最近、なんかいろいろ不気味だ

「最近、なんでこんなに電車や道で嫌な態度なの？　なんでみんな殺伐としているの？」

というような言葉を本当にあちこちで聞く。

それもなんというか、男女ともに、いかにもなヤカラ風味人や、どぎついキャラクターの人がそうだというわけではなくて。

「すごく普通っぽく見える人なんですよ」
「おとなしそうに見える人なんですよ」
「舌打ちとか一生しなさそうな人なんですよ」
「コンサバっぽい女性だったりするんですよ」
「まじめそうでスーツ着たおじさんだったりするんですよ」

みたいな話を聞くたびに、わかるわかる……となる。

見た目がこうだからどうだっていうことが言いたいのではなくて、なんか全体的に変だよねって感じている人が多いのだなあと。

もちろんそれは今に始まったことではなくて、以前からなんだかマナーが悪い人とか、イライラオーラを全身から炸裂させている人とかというのはいた。

なので、世の中はそんなものだし外に出るとそういうことがあるものだというふうに以前は思っていた程度だった。

ただ、最近はそれとはまた違う、けっこうな人々がプチメンタルテロリストみたいに、小さく意地悪をしたり、威圧したりする世界観。

なので「えっ？」と驚いてしまう。

この前まつ毛サロンで施術してくださる女性も、最近驚くことを毎日目にすると言っていた。

やはり電車に乗るとどうにも雰囲気がおかしいと感じて、毎日嫌な気持ちになるらしく、こう言っていた。

「あなたたち、今電車でやったそれ、自分の友達とか仕事先の人とか、直接知ってる人の前でできる？　恥ずかしくないの？　ていうことが毎日起こるんですよね。しかもそんなことしなさそうな人たちばかりだから、驚いちゃうんですよ」

ほんとうにそう。

なんていうか、こういう仕事をしていると（いやしていなくてもだが）、SNSのDMやコメントなどで、驚くような嫌なことを言って来る人がいるが、そういう時、私もいつも思っていた。

「それ、仕事や学校や友達や恋人に言える？　恥ずかしくない？　リアルな社会でできないことは、SNSでもやることではないと思うんだよね」

そんなことを、お伝えしたこともあった。

まさかそんなことを言いたくなるような出来事が、リアルな社会の道や電車で毎日同時多発的に起きているようなことになっているなんて。

ということで、じつは、ある実験をしてみた。

あ、世直しする気はない。

世界を変えようという大それたことも思ったことがない。

あまりにもぼんやりした表現をしてしまえば

「日々気分がよければいい」

というのが極論。

その気分の良さがゆらぐようなことがあちこちで起きている。

でも、世の中がどんなに変わっても気分良く過ごす方法ってきっとあるよね、そして最近なんだか世の中変だから気をつけようねって話。

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うんと年をとって家族も友達も趣味もなくてひとりぼっちだったらどうしよう。

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