ロンドン③【マンガとアフタヌーンティー】
こんにちは。いこです。
イギリスのロンドンに来ています。
いよいよ帰国目前。
今日は大英博物館で「マンガ展」を見てみます。ロンドンで日本のマンガを取り上げて展覧会をやるというのは、なかなかチャレンジャブルな試みだと思います。
どうして日本のマンガを取り上げようと思ったのかは、以下によくまとめられていました。
↓
https://bijutsutecho.com/magazine/interview/20343
ルマニエール 私が東京大学で教えていた200年、ニール・マクレガー前館長から「大英博物館についてのマンガ作品をつくりたい」という相談を受けたのが始まりです。大好きだった星野之宣先生を小学館からご紹介いただき、『ビッグコミック』で連載中の『宗像教授異考録』(小学館)で「大英博物館の大冒険」編を描いていただきました。(中略)それがイギリスで非常に高評価を受け、また刊行前に行った作品に関する展覧会が人気を呼んだこともあり、大英博物館内でマンガ展への機運が高まっていきました。
なるほど。
日本のマンガ好きとしては、見ずにはいられませんね!
↑『ゴールデンカムイ』のメインキャラクター、アシリパさんがキービジュアルになっています。
↑アイヌの少女アシリパさん。
ゴールデンカムイが若い作家の作品であることや、このキャラクターが女性であることがキービジュアル決定のきっかけになったそうです。
マンガ展を見てみよう
ではマンガ展を見てみます。
↑「日本のマンガが不思議の国のアリスに影響を受けている」とかかれています。
↑手塚治虫だ! 鳥獣戯画から、マンガがどこまで進歩したのか、ということについて語っています。
↑初期の手塚さんとディズニーを比較しながら展示しています。たしかに影響を受けているように見えました。
↑萩尾望都さんの原画。めちゃくちゃ美しい。ポーの一族。
↑めちゃくちゃ貴重なドラゴンボールの原画。この絵の周りには、いつも人が集まっていました。
↑井上雄彦さんのバガボンドと、河鍋暁斎の比較。
↑こういう本屋が展示になるって面白いです。僕らには当たり前だけれど、書店にマンガが並んでるのって特殊なことなんですね。
↑進撃の巨人の超大型巨人(の頭部)。
↑水木しげる。友人は水木しげるの出身地で育っているので、「水木しげるも出世したな〜」って言ってました(笑)
↑銀河鉄道999。小学生の頃、通っていた公文式に置いてあって、親の迎えを待つ間、夢中で読んでいたのを思い出します。
↑ワンピース。どれも名シーンですね!
どの漫画にも言えますが、プロの原画はめちゃくちゃ迫力あるしきれいだと思うんですが、コミック版だと必然的に絵が小さくなってしまって、作家が少しかわいそうです。
↑ゴールデンカムイ。めちゃくちゃ好きな作品なので興奮。
↑コナン。そういえばこのシーンって、後ろがビッグベンだ。
↑コミケやコスプレ文化も紹介されています。日本文化すげーわー(笑)
このマンガ展は、ふだん日本の中で当たり前のように読んでいるマンガという文化を、少しイギリス人の目線に寄せて見ることができるのが面白かったです。
吹き出しとか、コマの読み進め方とか、マンガのルールをていねいに説明してるんですが、そんなの僕らには常識ですからね(笑)
海外の方の中には「マンガが読みたいから日本語を勉強する」という方もいるらしく。僕も海外の映画を現地語で見たいですね。わかります。
アフタヌーンティーを飲んでみよう
ロンドンの繁華街コヴェントガーデンを歩いて、名店「Whittard of Chelsea」(ウィッタードオブチェルシー)に向かいます。
↑途中でビールにちょっと浮気(笑) レッドチャーチラガー。すっきり。
↑コヴェントガーデン駅はたいへん賑わってます。
↑チャップリンが大道芸やってました。観客の子どもを前に出して一緒にパントマイム。これが大人気。
↑駅の地下に、「Whittard of Chelsea」のティーバーがあります。
↑白い壁のかわいらしい内装
↑セイロンオレンジペコー。さんざんビールを飲んできた僕らには、ちょっと薄く感じる味。おかしい。。たぶん舌が刺激に慣れすぎてしまったんでしょう。上品な味だと思います。うん。
↑チョコレートケーキと一緒に食べると、紅茶が引き立ちました。なるほど、紅茶はビール以上にペアリングが重要な飲み物かもしれません。
会計を頼んだら、レシートが文学者トマス・ハーディの本に挟まって出てきました。こういうハイセンスな遊び心が楽しい。
ビッグ・ベンを見てみよう
まだ日没まで時間があったので、ロンドンのがっかり名所ビッグ・ベンへ。
ぶらぶらとロンドンを歩いていきます。中心部はどこを歩いても楽しいですね!
