文学とは何か⁉国語の授業で考える

今日の中３の授業では、文学を専攻した女学生があんこ屋にならなくてはならない、その女学生の気持ちを汲んで、ゼミの先生が彼女に言葉を手向けた随筆文の読解を行いました。生徒たちは、文学が人生にいかに役立つか、というイメージがわきにくそうでしたね…。

音楽もそうですが、芸術といわれるジャンルは目に見える影響を与えづらいです。どうしてもテクノロジーの進歩がわかりやすいので、そちらに重きをおく人が多いのかも知れません。でもですね、心の豊かさの成長はどれだけ本物に触れるか、ということでしか期待できないような気がするのです。

映像ではなく、文字だけで人の心の内を旅すること。文字ではなく、音の響きだけで心が感じ取ること。

忙しい現代社会だからこそ、本物の芸術に触れる時間も大切にしたいですね。

少しでも参考になりますように。

あ、ちなみにその国語の問題で主人公が研究していたのは『嵐が丘』でした。言わずと知れたイギリスの作家、エミリーフロンテの作品ですね。私はこの本を中学生の時に読み(日本語ですよ、もちろんw)、ひどく感銘を受けました。Wuthering Heights…英語表記にするとどうしてもケイトブッシュの曲が頭を駆け巡りますが、せっかくなので夏休みにでもゆかりの地を訪れてみようかな…。

白間

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