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ビジネススキルアップ術・原石の磨き方

学びなくして、成功なし。

己を磨き上げることこそ、ビジネスで勝つ道なり。

ビジネスの世界で勝ち抜くための

スキルアップ術を紹介しています。

■人を喜ばせる練習をする。

ビジネスを成功させる秘訣。
それは、「人を喜ばせる!」ことに尽きます。

相手を思いやり、楽しいことを提案し、
笑顔にしてあげること。

そうすれば、喜んで対価を払っていただけます。

どう売り込むかを考えるのではなく、
どうすれば喜ばせることができるのかを
第一に考えることが重要です。

その訓練方法をお教えします。

まず、あなたの身のまわりの人を思い浮かべてください。
誰でも構いません。

最初は、大切な人、
奥さま、旦那さま、彼女、彼氏がいいでしょう。

その人を喜ばせるためのプレゼントを考えます。
買い物をする場所は、100円ショップです。

その理由は、
安くて楽しいモノを売っていることと、
安くても喜ばれるような
アイデア・工夫をする訓練になるからです。

「100円のモノなんてダメだよ」
という意識を捨てることが大切なのです。

100円のモノでも、喜んでもらえるように考えるのが、
この訓練の目的です。

合計金額は、1000円。

10個買って、お店のビニール袋のまま渡すのか、
それとも、200円分をパッケージやラッピングに
使うのかは自由です。

相手がどう反応するのかを想像しながら、
考えてください。

たった100円でも、
お洒落なモノ、楽しいモノはたくさんあります。

食品を置いているお店もあります。

たとえば、
可愛いデザインの紙製の箱(100円)に、
小さなぬいぐるみ、
もしくは置き物をひとつ(100円)、
ネイルケアの道具2点(200円)、
マニキュア3点(300円)、
封筒(100円)と便箋(100円)を入れ、
リボンつきのギフトバッグ(100円)に入れて、
若い女性にプレゼントすれば、
中の封筒と便箋を使った、
手紙が届くことになります。

プレゼントする相手を替えて練習すれば、
ビジネスターゲットを喜ばせる方法が
わかるようになります。

■名刺にひと工夫をする。

あなたの名刺を取り出してください。

お洒落ですか? 派手ですか?
何か仕掛けがありますか? 印象に残りますか?

どれにも当てはまらない?

それは、会社で配られた、ごく一般的な名刺だからです。
近くの印刷屋さんに頼んだ、お決まりの名刺だからです。

あなたは、名刺の“大きな力”を知らないようです。

名刺が人と違っているという、ただそれだけのことで、
ビジネスチャンスが広がるのです。

初めて会った方とは、まずは名刺交換ですよね。
だいたいは肩書きと名前を見て、終わりです。

これでは、非常にもったいない。

名刺にひと工夫があれば、
そこから会話も生まれ、相手とさらに接近できるのです。

こんな大きなチャンスを逃すのですか。
たった1枚の名刺でいいのですよ。

■稼ぐためには、文章力をつける。

いまビジネスの世界では、文章力が重要視されています。

どれだけ優れた商品・サービスであっても、
それをアピールするための文章がヘタでは、
まったく売れません。

ビジネスマンの場合、
報告書・レポート・企画書においても、
その文章力(表現力)が稚拙では、
上司からの評価は確実に下がります。

ビジネスの世界では、もっと大切なことがあります。

アイデアをカタチにすることです。

アイデアは誰でも出せます。
しかし、それを企画として
カタチづくることができなければ、
誰も見てくれません。評価されません。

そのためにも、文章力を身につける必要があるのです。

■学ぶためには、人に教える。

手に職をつけたい。技術をマスターしたい。
資格を取りたい。

そんな夢を実現させるためには、
さまざまな方法があります。

専門学校に通う。通信教育を受ける。
ネットで学ぶ。書籍で独学。

しかし、これらの勉強法に、
“ある方法”をプラスすると、
学習効果が格段にアップすることをご存知ですか。

それは、「先生」になることです。

いま自分が勉強している分野を、
別の人に教える立場になるのです。

「勉強中の身なのに、そんなことできるわけないよ」
と思いますか。

教壇に立ったり、セミナー講師になるのは、
もちろん無理なことですが、
メールマガジンやブログなら、どうでしょう。

自分が学んだことをまとめて、
情報として発信するのです。

これも立派な「先生」です。

読む人にとっては、充分に役立つ情報なのですから。

人に教えるために、情報をまとめたり、
文章にしたりすることは、
自分の復習にもなります。

新しい情報を発信するためにも、
次々に勉強しなければいけません。

これで、自分を追い込むのです。

時に質問があれば、的確に答えるために
詳しく調べることも必要になってきます。

勉強を怠けている暇さえ無くなるのです。

これが、学習目標を達成するための近道なのです。

■文章で売り上げをアップさせる。

どうすれば、商品・サービスが売れるようになるのか?

