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vol.15 「機関紙制作のプロセス」について~情報伝達、広報が重要な時代に~

このシリーズでは、どうすれば情報が正確に「伝わる」のか、人事・総務の経験で得た知識を通して、機関誌の作り方、企画や原稿制作、レイアウト、写真撮影や編集スキルを説明していきたいと思います。NOTEやSNSでの発信などにも応用できる知識です。

今回は、「企画・機関紙制作のプロセス」についてわかりやすく説明します。

まずは準備をしよう

機関紙づくりに必要な工程をまずはしっかりと把握しておきましょう。

1.企画 

読み手の知りたいこと、書き手の伝えたいことを考えながら、機関誌に記載する記事を考えていきましょう。読み手が知りたいキーワードは「不安、悩み、興味、関心、世の中の動き」、書き手の伝えたいキーワードは「組織の考え方、活動内容、お知らせ」です。企画の内容に合わせて、機関紙の構成も考えていきましょう。

2.取材

企画の意図を明確に伝えて、相手の話を聞きましょう。5W1Hを意識してWhyとHowを特に意識して聞き出すようにしましょう。取材ならではの聞き出せるポイントだと思います。

3.原稿  

記事として出来上がる前の文章の下書きのことです。企画に基づき取材し、内容を文章にしていきましょう。

4.ラフ

設計図のように、ページ全体、見出し、テキスト、写真などの配置を確認し、バランスをみていきましょう。

5.校正(初稿)


記事を印刷し、赤ペンで修正を入れるべき点をチェックしていきましょう。

6.再校・三校

初稿から同じことを何回か繰り返し、二回目が再校、三回目が三校といいます。できれば三校あたりからは他人に確認してもらいましょう。

7.校了

すべての確認が終わり、これ以上訂正が必要なくなった状態のものです。印刷会社に依頼が必要であれば、校了の状態となり、依頼をする必要があります。

8.色校了

印刷後のチェックを行います。欠落やズレがないか、写真が鮮明に写っているかなどを確認します。

最後に

以上で「情報伝達、広報が重要な時代に」シリーズは終了とります。私が学んだ知識はすべて記載させていただきました。このブログがきっかけとなり、機関紙づくりに取り組んでみようと思う人が一人でいれば幸いです。もし機関紙づくりをもっと知りたい、もっとしっかりやりたいというのであれば、制作・編集会社に依頼し、プロに一度コンサルしてもらうのも一つの手かと思います。


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