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プロセスエコノミーはスランプをむしろ歓迎し楽しめるようになる考え方かもしれない

創作活動をしていると、
うまくアウトプットが出来ずにつまづくこともある。

作ってもボツになったり
スランプに陥って作れなくなったりして
コンテンツを表に出せない時期がある。


その期間は、
何もしていないわけではない。

むしろ必死にあがいていたりする。


でも、どんなに必死であがいても、
それは外には見えない。


だから、はたから見れば
何もしていないと思われてしまいがちだ。

これはクリエイターとしてはつらい。


しかし、コンテンツ消費者側から見れば、
作品が継続的にアウトプットされない状況は

・制作に時間がかかっているだけなのか
・スランプで悩み、手が止まっているのか
・もう完全にやめてしまったのか

見えないからこそ、その差がわからない。


だが、どれにおいても

必ず創作活動の背景にはストーリーがある。



そこにスポットライトを当て
見えない成果を見える化すること
「プロセスエコノミー」だと
自分は解釈している。


今回、運良く発売前に
「プロセスエコノミー」の本を読む機会を得たので

本から得た気づきと考えたことをまとめてみる。

この記事はこんな人におすすめ
・創作活動が思うように進まずモンモンとしている人
・プロセスエコノミーについて知りたい人
・作品の一部だけを見せることに疑問に思う人


プロセスエコノミーとは何か?

「プロセスエコノミー」に関しては、
この言葉の発祥といわれている
けんすうさんのnote記事で読んでいたけど、
今回しっかりと本としてまとまって出版される。


この本の言葉を引用させてもらうと

人もモノを埋もれる時代の新しい稼ぎ方が、
プロセス自体を売る「プロセスエコノミー」です。


なぜならプロセスはコピーできないからです。

自分のこだわりを追求する姿、
様々な障壁を乗り越えながらモノを生み出すドラマは
その瞬間にしか立ち会えません。


要するに、

プロセスエコノミーは、
「コンテンツ暴食時代の新しい稼ぎ方、生き方」

と言えるだろう。


コモディティ化が進み
アウトプットだけで差をつけて
勝負し続けることが苦しくなった世界から

プロセスや創作ストーリーも含めて
クリエイターのワクワクや
七転八倒をまるっと出していく世界に

今後変わっていく。


このプロセスエコノミーの本

そんな変わりゆく世界の中で
自分たちクリエイターはどう生きていくかを
深く考えるきっかけをくれた。


プロセスや一部分だけで消費者は満足できるか?否!だから…

プロセスとして見せる方法として、

制作過程の様子を配信したり、
作品の一部分だけを公開したり

そんなことが頭に浮かんでいたのだが

「ぶっちゃけ、それ意味あるの?
 コンテンツ消費者は、それで満足できるのかな?」

という考えが強くよぎっていた。


考えてみると、、、

自分なら当然、全然満足できない。


でも、実は、それでバッチリOK。


一部分じゃ、満足できない。

だから、続きが欲しくなる。
だから、追いかけたくなる。

全部が欲しくなるから買いたくなる。


これは実際に体験してみるとよく分かる。


今回、このプロセスエコノミーの本
発売前に読めたのは、
オンラインサロンで一部分を公開してくれたから。


西野亮廣エンタメ研究所で
「はじめに」が全文公開され

メモ魔塾では「最終章」が公開され

最初と最後だけをかじることができた。


まさに
具なしテリヤキバーガーの
上下のバンズだけかじった感覚(笑)

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それ美味しいの?って
疑問がよぎると思うので回答すると、


実は、うまい!(笑


テリヤキソースと
マヨネーズがかかったパン。
間違いなく美味しいに決まってる。


で、食べ終わった時、
みんな絶対こう思うはず

\ あー!肉入りで食べたい!! /

って(笑)


まさに、その強い感情を引き起こすのが部分公開の狙い。


ちょっとだけかじってしまったからこそ、
プロセスを一部垣間見てしまったからこそ

全部が欲しくなる!

その衝動に消費者は突き動かされる。

そして、ついポチッと予約しちゃう。

なるほど、さすがだなぁと
オンラインサロンで公開された
本の一部をつまみ食いして痛感させられた。


創作活動にワクワクを実装しろ。

最終章に書かれている
「プロセスエコノミーが広がった世界での個人の生き方」を読むと、

ああこうなりたい!
こっち側で生きたい!
と思うクリエイターは間違いなく多いだろう。

もちろん自分もそのひとり。


だからといって
好きなことを適当に配信しても
ほとんど意味はない。


マンガを読むのが好きだからといって
ダラダラとマンガを読んでいる姿を
適当にライブ配信されても
正直あまり意味はないことの方が多い。
※まれに見てるだけで面白い人がいるが、それは話は別。


意味のあるプロセスの出し方と
意味のないプロセスの出し方の違いは

この本に書かれている
「夢中の3条件」を満たしていることと
「レゴ型」であることにあると思う。


まだ本の発売前なので、
あまり中身は書いちゃいけない気もするので
一部ふせて控えめにまとめると、

・何が完成するかわからないワクワク感があり
・クリエイター自身が夢中で楽しんでいて
・プロセスだけでも誰かの役に立つ

がポイントになってくる。


プロセスエコノミーの生き方の場合、
クリエイターの原動力は
「好きかどうか」が1番大きい。

好きでずっとやり続けてしまうこと。
お金をもらえなくてもやりたいこと。
お金を払ってでもやりたいこと。

好きだからこそ
静かなワクワクが絶えず消えずに
燃え続けているもの。

そのレベルのものならば、続けられる。


要するに、

夢中で楽しめることのプロセスにワクワクを実装して
それが誰か役に立ったら最高。

ということが書いてあって、
それが自分にはかなり深く刺さった。


自分の創作活動をプロセスエコノミー化してみることを考えよう

もし今スランプに陥っていたり
何か物事がうまく進まずに制作が止まっていたら
それは最高のチャンスかもしれない。

そう思えるようになったのは、
このプロセスエコノミーの本を読んだからだろう。


どんなストーリーでも
主人公が一回挫折したあとに、
何かしらのきっかけを経て成長するシーンが
一番おもしろいとこだから。

それをプロセスとして出せたら、最高じゃないか?

そんな風に思うのは、この本のおかげ。
決してMっ気が強いわけじゃない。


ちょうど先月から1ヶ月ほど
Kindle出版をしようと進めていた記事の更新が
ピタッと止まってしまった。

ここ1ヶ月ずっと悩んでいるけれど、
その悩んでいる姿は記事にしたり
あまり表に出していない。

クリエイターならば、
誰でもこうして立ち止まって
動けなくなることはあるだろう。


ただnoteに書くことはスキなので、
今はKindle本のネタは書けないけど
適当なネタは書けるみたいな状況。


でもそのあがく姿を表に出してみることも
きっと何か意味があるんじゃないだろうか?

という気がしてきている。


自分がスランプ脱出する様子が
誰かのスランプ脱出にも役に立つかもしれない。


自分のnoteの記事執筆の様子とか
誰かの役に立つのかな?という疑問はあるけれど

わからないなりに
ちょっと色々と試しに何かやってみても
良いかなと考える今日このごろ。


ひとまず、
プロセスエコノミーの本が発売されたらまず読もう。


とめ

作品は作りかけでも、制作過程でも、出していくことに意味はある。
夢中で楽しめることにワクワクを実装し、それが役に立ったら最高

逆境やスランプはチャンスのかけら。
貪欲に活かしてみると、
面白いことになるかもしれない。

それくらいの感覚でスキなことを
モリモリやってみると何か道が拓ける気がする。


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