誰もが悩む問題です。
しかし、その答えはありません。

それは、売る立場でしかものを考えていないからです。

一方的に押しつけられたものを、
お客さまが買いたいと思うでしょうか。

どれだけ、高機能・高性能・高品質でも、
それがお客さまにとって魅力がなければ、
欲しいとは思わないのです。

つまり、お客さまが“欲しい”“買いたい”と
思うような売り方を考えなければいけないのです。

お客さま目線です。

『どうすれば、お客さまが買いたくなるのか』

これを考えれば、売れる文章が書けるようになります。

商品・サービスの良いところをアピールするのは、
小手先のテクニックです。

お客さまにとって、
どんな魅力があるのかを書くことが、
最強の方程式だと言えます。

■経済を見抜く“視力UP”に「週刊ダイヤモンド」。

ビジネスのためには、
読んでおいた方が良い雑誌、というものがあります。

数ある雑誌の中でも、
書店で一番売れている情報誌が「週刊ダイヤモンド」。

情報誌には、流行のモノを紹介しているだけのものや
見せかけだけの急成長企業を
取り上げているものが多いのですが、
やはり「週刊ダイヤモンド」は違います。

儲け話・流行話ではなく、
社会の本質を語っています。

読んで損はありません。

ビジネスを成功させる決め手は、
時代に流されず、流行に踊らされずに、
自分の信ずる道を行くことです。

そのためには、
世の中が、本当に求めているものは何なのかを
見抜く“視力”が必要なのです。

まず、この雑誌から始めてください。

■ノーリスクで、ビジネスの予行演習を。

ビジネスの本質を学ぶためには、
まずはモノを売ってみることです。

仕入れたモノを売って、その代金を受け取る。
これが、基本です。

売れそうなモノを探し出し、価格を決め、
売る場所を作り、陳列し、宣伝することで、
お客さまを呼び込みます。

このような、モノを売る商売の流れを
ひと通り学習することが、ビジネスの第一歩なのです。

サラリーマンの中には、そんな基本も知らずに、
「俺はビジネスの第一線で活躍している」と
思い込んでいる勘違い男がいます。

商品がどのように作られ、どんな経路で流れ、
どんな売り方をされているのかも知らずに、
見せかけだけの派手なプロモーションを企画して、
自分の力で成功したと思い込んでいます。

関わっている人すべての力があってこそ、
成功したのだということが、わかっていません。

作る人の苦労、仕入れる人の難しさ、運ぶ人の大変さ、
売る人の気遣いなど、すべてを知らなければ、
本当のビジネスを起こすことなどできません。

まずは、サイドビジネスで
シミュレーションすることをお奨めします。

独立・起業するにしても、
サラリーマンで成功を目指すにしても、
予行演習することが勉強になりますし、
自信にも繋がります。

■ネット無くして、マーケティングは語れず。

業績を上げたい。売り上げをアップさせたい。

そのためには、既存客へのアプローチを増やし、
購買単価を上げる必要があります。

それは、新規客の開拓よりも、
その方が数字を上げやすいからです。

平たく言えば、お得意さまをもっと大切にすれば、
もっと買っていただけるということです。

しかし、これだけ不況が続くと、
お得意さまも厳しい状況になっています。

そこで「新規客を開拓しなければ……」となるのですが、
従来通りの営業方法では、どれだけ汗を流そうとも、
数字は上がりません。

さらに営業地域を拡大して、
対象となる見込客の絶対数を増やさなければいけません。

従来の地域では、目新しい存在でもないので、
アプローチの方法を変えたところで、
あまり興味を持ってくれません。

ところが、これまでまったく馴染みの無かった地域なら、
新参者として注目を集めることはできます。

アプローチの方法によっては、
集客増大の可能性は高くなります。

では、隣の地域を開拓する?

