eMAXIS Slimさん、ゴメン！真っ当な対応されて納得した話
今日は国民の大人気「eMAXIS Slim」の話です。皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか？（イーマクシススリム）
この商品を巡って、去年年末より私たち投資家たちが少しばかり荒れていました。なぜ荒れていたのか？その疑いは晴れたのか？どういう対応だったのか？今回はその一連の流れに、迫っていきたいと思います！eMAXIS Slim持っている方は必見。今回の記事を通して、投資信託の”闇”も少し見えてくるかもしれません。
では早速いってみましょう！
これまでの楽天との経緯
eMAXIS Slimは素晴らしい商品です。長らく、最も買われている投資信託シリーズ。不動のトップです。
ただ競合が全くいない、というわけでは決してありません。過去も他社と戦ってトップの座を確立してきましたが、実は今の競合は楽天です。そして面白いのが、その楽天との競合関係。こちらにまとめていますが、ざっくりいうとこんな感じでしょうか。
・eMAXIS Slimは「業界最低水準の運用コスト」を公式HPにも名言
・これまでも他社のコスト競争に合わせて、フットワーク軽く手数料を下げて、有言実行してきた経緯
・去年10月に楽天が、さらに安いコストの投資信託がリリース
・eMAXIS Slimはそこから音沙汰なし
・投資家:「なんでやねん！」
今回のニュースとしては、その沈黙を貫いていたeMAXIS Slimが、それに対してやっと正式なリリースをして回答した、ということです。その内容、見てみましょう！
eMAXIS Slimからの回答
こちらがeMAXIS Slimからの正式回答です。
…長くてよくわからないですよね。会社のドキュメントとはこういうものかなぁと… という中で、要約するとこんな感じです。
・類似ファンド（＝楽天の投資信託）が出て、コストについてめちゃくちゃ問い合わせきてます
・でも楽天ファンドの「実質コスト」はまだ開示されておらず、蓋を開けてみるまでわからない（楽天はいろいろズルをしているかも？）
・引き続き「業界最低水準の運用コスト」の姿勢は変えず、適宜対応をするので、皆さん慌てずに、待っててください！
ということです。
ここで、新しい言葉「実質コスト」というものが出てきましたね。実は、投資信託には「隠れコスト」という非常に嫌らしいコストが存在し、そこがミソ！と言う可能性を、言っています。詳しくみていきましょう。
"隠れコスト"に潜んでいる？
今回のeMAXIS Slimの言い分としては、楽天からの開示がまだないので（開示は今年10月予定）何も言い切れない、ということですよね。「隠れコスト」が分厚く色々潜んでいるのか？それともそうじゃないのか、楽天が以下のどっちのパターンになるか、見どころです。
なので、「業界最低水準の姿勢は変えてないから、実質コストが分かったらちゃんと対応します」と、大人な回答。投資家の皆さんも「荒れてゴメン！そりゃそうだよね」となったのではないでしょうか。
このように投資信託には「隠れコスト」というものが存在します。「信託報酬」とは別に上乗せされる、非常に嫌らしいコストです。この問題について、金融庁の対応や、私たちが注意すべき行動を以下記事でまとめているので、ぜひご一読ください！インデックス投資は素晴らしいものなので、皆さん全員にぜひ知って頂きたい内容と思っています！
おわりに
いかがだったでしょうか？今回は国民の大人気商品「eMAXIS Slim」の対応についてみてきました。「業界最低水準」を豪語しているのに何も対応がないじゃないか！！という消費者の声に対して、真っ当な冷静な回答をした、という印象です。eMAXIS Slimへの疑いが若干晴れて、説明してもらったことによって信頼が保たれた気がしますよね。
引き続き、ここはウォッチしておきたいところですね！もし今後動きがあったらこのブログで紹介していく予定です！
再掲）どんなブログにしていくの？
改めて、2か月前からこのブログ始めました、インデックス夫婦です！ここでは、新NISAについて、初心者から中級者に向けて有益情報を発信していこうと思います。特徴としては 「図解で」「一口サイズで」学んでいく、そんな場にできたらと思っています！これまでも以下のような記事書いていますのでもしよかったらぜひ！
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