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色眼鏡をかけて見るから世界は歪んで見える

自分の好きな言葉。


どこで聞いたか、どこで知ったかわからない。

グーグルで検索してみても出てこない。

きっとどの名言集にも載っていない、だろう。


できることなら誰の言葉なのか知りたいと思いつつ、そういえばこの言葉は自分が小学生の時にはすでに自分の中にあったな、と。


色眼鏡をかけて見るから世界は歪んで見える。


自分が考えるこの言葉の意味は3つある。


1つ目、物事を客観的に見ないといけない、ということ。

色眼鏡。自分がかけているモノ。

そのフィルター越しに見るものは、自分の主観でしかない。

もちろん自分が自分である以上、人が人である以上、主観は存在すると思う。

でも、その主観にすがって、独りよがりな判断をしてしまうことがあるんじゃないか。

自分がこう思った。それだけで動くこと。

どこかで歪みが生じているかもしれない。

色眼鏡をかけて見るから世界は歪んで見える。

自分の主観で物事を見て、あまりにも自己中心的な、自分本位の考えを押し付けていないか。



2つ目、僻んだり、妬んだりしてもしょうがないということ。

色眼鏡。そもそもの意味の一つである「先入観、レッテル」。

自分はどうしても、先入観を持って人を見てしまう。

あの人はもともと数学ができるから。あの子は生まれたときから可愛かったから____。羨ましいな。いいな。ずるいな。


でも。

その裏には血反吐を吐くような努力があったのかも知れない。周りからいくら可愛いと言われても本人は自分の顔に満足していないかもしれない。


そのバックグラウンドをガン無視して、先入観だけで人を判断して、その上妬むなんて。

色眼鏡をかけて見るから世界は歪んで見える。

バイアスをかけているから、周りの友達が優れてると思いこんでいる。

人のことをやっかんでも何も始まらない。



3つ目、自分の中にある偏見をなくす、ということ。

色眼鏡の本来の意味、「偏見」。

前述した妬み、やっかみなどいう、どちらかといえば自分よりも上(と思いこんでいる)モノに対して色眼鏡をかける、というよりは、言葉が悪いが、どちらかといえば自分よりも下(と思いこんでいる)モノに対して。


あの人は片付けができない。でも、その分独創的な発送を持っているかも知れないし、自分が汚いと思っているだけで、その人にとってはベストな物の配置なのかもしれない。

プチプラなファッションブランドは質が悪いと言われている。でも、その分流行を押さえているし、価格が安いからこそ、新しいジャンルの服に挑戦できる。

色眼鏡をかけて見るから世界は歪んで見える。

偏見だらけの見方でモノを見るから、悪い方へ悪い方へと考えが流されていって、本来持っている(かも知れない)良さに気づかない。



と、こんな感じで3つの意味を考えてみた。

自分はできるだけ色眼鏡をかけたくない。歪んだ世界によがっていたくない。

「色眼鏡をかけて見るから世界は歪んで見える」


色眼鏡を外して、もっともっと綺麗な世界を見たい。


この言葉が似合う、この言葉に恥じない人間になりたい。


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