いいえ、いつまでも足で稼ぐ営業は通用しません。

言うまでも無く、ビジネスにはインターネットの活用が
欠かせなくなってきています。

ネットを使えば、新規に営業拠点を作る必要もなく、
日本全国にアプローチできるのです。

もっと言えば、世界を相手にすることも可能です。

これほど便利なツールを使わない手はありません。

ところが、ネットの利用は広がってはいるものの、
誰も見ないサイトを作ったり、
連絡用のメールを使うだけ。
まさに、「利用」しているのみ。

ネットの価値は、そんなものではありません。
無限の可能性を見逃してはいけません。

「でも、どうすればいいのか」がわからない?

まずは、「ネットでできること」を学習してみましょう。

使いこなしている企業の事例などを見ていると、
驚きの連続です。

「!!!!!!!!!」
と、なるほど! がいっぱいです。

■他業種のことを勉強する。

「ネオン街モノ」と呼ばれる漫画をご存じでしょうか。

「女帝」「夜王」「嬢王」など、
水商売の裏側を描いた漫画が大ヒットしました。

そこには、水商売だけでなく、
政界や経済界の生々しい話も登場し、
漫画と言えども、非常に勉強になります。

商売人やビジネスマンは、
自分の業界の情報には詳しいものですが、
一歩外に出ると、何も知らないことがあります。

そのことに早く気づかない人は、
世の中の流れも読めず、
ビジネスの世界から転げ落ちてしまいます。

私は、業界の流れなど、
知らなくてもいいくらいだと思っています。

常識に囚われないためにも、その方がいいのです。

逆に、もっと他業種のことを勉強した方が、
役に立ちます。

“知らないことを知る”

これが勉強です。

■アイデアは、知らない世界に眠っている。

商品企画、販促企画、広告企画……
アイデアを出さなければいけない時、
あなたはどこからヒントを得ていますか?

関連する書籍、雑誌、資料などをめくってみますよね。

それとも、白紙を広げて、
思いついたことを書き込んでいきますか。

どちらも正しい方法なのですが、
これでは、飛び抜けて優れたアイデアを
出すことはできません。

関連する資料では、業界の情報にしか過ぎず、
それ以上の発想の飛躍は望めません。

白紙への書き込みは、
アイデアをまとめることには役立ちますが、
あなたの頭の中にある情報以上のものは、
出てきません。

ならば、優れたアイデアを出すためには、
何をすればいいのでしょうか。

チャラチャラと遊んでいるように見える人間ほど、
アイデアマンであることが多いものです。

あなたのまわりにもいるはずです。
いつ、どこで勉強しているのか、
と思うかもしれませんが、
学習という意味での勉強はしていません。

いろんなものに興味を持ち、
すぐに頭を突っ込み、
経験として積み重ねていることで、
それが知識になって、蓄積されているのです。

遊んでいるように見えて、実はそれが勉強になり、
発想が豊かになっているのです。

ビジネスマンは、遊び人である方が良いのです。

といっても、遊び人になるにも才能は必要です。
性格にもよるので、
誰もがなれるわけではありません。

なれない人のために、良い方法があります。

さまざまな分野の知識だけを頭に入れておくのです。

「そんな上っ面だけを知っていても…」
と思うかもしれませんが、
その道のプロになるわけではないので、
それで充分です。

たとえば、茶道の流派のことを知っていますか?

ネジだけを作っている町工場のことを知っていますか?

まったく知りませんよね。
世の中は、知らない世界ばかりなのです。

こうした、一見自分とは関係ないような世界のことを
知っているかどうかが、大切なのです。

自分のいる世界では常識でも、
違う世界では非常識だったり、
考え方がまったく逆だったり、
思わぬヒントに出逢えることがあるのです。

だから、知識だけでも頭に入れておく方が、
役に立つのです。

そこでお奨めするのは、もっとも簡単な方法。

『知らない世界の本を読む』

これだけのことで、
あなたの視野はとんでもない広がりを
見せることでしょう。

興味があろうと無かろうと、
とにかく知らない世界の本を読みます。

必ず、驚きがあります。

新刊本を買う必要はありません。
リサイクルブックでいいのです。

安いものをたくさん読むことをお奨めします。

■日常にマーケティング思考を。

マーケティングとは何か?

