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”相談”と”共感”の意味を間違えないこと

おはようございます。

池田諭史です。

今回は会話について『相談』と『共感』の意味をはき違えていないかなと思う出来事がありましたのでお話させていただきます。

先日、女性の友人Yさんと話していた時のことです。
Yさんは別の日に友達Bさんから結婚について相談があるというので、力になれればと思い話を聞きにいったそうです。
その結果、イライラするだけで終わったとのことでした。

Yさんはご結婚されていますが、ご自身でバリバリ仕事も家庭も両立させる方でいろんな女性から相談を受けることが多い方。
その人が僕に愚痴るほどぐったりしていたのは珍しかったので、会話の中身をお伺いしてなるほどと思うことがありました。

1.相談とは名ばかりの会話

アラフォーに近いアラサーになり結婚したいと焦る友達Bさん。
出会いが欲しいとのことでどうやったら素敵な男性と出会えるかをYさんに”相談”をしにきました。
Yさんは経験を元にアドバイスを送りました。
・男性ウケが良いファッション、メイクを意識する。
・学歴、職業、年収は結婚したいならあまり気にしない。
・年齢も融通が利く範囲で探す。
・今の時代、自分から積極的にいったほうがいい。
・出会いがないなら男性が多くいそうな趣味を持ち、サークル等にいく

するとBさんから返ってきた言葉は
・今の自分を受け入れる人じゃないと困る。
・年上も40歳越えは嫌、2~3個上の年齢、同い年、年下がいい。
・結婚するなら、年収は必須。
・不細工は嫌、普通の顔以上がいい。
・学歴や職業もある程度私と釣り合うレベルでないと嫌だ。
・私からは嫌、消極的な男性に魅力を感じない、男性から来て欲しい。

思わずカチンときそうになったが、Yさんは冷静に今の私だと力になれないとだけBさんに伝えたとのこと。

この話を聞いて相談を受けている側が苦労するのはよくわかる。
なぜかと言いますと、上記のやり取りは”相談”ではなく、Bさん自身のことを”共感”してほしいだけの時間になっているからです。

女性同士だとよくあるとのことです。

2.相談と共感、それぞれの意味

辞典を引くと『相談』とは、どうすればよいかなどについて、意見を述べ合ったり、意見を述べてもらったりして考えること。

『共感』とは、他人の考え・主張に、全くそうだと感ずること。その気持。同感すること。
こちらは相手の気持ちに寄り添うのがメインであり、意見を伝えることではありません。

なので相談というなら意見が出るものなので、Yさんは的確に事をしていますがBさんが相談というのに聞く耳をもっていないことに問題があります。

3.相談というなら受け入れる姿勢が大事

Yさん曰く、相談をしに来て、何もしない、変える気がない、反発するのであればそれは相談とは言わないとのこと。

Bさん自身変わる気があったのであれば、まだ強く関わるつもりでしたが、本人が変える気がない為力になれないと伝えやんわりと会話を切り替えて終了。
今の私を受け入れて~という共感を求めていたにすぎないとわかった為。

むしろBさんが最初から悩みを聞いて欲しい、愚痴りたいというならまだ1での会話のやり取りは成立します、その場合共感を求めているとわかるからです。

あくまで相談をしにきたのであればアドバイスをしてくださる人の時間を使っていることの自覚を持つこと。
相手によくなって欲しいためにもしかしたら嫌われるかもしれないと思うけど親身になって伝えてくれていますので、聞く側の姿勢がとても大事なのです。

あなたにとって欲しい結果があるのであれば、受け入れるのがまず大事。
納得できるアドバイスもあれば当然納得ができないアドバイスも多々あります。
ただそれが結果を出している人との差なので、納得できなくても行動に移すことが相談を受けてくれた方への礼儀です。

もしそれでも嫌なら自分で全部解決したらいい。
誰も止めません。
わざわざ相談をしにいかないほうが相手の為になります。

さいごに

相談なら相談、それ以外ならそれ以外とちゃんと伝えることがコミュニケーションを円滑にするコツにもなります。

相談というならアドバイスを受け入れることが大事です。
ただ話を聞いて共感して欲しいなら、決して相談という言葉は使わないほうが良いと思います。
自分も気をつけようと肝に銘じます。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。

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