橋のたもとにダースベイダーがいました。チップを要求するダースベイダーなんて嫌すぎる(笑)
↑出たー! ビッグ・ベンだー!!
工事中だーーー!!!
これはがっかりを通り越して、「お、おう……」としか言えません。しっかり修復して、いいビッグ・ベンになってくださいね。
ビッグ・ベンのすぐ近くから伸びているウェストミンスター橋を、対岸へ渡っていきます。やっぱりテムズ川は汚い……😀
橋には大道芸人がたくさんいました。でもみんな同じ手品やってましたね。流行ってるんでしょうか。。
↑橋の対岸で売られていたスマホケース。たいへんお行儀がよい。
1日の終わりはもちろんパブ
名店「Ye Olde Cheshire Cheese」(ジ・オールド・チェシャーチーズ)へ。
1538年の歴史あるパブ。ここも文豪が通った場所で、マーク・トウェイン、チャールズ・ディケンズ、アーサー・コナン・ドイルが常連客だったとか。
ディケンズ、色んなパブに出没してる(笑)
↑サミエルスミスのビター。
これまで飲んできたカスクエールのうちでも屈指のなめらかさ。
↑バーガーと一緒に。
ロンドンのご飯は決して悪くないですが、イギリス料理を探すと、バリエーションが少ないです。
逆に、日本料理、ペルシャ料理、インド料理など、国際色豊かなレストランが揃っているので、そういうお店を巡りつつ、イギリス料理を楽しむのがいいかもしれませんね。
旅の最後の夜は、ラウンドアバウトでビール
いよいよ長かった旅も最後の夜を迎えました。最後は外で、景色のよいところでビールを飲みたいと友人に提案し、ロンドンらしい面白い場所を探してみました。
あった。
コヴェントガーデンのラウンドアバウト。
ラウンドアバウトとは、ロンドン特有の、円形の交差点です。車には進入のルールがあって、一方通行になっています。
その中心部で、ビールを飲みながらくつろいでる人がたくさんいたので、まざってみました。
↑ビールは、最終日まで残しておいたウェストフレテレン8。伝説の修道院ビールといわれるビールです。
↑泡がすごい! ロンドンの景色を眺めながら乾杯。
ウェストフレテレン8は、おどろくほどキャラメリーで甘いビールでした。スイーツを口に入れたかのよう。ものすごく飲みやすく、それでいて上品な味。
これで伝説のビールを3種類、一通り飲めたことになります。なんとも贅沢な旅でした!
友人と、美味しかったバーやレストランのことなどを話しながら、最後の夜を楽しみました。
❇︎❇︎
帰国日
帰国日は、空港出発まで時間があったので、ナショナルギャラリーへ。大英博物館とならぶ規模の巨大美術館です。
↑どこまでも展示室が連なる、迷宮のような美術館。
↑レオナルド・ダ・ヴィンチ
↑ルーベンス
↑画家の名前は忘れましたが、飲んだくれの絵。撮影せずにいられなかった。
↑ドガ
↑ゴッホのひまわり。個人的にはこれが一番好きでした。
べったりと塗られた油が、ひまわりの模様を浮き立たせていて、非常に立体的な絵画でした。
↑昼食は金田家でトンコツラーメン🍜
最近ロンドンでは、ラーメンが人気になってきているらしいです。このラーメンは、完全に日本のラーメンでしたね。日本で出されても、美味しいと感じて食べると思います。
別れのビール
時間の許す限りビールを飲みました(笑)
この旅をしめくくる、別れのビールたち。
↑ロンドンのベルギービールのビアバー「BELGO」。
↑ステラアルトワ。ベルギーを代表するピルスナー。
そのあと空港でも……
↑オリバーズアイランド。カスクで注いだ微炭酸のペール・エール。やや酸味あり。香り豊かで美味しい。
ということで帰国します!
さすがに満足しました!
一か月のヨーロッパ旅行、とても濃密で楽しかったです。
連日の長い旅行記を、たくさんの方にお読みいただき、ありがとうございました!
帰国後、この旅のマイベストビールを発表します(笑) それでは〜。
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