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ソーシャルライティング講座(第7回)

こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の御田村瑞恵です。
朝夕は冷えるようになり、金木犀がよい香りを放つ季節になりました。温かさが恋しくなる季節でもありますね。
当NPO法人では、10月17日(火)にソーシャルライティング講座を実施しました。第7回のテーマは「指示よりも説明を多くする、絵の描き方、パワーポイントを使う」でした。

講座の前半で、前回のテーマを振り返り、肯定文の使い方を再度確認しました。そしてソーシャルストーリーズの独特な言い回しを復習して文章をできるだけスリム化させて完成しました!後半では新しいテーマについて全員で話し合い、途中で原田先生からアドバイスをいただきながら、講座で学習した「5W1H」を考えたり、見解文の再確認をすることができました。

グループワークで画面を共有している様子
トイレのタイミングについてどのように伝えるかをみんなで考えました

それでは受講生からいただいた感想を紹介します。

テーマから決め、ゼロから文章を書く作業は、まだまだ自力ではできなくて、みなさんが作成される中で、疑問をもったりすることはできるようになってきました。また、子どもが本当に思っていることでないと、文にできないという視点も大切にしないといけないということもわかってきました。先生にテーマを決めていただきたいと思っていましたが、当事者の状況がわからないと書けない、だから先生からテーマを決められないんだなと思いました。まだまだこのような段階です。今度ともよろしくお願いいたします。【教員】

  • 文章を書いてみて、ソーシャルライティングの書き方になるように、学習参加者で少しずつ紐解いて学べる事が出来ました。1人で書くと、なかなかですが、みんなで意見を出し合いながら、ソーシャルライティングになる文章がかけるようにテキストの本を振り返りしながら、教えて頂けるので、安心して参加出来ています。それぞれのお立場から、意見が伺えるので刺激になっています。ありがとう。【精神保護福士・介護福祉士・ペアレントメンター】

原田先生が示しているコミック会話の画像
原田先生が示してくれたコミック会話での伝え方の例

ソーシャルストーリーはとても難しい技術ですが、一旦書けるようになると、書かなくても自閉症の子ども達に上手に伝えられるようになって人間関係もとても良くなりますから、ぜひ続けて学んでいただけると嬉しく思います。【ソーシャルライティング講座主催者の中谷美佐子より】

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ソーシャルライティング講座は「コミュニケーションがうまく取れない」「人との関わりが苦手」「こだわりがある」といった特性のある自閉スペクトラム症の子どもたちに教えたり伝えたりすることがうまくできるように、原田先生からアドバイスをいただきながら、グループワークを通して学びます。講座は途中からでも参加できますので、ご興味ある方はこちらのホームページをご覧になって頂けたらと存じます。ソーシャルライティング講座

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