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「再定義せよ。」


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では、本題。


ルトガー・ブレグマン著・「隷属なき道  AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働」を再読した。

オランダの若き歴史家兼ジャーナリストが書いたこの本は、データが豊富で現代を的確に分析していてかなり勉強になる。

29歳にしてここまで情報量ある本を書けるのはマジで天才。


産業革命以来、人類の労働時間は減り続け、ケインズは「2030年までに労働時間は週15時間になる」と予測した。

だけど80年代以降、労働時間の減少は止まり逆に上昇した国もある。

労働生産性は80年代以降、上昇してはいるけど労働者の賃金は下がり貧富の差が拡大している。

そんな現代を救う方法が、ベーシックインカム、一日三時間労働、国境線の解放だと著者は言う。


以上がこの本の要約。

もちろん現在を救う方法は、著者の妄想でも願望でもなくそれが良いとデータ・歴史がある。


たとえば、ベーシックインカム。

貧乏人はお金の使い方が下手だから、ベーシックインカムを実施しタダでお金を配ったところでムダ。人をだらけさせるだけ。

そんなイメージを持っている人は多いんじゃないだろうか。

だけど、それはほんとにただイメージで語っているだけだ。

今まで世界各地で行われた研究により、ベーシックインカムは機能されていると証明されている。

お金を配られた貧しい人は、ムダ遣いせず、自分が必要なものをしっかり理解してそれに充てていたんだ。

消費量が減った一群の商品が、アルコールとタバコだったという調査結果も出ている。

じゃあなんで、ベーシックインカムは本格的に実施されないか?は本を読んでね。笑

とにかく著者の主張は現代では行われていないだけで、非現実的ではないということ。



俺はこの本を読んで、著者の主張とは関係なしに今からでもライフスタイルの「再定義」をしないといけないなと思った。

というのも、これからもどんどんテクノロジーが発達して生活や仕事がかわっていくからだ。

著者ほど将来を予測できないけど、おそらくそれくらいは感じている人は多いんじゃないかな。

たとえば、

電子マネーは今は当たり前になったし、車の自動運転技術も進んでいる。

コミュニティの時代といわれているように、家族・職場・学校とは違う人間関係をつくれるようになった。

最近だと、SDGsとかサスティナブルが話題だから今後は環境を考える機会がもっと増えるだろう。

こんな感じで明らかに今までとは違う流れが来ている。

だから「再定義」が必要なんだ。

それは働き方の「再定義」でもあるし、生き方の「再定義」でもある。

自分は何をしたいのか?何を学びたいのか?
そのために何をすべきなのか?


このあたりの根本からもう一回しっかりと考えて行動をしていくんだ。



とくに日本は島国だから物理的に閉鎖的になるどころか、ネットを通じた情報空間でも閉鎖的になりがちだ。


だから世界的なトレンドの流れにも遅れないように、世界情勢も踏まえていかないといけない。


時代が変われば人々のライフスタイルは当然変わるんだ。



変化の波にいる今、ライフスタイルを「再定義」せよ。


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