米国マーケティング協会の定義では、

「個人および組織の目標を満足させる交換を
 創造するため、アイデア、財、
 サービスの概念形成(コンセプト)、価格、
 プロモーション、流通を計画・実行する過程である」

となっています。

簡単に言うと、
「モノを売るための顧客の創り方」
だと私は捉えています。

ビジネスを成功させるためには、
不可欠な考え方です。

モノを売るためには、
まずは市場と顧客を明確にし、
そのニーズやウォンツを捉えることから始まります。

次に、その要望に応えるための
商品・サービスを創り出し、
どのような提供方法で、
顧客を満足させるのかを考えなければなりません。

これが、マーケティングなのです。

作りたいモノを作る。売りたいモノを売る。

そこには、マーケティングは存在しません。

誰のために、何の目的で、どのように売るのかを
常に考えていなければ、モノは売れないのです。

日頃から、このマーケティング的な思考で、
モノごとを捉えるように習慣づけておく必要があります。

世の中の商品・サービスを見て、
その狙いやターゲット、販売方法を
観察・分析するクセをつけておくべきです。

■映像の無い情報は、創造力を高める。

ラジオ、聴いていますか?

最近は、聴く人が少なくなっています。

テレビのチャンネル数の増加、インターネット、
DVDなどによって、映像中心の生活になっています。

映像に慣れてしまうと、
ラジオなどの音だけのメディアでは、
もの足りなく感じます。

仕事中、運転中、家事中の
“ながら聴取”の人が多いだけではないでしょうか。

しかし、音だけの情報は、創造力を高めるのです。

実際はどうであれ、聴いたことをもとに、
自分の過去の情報から組み立て、
脳で勝手に映像化して、
“面白い”“楽しい”“悲しい”
を創り上げているのです。

同じ内容を聴いていても、聴く人によって、
すべてオリジナルの情報として、捉えられるのです。

映像があると、
その情報はそれ以上でもそれ以下でもなく、
固定化されたまま記憶されてしまいます。

これでは、創造力は育ちません。

音だけ聴いて、映像を思い描くようにすれば、
脳も活性化されて、創造力も養うことができます。

話は変わりますが、ラジオの番組は、
世代別の指向を知るには最適なメディアなのです。

朝の早い時間帯は、車で聞く男性。
少し後には、家事をしながら聞く主婦。
昼間は、のんびり音楽を聞く高齢者。
夕方からは、食事の支度をする主婦。
深夜になると、トラック運転手が聴いています。

それぞれの時間帯にラジオを聴いてみると、
その聴取者世代で流行っていることや、
悩み事などを知ることができます。

私も昔はよく深夜ラジオを聴いていました。
しかも、3時頃から。

長距離トラックの運転手が聴く番組です。

自分とはまったく違う世界のことがわかり、
面白かったですね。
トラック運転手が身近な存在に感じました。

いまでも、たまにラジオを聴くと、
新鮮で刺激を受けます。

音楽を聴くのも良いのですが、
たまにはラジオを聴いてみませんか。

■衣・食・住を学ぶなら、リゾートへ。

リゾート地でアルバイトをしてみませんか?

いきなり、そう言われても、
「学生みたいなことはできないよ!」

ですよね。

しかし、私は本気で言っています。

リゾート地で働けば、
人間の行動学・心理学が学べるのです。

人にとって欠くことのできない、
「衣」「食」「住」のすべてを学べるのが、
リゾートなのです。

海、山、高原、温泉、スキー場などへ来るお客さまは、
お洒落をしています。
毎日着替えて、まるでファッションショー。

見ていると、
年齢別のファッション、流行を知ることができます。

TPOに合わせた着こなしを観察することもできます。

次に、お客さまの「食」の好みも、
年齢別、性別で知ることができます。

流行りの食材や調理法もわかります。

どのように提供すれば、
お客さまを喜ばせることができるのかも学べます。

そして、宿泊していただく部屋を
使いやすく、快適にするにはどうすればいいのかも
考えなくてはいけません。

キレイに掃除する精神、
ゆったりと寛げる雰囲気づくりなども勉強できるのです。

「衣」「食」「住」のすべてが学べる環境など、
他にはありません。

たかがアルバイトだと思うのは、意識の低い人間です。

リゾートで働く価値は、
とても大きなものだということを知ってください。

もっとも大きな価値は、
お客さまに喜んでいただきたいと思う
『おもてなしの心』が学べることです。

■電車の中吊り広告を見て歩く。

コピーライターを出発点としている私は、
さまざまな勉強をしてきました。

本を読み、文章を書き、あらゆる広告を見て、
その書き方、表現法をマネしてみました。

中でも、特に参考になるのは、
電車の中吊り広告です。
(現在はデジタル化されていますが)

