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1人でいることは楽しくない。

僕は、年末年始を故郷の沖縄で過ごしたんですが、冠婚葬祭以外での帰省は初めてのことでした。

そこで初めて体感した感情があります。

それが、寂しさです。

正直、寂しさってよくわかりませんでした。僕はこれまでにホームシックを経験したり、数日間誰とも話さなくても不安を感じたりすることはありませんでした。

しかし、この数日間で僕が感じた寂しさは、想像していたよりも気持ち悪く、24時間モヤモヤ感で埋め尽くされている気がします。何とかして、誰かに会う方法を考えるようになり、昔の友達でも新たな友達でも構わないと思い、出会い系サイトを覗いてみたりします。

それでも寂しい感情は埋められません。誰かに会って、充実した時間を過ごさない限り、自分の寂しさは解消できません。そこで僕は考えます。

今までこういう時はどうしていたのだろう?

これまでも、寂しさを強烈に感じててもおかしくないのに、なぜ感じていなかったのだろうか。どうして、今まで誰かに会うのが億劫だった僕が、誰かの存在を求めているのだろうか。

そこで辿り着いた答えがこの2つ。

①一人でいることの楽しさを忘れている。
②誰かといることの楽しさを思い出した。

結構、簡単な答えなんですが、当たり前のことほど見落としがちです。僕は10日間も誰かと接し続けることで、一人の時間はグッと減りました。その間に友達や家族と過ごして、よく笑い、よく喋りました。しかもそれが、日常と化していたので、一人でいるときにどんな楽しみ方をしているのかを忘れてしまいました。

その結果、至ってしまった考え方が、
「一人=仕事&雑務」、「誰かといる=楽しい」という愚かなものです。

沖縄で過ごしているときに、僕は一人の時間があったら、仕事を終わらせるか、手続きや買い物に時間を費やしていました。そして、誰かといる時間で楽しむことを心がけていました。それが体に染み付いてしまって、東京にいる今も、そんな風に考えてしまっているのです。

しかしながら、一人でいることは楽しいこともたくさんあります。好きな時間に好きなテレビを観たり、本を読んでも邪魔されませんし、1人で物思いにふけても良いんです。一人だからこそ、制限されることなく、周りの目を気にせずにできることも、たくさんあります。

このことに気がついた僕は今、とても爽やかな気持ちです。東京での一人暮らしに明るい未来を期待しました。

その一方で、“結婚”が遠のきそうな気もしました。
やっぱり、ちょっとだけ不安です(笑)。

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