ケルン【大聖堂に見守られるビールの都】
こんにちは。いこです。
ドイツのケルンに来ています。
ドレスデン→ベルリン→ミュンヘンと回って、いよいよドイツ最後の都市ケルンに到着です。
↑ケルン空港駅。ドイツの駅、ことごとくカッコいいなあ。
ケルン中央駅を出てすぐ世界遺産
空港駅から20分。中央駅を出ると、すぐに大聖堂に出くわしました。
↑世界で3番目に高い聖堂。
この旅ではここまでプラハの聖ヴィート教会がいちばんでしたが、ここは塔の高さ157mと言いますから、聖ヴィート教会を60mも上回ってしまいました……。
なんたるスケールのでかさだ。キリスト教ってほんと、高さを競いますよね〜(笑)
あっ。見つけました。ビール瓶です。
ヨーロッパでは、こんな風に、おもむろに街中に特産ビールの瓶が置かれています。
ゴミ箱の上とか、信号機とか(笑)
そればかりか、この街では、老いも若きもビール瓶を持って歩いてました。いいですね。飲んだくれ感がよく出ています。
それでは今日もビアホールに出発だ!
ビールの街で、はしご酒
ケルンには、特産のケルシュというビールがあります。伝統的に作られてきたビールで、ケルシュ協定というものに調印している24の醸造所のみが名乗ることを許されるようです。
では、その24のビールを、可能な限りはしごしてみましょう。
第1のケルシュ「SION」(ジオン)。
↑16世紀初頭創業のジオンブラウハウス。
きたーーー!!!
ケルンでは200mlの小さいグラスでビールが運ばれてくるのが基本です。
飲み干したら「わんこそば」のように次から次へと運ばれてくるシステム。
1リットルの巨大なグラスで飲むのがふつうのミュンヘンとは、グラスの考え方がまず違う(笑) 小さいグラスを頼んだら笑う人もいる世界ですからね。常識は土地によって変わるんですな〜。
↑ソーセージと一緒に飲むと美味しさ倍増。
ケルシュは、ベルギーやバイエルンのビールに比べると、すっきりした味わいで、香りの立つエールなのに、冷たく冷やす方が美味しい特殊なビール。
すっきりしているので、ごくごく飲めてしまいます。だから濃い味の料理とよく合うんですよね。
ジオンのケルシュは、さわやかな飲み心地の奥にフルーティーな香りがあって、快感を感じさせてくれました。
続いて第2のケルシュ「Früh」
↑近代的な店内のレストラン、フリューアムドム。
↑日本でも飲めるフリューケルシュ。
ビール好きは見たことあるかも?
フリューケルシュは、ジオンよりキレが増しています。これをピルスナーといってもいいくらい。ここは僕も友人も飲んだことがあるので、それほど意外性を感じませんでした。
大聖堂を眺めながら、次のビアホールへ
ケルン大聖堂が、はしご酒を楽しむ飲んだくれの前に何度も立ちはだかる……
↑カメラで全体をおさめるのが難しいケルン大聖堂。
人間と比べると、ますますでかく見えませんか。
↑世界の国旗が地面に描かれていました。コインの数が、観光客がどこから来たのかを示しています。インド多い。さて日本はというと……
↑わりといますね! 実際、ケルンはこの旅で最も日本人を見かけました。いや、単にちょうど夏休みシーズンだからかもしれない。
それにしても、この国旗の絵を描いた人は頭がいいなあと思います。自然と観光客からチップを集める方法を確立しているわけですから。
これなら大して絵がうまくなくても、芸が披露できなくてもいい。
気を取り直して3軒目「Gaffel」(ガッフェル)。
↑ガッフェルアムドム。ひときわ賑わってました。
↑ガッフェルケルシュ! これもなかなか有名なケルシュです。味は……アサヒビール!?
