小林信彦著「日本の喜劇人」が今年新たに加筆改稿されて出版されたことは大変貴重でありよろばしいことだ。
小林信彦さんのライフワークとも言える「決定版・日本の喜劇人」が刊行された。
本書は1972年に晶文社から刊行され、「芸と芸人を描いて初めて批評の域にまで達した」と評されて現代の古典となった。その後も、晶文社版定本、新潮文庫版、新潮社版定本と、50年にわたって改版されてきた。
内容は、戦前のロッパ、エノケンから森繁、渥美、植木、伊東四朗らを経て志村けん、大泉洋に至る喜劇人の系譜を明らかにしている(以上、新潮社のサイトより抜粋)。
私は新潮文庫版を持っている。冒頭にこんなこと