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2023年12月の記事一覧
書評:『イスラーム文化』井筒俊彦
①紹介
東洋哲学の碩学で、イスラム教の聖典『コーラン』を最初に日本語に訳した井筒俊彦の『イスラーム文化-その根柢にあるもの』(岩波文庫、1991年)を紹介します。(あれ、イスラム?イスラーム?ここの違いは後で調べましょう)彼は研究のためにおよそ30ヶ国語を操ったとか。イスラームをイスラームたらしめているものは何か?アッラーと契約を結んだムスリムの知られざる生き方に迫ります。
②考察
・「誰で
書評:『定本 想像の共同体』B.アンダーソン
①紹介
アメリカの政治学者ベネディクト・アンダーソンによる『定本 想像の共同体-ナショナリズムの起源と流行』(白石隆、白石さや訳、書籍工房早川、2007年)を紹介します。なぜ人は国家に属するのか?国民を国民たらしめるものは一体何か?それらのヒントは私たちが普段何気なく頭の中で行なっているアレにありました。
②考察
・「国民は〔イメージとして心の中に〕想像されたものである」
→心に思い描いたも