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医学部受験情報

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記事一覧

医師が教える国立医学部の出願校の選び方|医学部受験ウェブセミナー

<動画>▽そもそも共通テストのボーダー・足切りって何?

共通テストボーダーとは?

共通テストボーダーとは簡単に言うと、「共通テストで○点を取ったら、受験者の半分がその医学部に合格できる」という目安です。

例えば、共通テストボーダーは85%の大学で考えると、85%以上共通テストで得点した受験生の半数以上大学に合格する、という指標となります。

ただし、ボーダーは絶対的な合格可能性を表す数値では

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【速報!】聖マリアンナ医科大学が受験料の返還(平成27~30年度の出願者の多数が対象)

聖マリアンナ医科大学が平成27~30年度の出願者に受験料を返還することを12月10日に発表しました。

(動画で解説しました↓)

▼聖マリアンナ医科大学の不正入試聖マリアンナ医科大学では2、3年ほど前に不正入試がありました。

不正の内容としては性別や年齢での点数調整です。例えば2018年度では現役生の男女で80点差がついています。

しかし、不正入試が指摘されていたものの、なかなか認めることは

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【医学部受験】国公立医学部の人気は低下傾向??

最近、「国公立医学部の人気が低下傾向」というニュースを見かけるようになった方も多いのではないでしょうか。

今日は、国公立医学部の受験者数・偏差値の低下についてのお話をさせていただきます。

まず、前期の志願者数を見てみると最も多かった2012年が2万人で、それ以降は徐々に減少傾向となっており、2020年には1万5千人になりました。
志願者数が減少する一方で合格者数は変わらないため、倍率も徐々に低

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【医学部受験】センター試験ボーダー・足切りについて

今日は国公立の医学部におけるセンターボーダーや足切りというものについてお話しさせていただきます。

センターボーダーについて
受験生の約半分が合格している得点率をその大学のセンターボーダーといいます。
例えば、センターボーダーが90%の学部があったとします。
この大学では、90%をとっている受験生の約半数が合格しているということになります。

センター試験後に出るセンターボーダーは完全に予想です。

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【医学部受験】国公立医学部と私立医学部の難易度の違い

今日は「国公立医学部と私立医学部の難易度の違い」についてお話しさせていただきます。

このテーマは多くの方が質問されますし、世間的にもよく誤解されていることでもあるので、わかりやすく説明させて頂けたらと思います。

まずよく誤解されている点として、「国公立医学部の方が私立医学部よりも難しい」というのは明確な誤りです。

実際にわたしたちの塾の卒業生の中には、私立医学部の複数に不合格になったものの国

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【医学部受験】再受験〜「寛容や不利な大学」は古い情報〜

今日は「医学部の再受験に寛容な大学、あるいは不利な大学があるか」についてお話しさせていただきます。

まず注意点として、医学部の再受験に寛容な大学や、不利な大学に関するネット等の情報は古いものが多いということです。

2018年には、「医学部の不正入試問題」のニュースが話題になりました。

事の発端は東京医科大学での裏口入学問題ですが、調査を進める中で、裏口入学以外にも年齢や性別により得点を調整し

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(重要!!締切は9/20)東京医科大学の不正入試による受験料返還について

H29、H30年の東京医科大学の受験者に対して受験料返還の発表がありました。

・返還の対象者

平成29,30年度の女性or浪人生(H30年は3浪以上)で二次試験に合格しなかった受験生

→例えば一次試験に不合格だった人や、出願だけして一次試験を受験しなかった人も返還の対象者になるため、多くの人が対象になります。

(「消費者機構日本」の資料より引用)

・締め切り:9月20日

→締め切りが迫

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東京女子医科大学についてのご報告。 (在校生にはしっかり説明をして欲しい)

東京女子医科大学についてのご報告です。

・在校生への学費の値上げは行われないこと。

・1年生が留年した場合も、元々の学費が適用されること。

が確認できました。

これで一旦、在校生はひと安心かなあと思います。

ただ、いずれも大学から在校生に十分説明があったのではなく、学生から大学に問い合わせたところ、このような回答が得られたという形になります。

今後も、何か不安なことがあったり不審に思う

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東京女子医科大学の学費の値上げ。受験生や在校生への影響について(1年生が留年したらどうなる?)

昨日、今日と2件メディアの方の取材を受けさせていただきました。

その中で逆にいろいろ教えていただくことも多くとても勉強になっています。

もちろんメディアの方にいただいた情報を勝手に発信するわけにはいかないので、また報道等もされていくと思いますので興味のある方は是非報道やメディアもご覧いただけたらと思います。

さて、取材でも必ず聞かれたことになりますので、東京女子医科大学の学費が6年間で約12

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(昨日の動画の訂正です)東京女子医科大学の学費の値上げについて

東京女子医科大学の学費の値上げについて、昨日のTwitterの投稿およびYouTube動画の内容に訂正がありましたのでお伝えさせていただきます。

・「学費が6年間で約1200万円値上げされる(約3400万→約4600万)」これは公式ホームページに記載されている内容であり、事実です。

・「在校生も学費があがっている」
→事実ではありませんでした。訂正させていただきます。

正しくは、学費ではなく

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(急遽配信)東京女子医科大学の学費が1200万円以上の値上げ、4600万円に。

今日緊急で動画を配信しました。

東京女子医科大学の学費が、公式ホームページで大幅な値上げがされています。

6年間で約1200万ぐらい上がっています。
もともと去年までは6年間約3400万円ぐらいだったのですが、今年は6年間で約4600万円以上になっています。

これまで最も学費が高い医学部は川崎医科大学の約4500-4600万円程度だったので、東京女子医科大学が最も学費が高い医学部になった可能

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医学部の学費と奨学金について

今日は医学部の学費と奨学金についてお話しさせていただこうと思います。

まず学費についてですが、国公立の医学部と私立の医学部で学費は大きく変わります。

国公立医学部の学費国公立の医学部は大学によって少しだけ違ったりもしますがほとんど同じで、6年間の総額が約350万円程度になります。

入学金が28万2千円。年間授業料が535,800円です。6年間の総額で350万円になります。

私立医学部の学費

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【医学部受験】偏差値と模擬試験の判定を正しく理解して活用しよう

今日は医学部受験における偏差値と模擬試験の判定についてお話をさせていただきます。

多くの方が模擬試験を受けた後は模試の成績の偏差値や、模擬試験の各大学の判定(A判定やE判定といった)を意識されるかと思います。

そのため、その偏差値や模試の判定について正しく理解しておくことは大切なことだと思っています。

偏差値は数値ではなく人数で捉えるのがオススメ!まず偏差値についてです。
偏差値50だったり

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