見出し画像

教室で活用できる感覚統合的視点

誰もが違うということを前提とした教育をすすめていこうと広島からの発信に挑戦している日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

さて、第6期学習・発達支援員養成講座(全9回)が現在すすんでいます。今ちょうど中間地点の5回目で、広島大学の石附智奈美先生、ノートルダム清心女子大学の青山新吾先生、特別支援教育士スーパーバイザーの山田充先生、お三方から動画視聴で学んでいます。

先日『教室で活用できる感覚統合的視点』の視聴期間が終わりましたので感想を紹介します。講師は石附智奈美先生(広島大学大学院医系科学研究科講師)です。感想を読むだけでも十分学びになりますので楽しんでいただけると嬉しいです。

・今教室で、問題とされがちな子どもたちの実態を、講義の中で浮かべながら視聴しました。そうかそういう見方捉え方をすれば納得いくな、では、どのように支援すれば子どもは、今のしんどい思いを軽減できるだろうかなど学ばせていただきました。実際に現場で悩んだとき、何度も繰り返し視聴できたので、ヒントをいただけて有難いなと思いました。ありがとうございました。【教員】

・いつも姿勢や態度を注意されてる児童をどんな関わりを持って支援していけばよいのか試行錯誤しています。環境に身体を適応させるための感覚情報処理過程なんだ。と理解していけば対応がおのずと変わっていけると思いました。今回動画を配信して頂く事で自分のタイミングで学習出来て良かったです。じっくり考える事も出来ます。しかし いつものようにzoomによる受講も、他の人との意見交換や、短い時間内でのその時の感性を大切に学んでいくのもとても勉強になります。同じ内容を学んでゆく仲間意識のようなものも感じられます。【特別支援教育アシスタント, ふれあい推進員】

・感覚を捉えることは難しいですが、具体的な例と表で視覚化してくださったことでよくわかりました。様々なお子さんがいる中で、色々なケースをあげることで対応する際の引き出しが増えるのかと思います。具体例がたくさんあったのでよかったです。【教員】

・日々の関わる事例の中での疑問や不思議のいくつかが、知識の一つとして学べた。毎度多岐にわたり様々な観点からの学びをご準備くださりありがとうございます。動画配信だったので、何度も繰り返し確認できたり、一度止めては正しく記録する事が出来ました。動画視聴は毎回あっても嬉しいです。【生活指導員】

・感覚の機能障害は、目で見て分かりやすい困り感で、しかし学校現場では指導の対象になりやすいと感じています。そのことを頭では分かっていても、最近の私は子ども達に寄り添えてなかったのではないかと、立ち止まり考えることができたからです。ありがとうございました。人間は生まれてからずっと、発達しながら成長しているということに改めて気づくことができました。目の前の子どもの状態だけで判断せず、それまでの発達段階ではどうだったのか、その子が求める感覚刺激は何なのか等、今までよりも少し踏み込んだところまでしっかりと考えていこうと思いました。自分自身にも感覚過敏があり、子どもの頃は何も知らずしんどかった経験があるので、可能な範囲で対応などを伝えていきたいと思います。感覚統合について、より詳しく調べてみようと思います。【特別支援教育アシスタント, 保護者】

・児童理解を深めることができた。【教員】

・実生活においても役に立つ内容だと思いました。具体例を分かりやすく掲示されているので分かりやすかったです。【特別支援教育アシスタント, ふれあい推進員】

・仕事上、ASDの診断を受けているお子さんと関わることが多いため、石附先生がお話しの中で紹介されたたくさんの事例は、どれも日々目にする姿で、それぞれのお子さんの姿を思い浮かべながら聞くことができました。活動への集中力や、指示や情報へ注目する力を高めたい。言語力を伸ばしたい。道具操作の力を高めたい・・・。と、今回のお話しで出てきた発達過程の上層部分に注目しがちですが、年齢に関係なく、土台部分に注目し、手立てをしていくことが、その子が安定し、安心して力をつけていくために大切なことだと改めて感じました。また、感覚統合というと言葉から何か特別な印象を受けますが、鉄棒、綱引き、荷物運び・・・等、保育園や幼稚園の自由あそびや、生活場面でもその子だけでなく、集団の中にすぐに取り入れられそうな支援もたくさんあると思いました。【保育士】

