷してもらい、
自分の記載箇所に記載とサインをして、その用紙を印刷屋で
PDFスキャンして、紹介会社の担当者に送って手続きは終わりました。

ここまでがインド就活のプロセスで、オンラインセミナーから
内定承諾まで計2か月かかりました。

まとめ・感想

まとめとしては
自分がやってきたことの成果が内定につながっていったと思います。
大したことをしたわけではないのですが、
・日本で勤務した経験
・宅建や行政書士の学習を通じて日本の社会の仕組みを理解したこと
・学生時代からこつこつ英語にふれたこと
・インドに留学して、英語学習だけでなくインドのことを知ったり
 チャイを飲みながらインド人とのコミュニケーションスキルを
 伸ばしたこと

またインド就活に関しては、紹介会社の方々だけでなく、
インド留学そのものをサポートしてくれた人が
いたことも忘れてはいけません。

最後に海外で働く日本人のSNSなどでは、
日本的なやり方は時代遅れ、
外国の方が優れているみたいなコメントがあり、海外就職に
興味があったときはそうなのかなと正直思っていました。
しかし、インドで就職する場合、現地企業であっても顧客は日本人や
日本企業であり、「日本人である」ということが強みだったり条件に
なったりします。インドの文化を尊重しながらも、
「日本的なもの」も大事にしないといけないんだなと思いました。
長文になりましたが、参考になればうれしいです。

佐藤虎太朗


就活が終わって旅行をエンジョイしました

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