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大人だって褒められたら嬉しいし成長する。Webコンテンツ支援で感じたこと。

製造系BtoBのWebコンテンツ支援をしていると、下記の2点を顧客に実感してもらうことがとても効果的だと感じます。

  • 原稿をちゃんと見てくれている(校正/添削)

  • やったことを褒められる(評価/賞賛)

日常的に文章を書いていない方ほど特に効果的で。20代の女性でも40代のおじさんでもそれは変わりません。

慣れていないので皆さん最初は恐る恐るWebコンテンツを書いていますが、〈書く →フィードバックされる →視座を獲得する →文章が良くなる →次を書く →前より進化している →フィードバックされる →新たな視座を獲得する →より良くなる〉という経験を重ねると活き活きとしてきます。砂が水を吸い込むように上達するし、テキストも良くなる。

書いてもらった原稿のフィードバックはぼくが担当していますが、基本的にまず褒めます。やったこと/行動したことを褒める。その上でどこが良いかを真剣に探して真剣に言語化する。例え稚拙でもその時点で評価できることを見つけて褒める。最後に「こうしたらもっと良くなると思う」と改善点を伝える。この繰り返しです。何十本も原稿のフィードバックをするので大変ですが真剣にやらないと効果が薄れます。フィードバックを重ねていると、顧客の担当様はだんだん下記のように感じ始めます。

「今スキルが足りないことは悪ではないし、罰は受けない。減点もされない。学べばいい。だから実践に意味があるし試行錯誤に価値がある」

こう腹落ちできると上達速度がグンと上がるようです。当たり前といえば当たり前ですが。それにしても何でこんなに効果的なんだろうな…と思うに、大人になると褒められることってほぼないですよね。社交辞令はいっぱいあるし、ありがとうと感謝されることはあっても、他者から正面きって褒められることって日常業務ではまあない。皆さんはありますか?少なくともぼくはないです。

「褒める」ってすごく有効みたいです。初めてのことに取り組むときは特に。初学的なスキルを獲得してパフォーマンスを伸ばすのにかなり相性がいいみたいです。あと、「学び」や「習得」とも相性がいい。40代のおじさんも嬉しそうにしているし。実際どんどん良くなるし。褒められてやる気が出て習得が加速するのに年齢は関係ないみたいです。

考えてみれば、社会人としてデビューしてからというもの、ぼくたちはあまり褒められないですよね。社交辞令や感謝はあるけれど。「褒められる」ということからぼくたちはずいぶん疎遠になっているみたいです。褒めましょう。ネチネチした生産性のない減点主義は年寄に任せて。彼らは仕事した気分になりたいだけなんだから。

どうせぼくたちは新しい社会変化に合わせて変わっていかなくちゃいけないんです。しかも結構容赦なく。つまり、これから取り組むのは初めてのことばかりで。変わりたくないと足踏みばかりしている減点主義なんてやっている余裕はありません。そんなの放っておいて前に進みましょう。ぼくたちは学びと習得を自分たちの手に取り戻さないといけない。これからどんな時代になるか誰にも分からないんだから。いつでもどこからでも学べるようになっておかねば。

関連note

本気で褒める。評価する。

学ぶ。作る。出してみる。

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