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農園を神社にする再定義の力

こんにちは、ILA Community Farmのだいきです。

私は、横浜市で農薬・化学肥料不使用の自然栽培で野菜づくりに携わっています。

現在は、年間50種類の野菜やハーブ、エディブルフラワーを育てることで、農園の生態系や景観が豊かになり、訪れる人が心身ともに満たされて、リフレッシュできるような場をつくっています。

野菜づくり一年目の現在地。

初めて、年間を通して本格的な野菜づくりをしたことで、
自分の行動パターンが変化して、
新しい生活スタイルに移行しました。

今まで、ダラダラと朝の時間を過ごしていたのが、
起床してから着替えをして、一日のスケジュールを考え、
農園へ向かうという毎日になり、
自分の意識がハッキリとしてきたように思います。

自分の意識がハッキリしてくると、
今まで見えてこなかった課題に直面します。

その課題を解決するために、人との出会いがあり、
たまたま人生の一地点でばったりと出会って、同じ物語を歩んでいきます。

その人との物語は、一日で終わることもあれば、
何十年と続くこともあるでしょう。

ただ、この先の未来のことは誰にもわからないし、
いまご縁をいただいている人が、
この先もずっと関わり続けるかどうかは、
今や過去の自分の関わり方によっても変わるだろうと思います。

もし、この人とずっと良い関係を築いていきたいと思うなら、
その人が望む以上の理想の未来を考えて、

「この人となら実現できるかも・・・」

というイメージを膨らませてあげることが、
ご縁を深めるカギになります。

私にも、理想の未来があります。

農園で過ごし、自然と向き合う中で、
ふっと出てきた考えですが、
これが現時点で考えている私の理想の未来で、
実現できたら、本当に面白い社会になるだろうと思っています。


1.私のお役目とは何か

理想の未来というのは、遠回りの連続から発見されるものだと感じます。

この一年、畑と関わり、自然栽培を実践する中で、
新たな学びやこれからの可能性を得ることができました。

そして、他者と対話し、自分を振り返ると、
・自分が何を目指しているのか
・また、何を成し遂げたいと思っているのか
・志とは何か
・究めたい道とは何か
無数の問いが頭に浮かびます。

それら一つひとつに答えを示すのではなく、
すべてにおいて共通する理想の未来を見つけるべく、
畑でも声なき対話を深めていました。

野菜とは、種とは、花とは、自然とは何なのか。

様々なつながりの中で、生かし生かされ、
それらが一体となり、成長していく過程に携わるのが、
私のお役目だと思うようになりました。

森林や河川は、野菜づくりにはなくてはならないし、
緑を守り、緑を創造していくことが、
大地をよみがえらせ、人々を豊かにしていく
新しい社会のカタチであると思うようになりました。


また、日本古来の伝統を大切にし、
次の世代へとつないでいくことも、
私が担っていく役割に違いないと思い、
日本の伝統文化を次の世代に伝えていくために、
何か良いアイデアはないかと考えています。

2.農園を神社に

農園の裏テーマとして、
「農園を神社のような場にしていきたい」
という想いがあります。

日本の神道で言う神社のように、
キリスト教やイスラム教など、
どの宗教でも必ず神聖な場というのがあり、
そこは、人々の切なる願いが集まる場として機能しています。

何の変哲もない普通の畑が、
神社のように人々の想いが集まり、
清々しい空気に満ちて、
集まる人の意識が整う場として再定義したいと思っています。

また、私たちの農園だけでなく、
世界中のありとあらゆる場所が
清々しい空気に満ちて、場を再定義できたら、

1000年後には、世界中が安らぎの場で溢れ、
エネルギー循環が絶えず行われている社会になると思っています。

皆が思い描く畑のイメージを書き換えて、
一人でも多くの人が
足を運びたいと思ってもらえる場になるように、
美しくて豊かなコミュニティ農園を創造していきたいと思います。


・・・


というのが、野菜づくり一年目の感想?です。

来年はどのような想いで野菜づくりをしているのだろうか、
新しいプロジェクトは始動しているのか、
未知なることが多いですが、
その運命すらも受け入れていきたいと思います。

予測の範囲内で動き続けたところで、
想像している地点にしか到達できないので、
全く想像もしていなかった場所に行きつくために、
ぶっ飛んだ人と出会って、新しい挑戦をしていきます。


野菜づくりをしている方も、そうでない方も、
自然と触れ合ってみると、
今まで気づかなかった自分との出会いがあって面白いですよ。

山でも海でも、近所の公園でも、
ちょっとした散歩でも良いので、
自然と触れてみてくださいね。


それでは、良い一日を。

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