短い文章とビジュアルだけで、
見た人の興味を引き、
来店・来場・購入に繋げなければいけないのです。

作る側からすれば、かなり難しい制作物だと言えます。

だからこそ、その手法が参考になるのです。

コピーライターの世界では、
「中吊り広告で勉強しろ!」というのは、
常識なのですが、表現力だけではなく、
ビジネス全般でも参考になるものだということを
知っておいてください。

キャッチフレーズの作り方を
知ることができるだけではなく、
見た人への興味の持たせ方を学ぶことができるのです。

キャッチフレーズは、
モノを売るためだけのものではなく、
企業全体の思想や事業の主旨、
取り組みをアピールするために制作することもあります。

クライアントを説得する際、
企画内容をひと言で表現するフレーズを作ることは、
内容を早く理解してもらうためにも効果的なのです。

見ためではなく中身が重要だ、といくら言ったところで、
それを伝える表現力が無ければ、
中身まで見てもらうことさえできません。

伝える力。すなわち、文章が書けなければ、
ビジネスの入口に立つこともできないのです。

その勉強のためにも、
中吊り広告を見て歩くことをお奨めします。

電車の全車両を歩いてみてください。

気になったフレーズや表現方法は、
すべてメモしましょう。

もしくは、デジカメや携帯電話で、
写真を撮ってもいいでしょう。

「そんなことは恥ずかしい!」

と思う方は、ビジネスでの成功を諦めてください。

■ひとりの力には限界がある。

目標に向かって、勉強・努力を積み重ね、
苦手なことを克服すべく、一生懸命がむしゃらに。

立派なことですが、
それだけで成功を手にすることはできません。

残念ながら、あなたひとりがどれだけ頑張っても、
たかが知れています。

ひとりの能力には、限界があるのです。

経営センスがあり、行動力があり、
直感力にも優れている。

まわりからそう見られている成功者でも、
自分ひとりの力で勝ち取った成功ではありません。

必ず、その人の周辺には、優れた能力の持ち主がいて、
サポートしています。

自分の苦手な分野をフォローしてくれる人。
右腕となってくれる人。
違う目線でアドバイスをくれる人。
叱ってくれる人。

こうした人材が、まわりにいるかどうかが重要なのです。

失礼ながら、世の中には
ガサツで無学な社長がたくさんいます。

しかし、その人のまわりには、
有能な社員、ブレーンがいるのです。

そんな人脈を作ることができたのは、
その社長の優れたスキルなのです。

■億万長者への道を歩く方法。

億万長者になりたい。

誰もが、無理だろうなぁと思いながらも、
抱いてしまう夢です。

そんなことを本気で言っている人がいたら、
私は「バカか、お前は!」と、
罵ってしまうことでしょう。

億万長者になったら、それで幸せになれるのかと、
問い詰めることでしょう。

幸せになど、なれません。

それは、「お金」を目標にしているからです。

私は、億万長者になることを
否定しているのではありません。

「お金」を目標にすることの愚かさを
知って欲しいだけです。

自分の好きなこと、得意なこと、
憧れていることを目標にして、
その結果が億万長者になるのなら、
それは素晴らしいことだと思います。

目指すのなら、「夢の先の億万長者」です。

まずは、夢をカタチにすることです。

そのために必要なのは、
売り方や儲け方、その技術ではありません。

『考え方』です。

モノごとをどのように捉え、どのように分析し、
どのように消化し、
どうやって新しいカタチへと結びつけていくのか。

この『考え方』が大切なのです。

ここで間違えると、すべてが的外れになります。
時間の無駄になってしまうのです。

短い人生の大切な時間は、有効に使いたいものです。

■同僚とは、飲みに行かない。

東京・新橋。
酔っぱらったサラリーマンの
インタビュー場所として有名です。

会社帰りに同僚と飲みに行くようですが、
テレビに映ったその姿は、
楽しそうで、愛すべきサラリーマンの悲哀を感じます。

しかし、その人たちがビジネスで成功できるか
と問われれば、NOと言わざるを得ません。

毎日のように時間を浪費している人に、
成功はありません。

人生を諦めて、その時楽しければ良い、
と割り切っているのなら、
それを否定することはできません。

しかし、あなたが“一旗揚げたい”
という気概を持っているのなら、
同僚と飲みに行くのはやめましょう。

