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初めて海外で年を越した話②

年越し話の続きです。

前回はこちら

無事に目的地に到着し、
実際に確保する場所を吟味しながら公園内を散策しました。

時間が早すぎて殆ど人がおらず逆にどこが良い場所なのか困惑。

そんな中、
展望台のような所に既に2組確保している場所を発見。

きっと良い場所なのだろうと思い、
すかさず私たちもその場所に向かい
ブルーシートを広げ場所を確保しました。
展望台の最前だったので見晴らし最高です。

場所を確保出来たは良いもののそこから約16時間耐久レースです。

そして何より確保した場所が芝生でもなんでもなく、
鉄の網のような床だったので尻がマジで痛かったです。

後発組に毛布でもなんでもクッション代わりになるものを
用意してきてもらいました。

待機し始めて2時間ほど経ったあたりから、
段々と人が集まり始めてきました。

中にはブルーシートだけでは無く、
テントを張るグループもちらほら。
なんなら隣と後ろのグループがテント。

良くも悪くもノンセキュリティです。

待機している途中、
市内のキャパあり人気スポットに待機している友人に連絡を取ると
開場して早い時間帯からゲートを締め始めている場所もあるとのことで
ここの場所にして本当に良かったです。

花火やイベントを近場で感じたい人にはどうかは分かりませんが、
途中合流が出来ることも含め私には最高の場所でした。


3時間程経った辺りからほかの友人たちもちらほら集まり始め、
皆でピザ食べたりUNOしたり(久々のUNOめっちゃ楽しい)
楽しみながら時間を過ごします。

Sydney New Years Eveでは年越しの瞬間の花火は勿論、
年越し前にもいくつかイベントがあったので紹介。


・7.30pm:Smoking Ceremony

マジで分からなかった

イベント最初の催し物ということで
カメラを回しながらワクワク待機しましたが
全く何が起きたか分からず終了。

恐らく運動会当日の朝に打ち上げる煙だけの花火の様な感じでしょうか。

・8.30pm:Pylon projections and lighting effects

橋のふもとにやんわり見える

ハーバーブリッジやオペラハウスで行う
プロジェクションマッピング的な何かだったと思います。

私たちは遠くからの観覧だったので、
こちらも何が起きているかほとんど分からず。

橋のふもとで行われているのが少し見れました。

・9pm:Calling Country fireworks

9時になり辺りも完全に暗くなった頃、
年越し前に行われる花火です。
(8時頃まではまだまだ明るい)

最初はメインの花火では無いので舐めていましたが。
正直なところ。

少し泣きました。


30歳感涙花火

なんでかは分かりませんが
30歳、感動してしまいました。

今年は特に色々あったなぁ と
走馬灯のように良い事も辛かった時期の事も思い出し
そして何故か大晦日にシドニーで花火を観ている。
その状況に感慨深くなってしまい

あ、生きてて良かったわ。

純粋にそう思いました。

花火自体は8分ほどで終了しました。

・9.15pm:Sydney Harbour Lights

会場にやんわり見えるヤン車みたいなそれ

海上で電飾が施された船が渡ったり、
陸上のライトアップやらそんな感じでした。

某夢の国のパレードの小規模版です。


9時の花火あたりから
朝の閑散とした状況からは考えられないほど
混雑し始めました。

最初は私たちの様な海外から来ている方たちが殆どでしたが、
花火が始まる頃から現地オージー達も集まり始めます。

むしろ現地に暮らす人からすると
良くあんな混雑するところに朝からわざわざ行くね
と言った様な感じでした。

トイレに行って帰ってくるので一苦労。
混雑する前は行き帰り10分あれば余裕でしたが
催し物30分前に出てもギリギリな感じです。
そもそもトイレも大混雑。

人が居なさ過ぎて不安になっていた頃が懐かしいです。

その後も友人たちと話しながら年越しのタイミングを待ちます。


そしてついに年越し本番。


・Midnight:Fireworks


橋のふもともプロジェクションマッピングで
カウントダウンが始まり

周りの観客と一緒に大声でカウントダウン。

3!2!1! Happy New Year!!!!!

一斉に花火が上がり始めます。
先ほどの花火も良かったですが、
格段にスケールが違いました。

日本の花火の様な趣があるような上げ方ではなく、
それはもうこれでもかというほどドンドコドンドコ。

風も吹いていたので
煙が留まって見えにくい状況になる訳ではないのですが、
間髪無しに上げまくるため風も追いつかないほど煙が。

煙マシマシ最高花火

とは言え約13分間の間、
そのスケールに圧倒されながらあっという間に花火が終わりました。

あ~生きててよかったなぁ(2回目)

日本で家族や友人と過ごせない年越しに少し寂しさを感じていましたが、
そんなもんぶっ飛んで行くほど良かったです。


終わった瞬間、皆さん一斉に帰り始めます。
私たちは最前で観ていて急いでも出られないので
ご飯を食べたり記念撮影をしたりゆっくり片づけをしながら
1時間後くらいに会場を出ました。

電車で帰る友人も居たので駅まで送ると、
その時間帯でも大混雑。(市内はもっと凄かったそう)

私たちは終バスも終わっており、
タクシーか歩きかしか選択肢がありません。

Uberで呼んでみるものの案の定捕まらず。
流しのタクシーに声を掛け行き先を伝えても
車で行くには近くお金にならないため全て断られました。

泣く泣く徒歩で1時間半掛けて帰宅。
途中から雨も降り始め重いUberバッグを背負いながら歩く年明けは
なかなかハードでしたがいい思い出になりそうです。


長くなりましたがこれにて年越し話は終わりです。

初めての海外での年越しでしたが、
とても充実し一生の思い出となる年越しが出来ました。

Shunsuke.

年明けから様々な事が起きていますが、
今年一年皆さんが穏やかな日々を過ごせますように。

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