キリッとした味で、苦味が残る。
利きビールでアサヒの隣に並べられたら、分からないかもしれないです。日本のビールもドイツで活躍できるかもしれませんね。
↑ここで食べたのはアンズタケの料理。ドイツで人気のキノコらしいです。スープにも入っていました。うまみのあるキノコで、個人的には好きです。
ケルンの夜景を見よう
4軒目に行く前に、酔い覚ましに夜景を見に行ってみます!
↑おお、なんかライトアップされてる。
↑ホーエンツォレルン橋。ハンガリー、チェコ、ドレスデンに劣らない見事な夜景!
↑橋脚をくぐって反対から。
↑愛の南京錠。愛を誓ったカップルが、橋に錠をかけます。ブダペストでも見かけましたが、量が段違い(笑)
ケルン大聖堂側の対岸から、「ケルン・トライアングル・パノラマ」という展望台に登って、夜のケルンを一望してみました!
すごい。まるで夢の国だ。
23時近くなっても、まるで眠らず、輝き続けるケルン。
ケルンの夜は続く……
ライトアップされたケルン大聖堂。
賑やかな街のランドマーク。
23時を過ぎても広場には人が絶えません。
ケルンに来て気づいたのは、とにかく若い声が多いんですよね。ドレスデンやミュンヘンは、もっと年齢層が高めでした。
ケルンでは、歴史のあるビアホールも、サッカー中継がかかっていたり、看板がネオンで光っていたりと近代的でしたし、どうもこれまで訪れてきた街とは印象が違います。
ケルン1日目最後のはしご酒は「päffgen」(ペフゲン)。
外国に輸出されておらず、ケルンでしか味わうことのできない、超希少ケルシュです。
↑ペフゲンケルシュ。お味は、ハーブっぽい香りと食感。飲みやすいけれど、不思議な後味が残りました。
このあとホテルに戻りましたが、間もなく25時になるというのに、まだ広場の方から喧騒が聞こえてきて、ホテルの部屋がうるさいうるさい(笑)
僕は音が気にならない人なので、すぐ眠れましたが、ケルンで目抜き通りの近くにホテルを取るのは要注意です。
朝は大聖堂へ
翌朝はケルン大聖堂内部へ。
↑聖人に囲まれたエントランスをくぐると……
↑巨大な聖堂の内部が現れました。建設に600年以上かかっただけあって、どこまでも壮大。すさまじい建築です。
↑1ユーロ払って、ロウソクに火を灯します。
↑仏教のお賽銭に少し仕組みが似てる?
↑日曜日なのでミサが開かれており、聖堂の奥には進めませんでした。
ルートヴィヒ美術館
少し時間が余ったので、20世紀の世界各地の芸術を集めたルートヴィヒ美術館へ。
↑建物の写真を撮り忘れたのでスクショで(笑) 大聖堂の目の前です。
有名なアーティストの作品もあれば、ドイツ国内のアーティストもたくさん展示されていて、数日は見られそうなボリューム。
↑パウル・クレー
↑ピエト・モンドリアン
↑マルセル・デュシャン
↑ルネ・マグリット
↑パブロ・ピカソ。これがすごく面白くて、
↑お母さんの目鼻立ちはめっちゃ適当なのに、、
↑子どもはなんかリアル(笑)
↑アンディー・ウォーホルもありました! これは有名ですね。よく見る。
ドイツ最後の日なので、もう一杯
これからベルギーに発ってしまうので、念のため、もう一杯だけやっておきます。
↑5軒目「PETERS」(ペーターズ)。
↑ペーターズケルシュ。ごくごく飲めるけど、後から苦味がついてくる。
もう一杯……
↑ドムケルシュ。こちらは苦味が先に来て、後からふわっと消える感じ。ケルシュは、種類によって味がぜんぜん違います。
さすがにそろそろやめとこう
これにてドイツ終了です。
ドイツはビール好きにはたまらない国でしたね!!
お次はベルギーです。
残念ながら(笑)ベルギーもビール大国ですので、いっさい不自由いたしません。
ベルギーは二度目の来訪。
楽しみです。
p.s.
ジャコメッティ大好きです。
彼の彫刻は、人間が細く長くなります。
↑鼻の長さがピノキオをこえた!
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