前向きで、建設的な話など、
一切出てきませんから。

多少出たとしても、会社という小さな世界での話です。

貴重な時間を使うほどのものでもありません。

会社が終わったら、別の世界に浸ってください。

映画館・劇場に通うのも良し。

スポーツクラブで汗を流すのも良し。

セミナーや教室も勉強になります。

お金が無いなら、
アルバイトをするのも良いでしょう。

違う業界の現場を見ることで、
見識も広がります。

そこで稼いだお金を、
さらなる勉強に投資するのも良いことです。

会社から家の間に、
これまでに無かった時間を創り出してください。

たとえ1〜2時間でも、毎日の積み重ねは、
膨大な経験を積んだことと同じになります。

私は昔、毎日のように同僚と飲んで帰り、
貴重な時間を無駄にしてしまったことがあります。

それなりに楽しかったのですが、
何も残りませんでした。

そのことに気づいてから、
飲みに行くのはやめました。

たまに飲みに行く時は、
別の会社の人間と行くようにしていました。
その方が、刺激になりますから。

それからの私は、同僚が飲んでいる時間に、
自宅でアルバイトをするようになっていました。

同僚が帰り、寝る時間には、
本を読むようにしました。

寝る時間さえ削ったのです。

同僚が浪費している時間に、
私はアルバイトで新しい経験を積み、
同僚が寝ている時間に、
本を読み、勉強を続けたのです。

その結果、サラリーマンでありながら、
フリーとしても仕事が増えていったのです。

そして、完全にフリーになることができました。

■自分を変えるのは、小さなキッカケ。

目指す方向がわからない。
気持ちが不安定で、地に足がつかない。
やる気はあるけど、続かない。
自分のことがイヤになる。

……あぁ〜、自分を変えたい!

あなたもそう思っていませんか?

わかります。私もそうでしたから。

やりたいことがたくさんあって、
あれもやって、これもやって、
結局、中途半端に。

しかし、ある言葉と出逢ってから、
私の気持ちは落ち着き、
目指すべき方向がハッキリと見えてきました。

『継続は力なり』

なんとなくは知っていた言葉ですが、
意識したことはなかったのです。

ある本に、この言葉を解説したくだりがあり、
それを呼んだ瞬間、すべてのモヤモヤが
消え去ったのです。

焦らず、力まず、やりたいことを続けていれば、
いつかは必ず、想いが叶うものだ、
と書かれていました。

私は迷いが無くなり、いくつかのやりたいことを
すべて継続することにしたのです。

そして、何年か続けていると、
そのすべてに光が見え始めたのです。

成果が見えなくとも、
とにかく続けようと決めたことが、良かったのです。

私が出逢った言葉は、
人によってはごく平凡な言葉かもしれませんが、
私には大きな力となったのです。

人それぞれ、
感動する言葉、啓発される言葉は違うと思います。

世に知られている、たくさんの名言の中から、
あなたが何かを感じる言葉を探してみてください。

言葉ひとつで、人生を変えることができるのです。

■商売の難しさを実体験する。

世の中には、さまざまなビジネスモデルがあります。

特に最近は、ITを駆使したモデルが急成長し、
IT無くしてビジネスは成り立たないと思えるほどです。

そんな中、情報販売やアフィリエイトで、
楽に稼ぐモデルばかりに注目が集まり、
ビジネスの基本さえわかっていないのに、
安易に手を出す人が増えています。

しっかり勉強した上で、
本気で取り組むのなら良いのですが、
そのノウハウさえ、お金で買おうとします。

売られているノウハウは、
合法的な詐欺の手法ばかりなのに。

これでは、本物のスキルを
身につけることなど、できません。

ビジネスで成功するためには、
基本を学ぶことから始めなければいけません。

それは、「モノを売る」ことです。

獲ったモノ、育てたモノをお金と交換することが、
ビジネスの起源です。商売の始まりなのです。
まずは、ここから勉強すべきです。

あなたの興味のあるモノを売ってみましょう。

フリーマーケットでも、
ネットショップでも構いません。

仕入れから、価格設定、お店づくり、宣伝にいたるまで、
ひと通りのことが学べます。

サイドビジネスでも、趣味的にでも、商売をしてみれば、
基本が身につきます。

#創作大賞2024

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