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エッセイいくつか

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評論、Web小説の紹介、飲食物関連の随筆、交換日記などです。Pic up『ある人生の充実に向けて――クソゲー・ミステリ・戦争』(2020.07.03)[クソゲーオブザイヤー(KO… もっと読む
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記事一覧

笑えないところで笑う――向坂達矢『FINAL FUNTASY 僕と犬と厭離穢土』(第一稿)

*本稿で扱う向坂達矢『FINAL FUNTASY 僕と犬と厭離穢土』については、以下のページも参照。同…

江永泉
1年前
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読んだ感想:村山敏勝『〈見えない〉欲望へ向けて――クィア批評との対話』(人文書院…

※以下、『〈見えない〉欲望へ向けて――クィア批評との対話』の引用は(文庫版 頁)と表記す…

江永泉
2年前
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暴力・わからせ・拳(離人感と支配隷従関係)

"暴力はわからせる" "拳は雄弁に語る"。これらは紋切型だ。いわばお約束として想起されるとこ…

江永泉
2年前
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こちらでもお知らせを。『S-Fマガジン』2月号(特集:未来の文芸)に「ナタの時代、あるいはデスゲーム的リアリズム」という文を寄せました。7000~7500字です。書き上げ掲載するまで様々な方にお世話になりました。心より御礼申し上げます。https://www.hayakawabooks.com/n/n852bd4d9f5a4

江永泉
2年前

On Co-me Da U?(この7月にコウメ太夫のツイートを見なおして改めて驚いたのでしたた…

1.びっくりした2021年7月17日のコウメ太夫の呟きを見た。衝撃を受けた。力を感じた。 まず…

江永泉
2年前
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ある人生の充実に向けて――クソゲー・ミステリ・戦争

はじめに:人生の充実に向けて あるひとが、人生が充実していないというのは妙な表現だと述べ…

江永泉
3年前
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小さなメモ書き、別の場の想像:三野新写真展「クバへ/クバから」(2021.5.16-2021.5.23)初日瞥見

気がついたら2021年5月16日の夕べ、私はANB Tokyo(東京都港区六本木5丁目2−4)の前に居て、6階でなされている写真展「クバへ/クバから」へと向かっていた。幸い、当日での予約ができたため、入場できたのだった。 これは2020年の10月から進められてきた、写真/演劇プロジェクト「クバへ/クバから」における〈仮設的な成果物〉のひとつという位置づけだった。 三野新本人と、山本浩貴(いぬのせなか座、写真集デザイン担当)とが会期中常駐するその空間では、開始(5.16.1

#交換日記の多発:返信 2[2021.02.19]

橋本さんによる企画「#交換日記の多発」に参加しました。本記事は以下の日記への公開返信です…

江永泉
3年前
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#交換日記の多発:返信1[2021.02.11]

橋本さんによる企画「#交換日記の多発」に参加しました。本記事は以下の日記への公開返信です…

江永泉
3年前
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少女、ノーフューチャー:桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』論【前編】2018.1…

以下は、team:Rhetorica企画+編集『Rhetorica #04 特集:棲家 ver. 0.0』(2018.11.25発行)に…

江永泉
3年前
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少女、ノーフューチャー:桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』論【中編】2018.1…

以下は、team:Rhetorica企画+編集『Rhetorica #04 特集:棲家 ver. 0.0』(2018.11.25発行)に…

江永泉
3年前
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少女、ノーフューチャー:桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』論【後編】2018.1…

以下は、team:Rhetorica企画+編集『Rhetorica #04 特集:棲家 ver. 0.0』(2018.11.25発行)に…

江永泉
3年前
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少女、ノーフューチャー:桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』論【補遺-前】20…

以下は、team:Rhetorica企画+編集『Rhetorica #04 特集:棲家 ver. 0.0』(2018.11.25発行)に…

江永泉
3年前
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少女、ノーフューチャー:桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』論【補遺-後】2020.01.09

以下は、team:Rhetorica企画+編集『Rhetorica #04 特集:棲家 ver. 0.0』(2018.11.25発行)に寄稿した論考「少女、ノーフューチャー」に関連する記事です。論考の内容に関しては、許諾を得てnoteに分割し転載しました(一部ですが加筆や修正を施しました)。この論考以外でも幾つかの文章で桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』に触れていましたので、それらに関して現時点でまとめておこうという趣旨で、この記事を執筆しました。先日書いた【補遺-前】