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みんな、"下落相場を活かす"べし
直近S&P500やナスダックの株価下落のニュースが目立ちます。ずっと前から今年中には落ちる、と言われていましたね。これまで右肩上がりだったので、今回初めて下落を経験される方も多いのではないでしょうか?
私たちは、全ての投資家が株式投資は下落相場を経験すべき、と思っています。それを超えて、皆さんの投資家の経験値がぐっと上がり、長期の資産形成につながる。今日はそこをかみ砕いて、下落を前向きに捉えるべき理由も述べていきたいと思います。
それは行ってみましょう!
下落相場は絶対くる
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株式投資をやっている以上、下落は必ずきます。度合いはあれど、これは言い切れます。「ノーリスクハイリターン」というおいしい話は存在しない、という前提に立つと、ごく普通のことですよね。
ただ、どれくらいの下落が、どの頻度で起きるか?は知りたいところです。ちょうどS&Pの過去70年さかのぼるデータをみてみます。
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・3%の下落は、1年の中で7回以上起きる
・5%であれば、年3回
・15%以上の激しい暴落は数年に1回程度
これからわかることとしては、私たちが投資に参加している限り、これらの下落は絶対くるということですよね。それから逃げるのではなく、それを受け入れ、どう対応するか?を考えていくのが得策と思っています。
ちなみに、コロナの時はS&P500も日経平均も40%程下落したので、私たちとしてはこれくらいの暴落を「覚悟しておくことが大切」と言えるでしょう。
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「インデックス夫婦さん、覚悟しないといけないのはわかったけど… なぜ前向きになるべきなの?」
それについては、2つの観点を見ていきましょう。
1️⃣ 下落相場=「バーゲンセール中」
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皆さんも欲しいものが10%安くなってたら、セールだ!と言って喜びませんか?
下落相場というものは株価が安くなっていることが1点目です。安いから同じ10万円でももっと多くの投資信託を買える。値下がり中にたくさん買えたので、また経済が復活してきたときには、大きく儲かっている、という構造。一方で、上がっている時にしか買わず、落ちた時に怖くなって売ってしまうと、結局上がり切った状態でしか買わないため儲からない…。
バーゲンセールをうまく活かすのがポイントとなります。AかBだったら、Bでが理想ということですよね。もっとも、つみたてで下落局面でも(上昇局面でも)継続して運用する、のが鉄則となります。
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少し難しいのが、なぜ株安になっているか、の目利きが難しい点です。割高だったのが適正価格に戻ったのか、本当に割安になったのか、改ざんなどして信用が落ちて株安なのか、業界の構造的な理由で株安なのか... これは複雑にいろんな要因な絡み合っているので、金融プロでも読めません。
ここで大事なのが「下がったままなのか、また上がるのか?」ですよね。
そこで過去200年の株式市場の歴史を遡ります。ご覧の通り、市場全体として緩やかな右肩上がりです。もちろん、虫眼鏡で見てみれば下落もあるし、大暴落と言われるような-50%減もあったりします。
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しかしそれを乗り越えて成長してきているのが世の中の歴史です。このトレンドが私たちの短い人生の中で変わるとは考えにくい。なのであれば、短期的に下落したとしても、それを乗り越えれば戻って、上がると考えるのが自然でしょう。なので市場 = インデックス型に投資をすることで、下落してもこの市場全体が回復することにかけられます。
余談ですが、個別株はまた話が違います。個別株は右肩上がりではなく、暴落して回復しない、倒産するなどあるので、それが故にリスクが伴いますよね。
株価下落を前向きに捉える1点目の理由は「どうせ回復するんだったら、安い時に買っておいた方がお得」ということです。
2️⃣ 下落相場で投資家経験値爆上げ
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もう一つは心理的なものです。
私たちはどうしても人間なので、株価下落したらソワソワします。ソワソワして「もっと落ちるんじゃないか?」「回復しないんじゃないか?」という思いから、売ってしまいます。俗にいう「損切り」や「狼狽売り」というヤツです。
ここの人間心理は、それを経験した人じゃないとなかなかわからないものです。想像しづらいかもしれないですが、シビれる経験です笑
これだけ長期!長期!と世間で言われているのに、実際は4分の1の人が、投資始めたけどやめてしまうのです(記事)。そして、売るだけならいいですが、売るときに損して売っているのです。
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この図を見て、なんでこんなに差が生まれるの?と思うと思いますが、このリターンの差は、人間の欲や選択で、余計な行動を取ることで生じるものと考えられており、「行動ギャップ」とも呼ばれています。
せっかく資産形成するために投資を始めたのに、心を揺さぶれて、損をしてしまうーー。もうやりたくなくなっちゃいますよね。
「長期」が鉄則
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ここで、原理原則に戻りましょう。
データで立証されているのは「長期運用すると勝つ確率が高くなる」です。なのでいかに下落を経験して、自分の心を穏やかに保って、投資を続けられるか?それが肝です。
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経済アナリストの森永卓郎さんの言葉があります。
株なんで上がったり下がったりはするんですよね、為替も円高になったり円安になったりするんですよ。これは歴史を見ていれば波打っている
問題なのは株がガッと下がったときにやめちゃうとか為替が動いたときにビビってやめちゃう人はそれは必ず負けますよね。だって負けたときにやめてるんだから。
ごもっともです。「負けた時に試合終了したら負けたまま」、そりゃそうです。負け損ってやつです。でも当たり前でありながら、多くの方がこれで投資を諦めてしまうのです。
🏃♂️ 行動に移そう!
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直近S&P500やナスダックの株価下落が注目を浴びてますよね。このようなことがここ数年なかったのが変なくらい好調でした。
ただ今回の下落相場を経験して、市場に留まる = 投資を続ける。それはバーゲンセールで買えるのでリターンが出やすくなる。そして人間心理を耐え抜くメンタルトレーニングをする。この2つの意味で前向きになるべきと思っています。
ポイントとしては、「下落した!」という過剰な反応をする人のノイズからいかに自分を離すか、もともと覚悟してたことなのでいかに冷静に処理するか、です。
年末に向けて下落の局面が続く可能性がありますが、ぜひ長期で投資見ているよ!という読者の方はスキボタンをお願いします!
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再掲)どんなブログにしていくの?
改めて、年初からこのブログ始めました、インデックス夫婦です!ここでは、新NISAについて、初心者から中級者に向けて有益情報を発信していこうと思います。特徴としては 「図解で」「一口サイズで」学んでいく、そんな場にできたらと思っています!これまでも以下のような記事書いていますのでもしよかったらぜひ!
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