・石附先生の講座は2回目でしたが、挑戦したくなる環境設定や強制的ではなく、能動的に挑戦したくなる様な支援が出来ているか?改めて支援を見直す事ができました。子ども達一人一人の視点で支援を実践していく事を改めて再認識する事が出来ました。ありがとうございました。【児童デイサービス】

・子どものしんどさの原因を考えることができた。支援をするときの手立てのヒントをいただけた。いつも良い講座を本当にありがとうございます。子ども達の支援にとでも役だっています。ありがとうございます。【特別支援教育アシスタント, 保育士】

・今関わってる児童の行動が理解出来ました。何がどう必要なのかを観察しながら個々に合った活動が出来るように支援をしていきたいと思います。ありがとうございました。【児童デイサービス, 保護者】

・感覚の不器用さが問題の背景にあることを理解していれば、言うことを聞かない子と思い込んでいたことが実は指示が理解できてないことだったという状態かもしれない、と支援の方法を変えることができる。知らず知らず、支援をする方法を違えて不安を高める結果になっては、お互いにとって不幸なことになる。感覚のニーズをうまく捉えて、調整できるように日頃から気をつけることができれば、支援側だけでなく子どもが安心して社会で暮らしやすい対処ができるようになる。体験で学ぶことが大切だと思いました。オンライン講座のおかげで、時間のやりくりがとても助かります。動画視聴はマイペースで拝聴助かります。【会社員】

・子どもの困りごとの根本、原因を理解するためのヒントももらえた。講師の先生の話し方も分かりやすく、繰り返し聞くこともできたので理解が深まった気がします。【保護者】

・理解しやすい進め方だった。【作業療法士】

・1度目の視聴で知識を得て、その後資料等入手して理解を深めて2度目の視聴にのぞめた。感覚統合に発達段階があり、基礎感覚の発達なしに、言葉の発達は得られないことが理解できた。感覚探求がよく見られる子どもたちの中には、視る力、聴く力が弱いと感じる子どもが多く、基礎感覚の発達が必要で、感覚を求めているのだと理解できた。時にこのようなビデオ視聴の形も、自分の理解度に合わせて繰り返し視聴できるのでよいです。【児童デイサービス, 言語聴覚士, 保護者】

・知りたかったことが具体的にあった。【さとう式インストラクター】

・感覚統合について理解が深まりました。一つの行動に対して色々な可能性を含めた対応が必要だとよく分かりました。【塾講師, 保護者, 整理収納アドバイザー】

・感覚統合についてのメカニズムを分かりやすい説いてあり、どんな感覚過敏があるのか、またその支援の方法について具体的にまとめてあり非常に分かりやすかった。感覚統合について、基本的な知識や具体的な支援策など学ぶことができました。今まで感じてきた、なぜそうしているのか? なぜその行動が表れるのか?分からずにいましたが、この講座を通してそのつながりを理解することができました。【保育士, 運動専門保育士】

・困った行動の理由が理解できた。【保護者】

・感覚統合のことは、何も知らなかったので、とても勉強になりました。【教員】

・発達障害の子の多くに感覚の過敏や鈍感があり、不適切な行動の原因になっていることが理解できました。エアーズの感覚統合について、現場でどのように活用できるのか実践例が知りたいです。【塾講師, 放課後児童クラブ指導員】

・実際に目の前にいる児童生徒を想像しながら聞くことができた。事例や対処法などについても知りたいと感じました。自分の「感覚」についても改めて確かめることができました。ありがとうございました。【教員】

・知らなかった知識を得ることができた。まだまだ知らない事が多いです。子ども達の困り感にある背景をさぐる手がかりとなる知識や実例をこれからも学びたいです。【地方公務員】

・子供の感覚に対する感じ方を具体的に知ることが出来た。【教員, 保護者】

・人間の障害には,感覚の面でもこんなにも多様性がある,と言うことがよく分かりました。正に誰もが持つ特性なのですね。【会社員】

*公開講座のご案内* 目立って困った子ども達への支援方法が分かります。現在お申込を受け付けています。視聴期間は8/20~9/3です。アセスメント方法を知って適切な学習支援について学びたい方におすすめします。詳細は日本インクルーシブ教育研究所のホームページからご覧ください→子どものつまずきから考える学習支援[国語・算数]

不定期ですがメルマガを発行しています。日本インクルーシブ教育研究所の事業やセミナー情報等について書いています。メルマガご希望の方はこちらからお申込頂けます。購読は無料です→NPO日本インクルーシブ教育研究所メルマガ登録フォーム



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?