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正解なんか知らなくてもいいから興味は持つ。

正解なんか知らなくてもいいから興味は持とうよ。と思います。「知っている」と「出来ている」は全然違うことだけど、「興味を持つ」と「やってみる」は席が隣だったりします。

興味関心は自分を動かす優秀なエンジンなので閉じていると勿体ない。正解はあまりエンジンにならないんですよね。意外だけど。「それ知ってます」という人は多いけれど、「それやってます」という人は少ない。

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正解はあまりエンジンにならないのと同じように、ロジックでは人は動かないので他者や顧客やユーザーに興味を持とうよ。と思います。顧客の事業や製品、市場、競合、ユーザー、強み、課題、中長期計画、スタッフの皆さんに興味を持つ。興味がないままアウトプットをしても誰にも響かないですよね。

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コンテンツを作るコツは対象に興味を持つこと。Webコンテンツの役割のひとつはユーザーの行動変容です。コンテンツの骨格作りにロジックは欠かせませんが、それだけでは人は動いてくれません。テーマやユーザーや彼らの課題に興味を持つこと。興味があると伝えたくなる。書き手側の気持ちとしてそれが大切だと思っています。

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対象への興味がないまま書かれたコンテンツの代表例が「いかがでしたかブログ」です。キーワードでの集客はできるかもしれませんが、コンテンツでの行動変容は起きません。また、書き手への信頼も生まれません。

企業のWebコンテンツではリードや問い合わせの獲得と同じくらい重要な、「ユーザーの課題解決に役立つコンテンツを提供して信頼を積み重ねる」という目的があります。こちらが興味を持っていないのに相手からは信頼してもらおうなんて、おこがましいですよね。まず興味を持つ。何をやるにしても大切な要素だと思います。

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製造業の採用担当者さんから、「役員面談で質問されると学生さんは『正解を言わなきゃ』と動揺して口ごもるんですよね。それか『分かりません』で会話が終わっちゃう人が多い」とお聞きしたのが発端のnoteです。

採用の役員面談で学生に正解なんて求めてないし、そもそも正解なんてないって大体の大人は知っています。あと、借物の言葉での「正解」もだいたいバレます。そんなの聞いても意味ないし。

正解なんて知らなくていいから(そもそも求められていない)、目の前の面談者に興味をもった方がいい。とぼくは思っています。そこで求められているのは会話であり対話です。まずは相手の存在を受け入れることが不可欠。一人で焦らないで、目の前の人に興味を持ちましょう。

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これは商談やプレゼンでも同じで。SaaS系ツールの営業を受けると、機能やメリットを一方的に捲し立てられることは珍しくありません。あれは熱心でも何でもなくて。相手を置き去りにしている只の未熟さだと思っています。会話と対話は相手への興味から始まります。お前に興味がないと言われているのと同義です。

相手への興味を持ちましょう。せっかく人と人が会っているんだから。

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